砂原糖子さんのレビュー一覧

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

そうきたか!

実に砂原先生らしい、日常には絶対にありえないけど1度はその視点になって考えたことのある作品で、読み返したくなるようなそんな話でした。

死んだ草也はクラスメートの奏にシフト制で取り憑いては、生前好きだった市来と急接近することに。けれど、市来は元々取り憑いている奏のことが好きで、謎の三角関係が繰り広がっていた。奏の体を借りているのに、自分に好意を向ける市来に罪悪感を感じつつ、期間限定で付き合うこ…

5

小説家先生の犬と春 小説

砂原糖子  笠井あゆみ 

溺愛攻めが好きな方に読んで欲しい

はぁ素敵でした。猫屋敷先生とは正反対の犬明の完璧ぶりがまた違った魅力があってとても面白かったです。

「小説家先生の犬と春」
最初は戸惑いながらも人助けのつもりで受け入れた元カノの弟の春。
その春がずっと作家の犬明に憧れていて初めて会ったのが姉の恋人としてで、好きになった途端に失恋決定とか切なすぎました。更に同じマンションの医師をゲイバーの太客として選んでいた理由もです。

犬明が酔っ…

5

言ノ葉ノ花(下) コミック

三池ろむこ  砂原糖子 

続編早く読みたい!

心の声が聞こえるようになり、人間の表裏を見てしまって病んでしまった余村。

だが、ただ1人その心の声に優しくまた情熱的に想いを伝えてくる長谷部。

最近は心の声が聞こえるBL本が出てたりするので、珍しい話ではないですが…。

この作品の良い所は、声が人に聞こえる事の怯え、声が聞こえるのを知ってしまった狼狽え、これを普通の人が抱く感情を素直に描いてる所だと思います。
誰しも簡単に受け入…

6

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

深く考えせられる名作

コミカライズを読んでから、こちらを拝読させて頂きました。
まず率直な感想……コミックス素晴らしい!
小説を過不足なく描いており、そちらの意味でも感動してしまいました。

肝心の小説ですが、こちらは受けの余村の心の揺れが切なくて、最後の最後ま気を抜くことが出来ませんでした。

ひとの心の『声』が聞こえるようになった余村。
人の悪意ある『声』を聞き、傷付き、「こんな力欲しくなかった」と苦…

1

言ノ葉ノ花(下) コミック

三池ろむこ  砂原糖子 

君の声が聴こえても。余村さんの心の救済はいつの日か。

わーん。これは、この下巻は号泣必至。痛い、心が痛いです。
しかも、読後にハッと気付かされます。何も。何も解決していない事を‼︎
砂原先生は、2人のその後を書くとおっしゃってますが。どうか、どうかこの痛みを救って欲しい。2人の幸せを。余村さんが心から生きている今を幸せに感じられる様になる事を。過去の辛い記憶からの和解と救済を。願って止みません。

余村さんは、自分が人の心が分かってしまうと…

5

言ノ葉ノ花(上) コミック

三池ろむこ  砂原糖子 

思惟とは。常に言語化されているものだろうか。

BLでは 比較的増えている様な気がする、サトリ サトラレ 系である。
余村さんは、童貞でも無いのに突然魔法使いになる、という様なポップなものでは無く。
人の心がザワザワと頭になだれ込んでくるという病の様なもの、にかかる。
昔観た韓国のドラマでは、人の心や時には悪意が強烈な雑音として聴こえてしまうのを避ける為に、主人公の男の子は常にヘッドホンを付けていた。イケメンの彼にはアクセサリーの様にも見…

4

言ノ葉ノ花(下) コミック

三池ろむこ  砂原糖子 

攻めだけがあと一歩!あとは神ってる…!

以下、ネタバレにご注意ください。


攻めの気持ちも分かります。
人の心が読めるなんて、簡単に信じられないですよね。
でもね?

もう少しだけ早く信じてあげてもいいんじゃないかな!!

と個人的にとても思ってしまい、評価を一つ落とそうかな…とも考えました。
ほんと、そこ以外がすごく素晴らしかったがために惜しく感じたのではじめに正直に。
しかしこの下巻では、そんなことはさておき…

6

言ノ葉ノ花(上) コミック

三池ろむこ  砂原糖子 

「心が読める能力」はスリル感がたまらなく良い

「人の心が読める」という設定は、いつ相手にその能力がバレるのかというスリル感がたまらないですね!
まさにそんなスリル感がたっぷりと味わえて、ページめくりが止まらない止まらない。それぐらい、この作品の世界に引き込まれる力が強くてとっても楽しめました。大満足です!

上巻はこの設定が面白くてすぐに読み終えてしまった感覚です。

せつない系のお話ですが、個人的には悲しくてつらいせつなさではなく…

4

言ノ葉ノ花(上) コミック

三池ろむこ  砂原糖子 

この能力、吉とでるか凶とでるか。

原作小説【未読】ドラマCD【既読】

小野大輔×神谷浩史にひかれ、数年前にドラマCDをきいて号泣した作品がコミカライズということでさっそく読みました。
小説を読むのが苦手なのでコミカライズは嬉しい!!

「心の声が聞こえる」という設定がすごく生かされていました。
心の声が聞こえるせいで苦悩する余村と、余村に一途な恋心をむける長谷部。上巻は余村の心の声が聞こえる力についてと、長谷部の余村…

5

小説家先生の犬と春 小説

砂原糖子  笠井あゆみ 

猫屋敷先生のスピンオフ

猫屋敷先生同様、笠井先生なのに着衣の表紙(カラー口絵2枚も95%着衣!)。優しい色合い、穏やかな表情、タイトルの字体、全部好きです、素敵です。内容も表紙に見合って穏やか、アップダウンは控えめに感じたのと、どちらかというと猫屋敷先生のキャラの方が好きだったので、こちらは萌にしました。大人な小説家先生のお話、本編160Pほど+その続き140P超+あとがき。

猫屋敷先生のお話で手をひねってしまった…

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