砂原糖子さんのレビュー一覧

心を半分残したままでいる(2) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

視点と時代がだいぶさかのぼって
マスターの過去。
不愛想でクール。色でたとえれば黒。
そんなマスターとはうってかわっての金髪やさぐれ少年w
キラキラの金髪は現在と印象が真逆。
そんな彼の前に現れたのは、家の隣に引っ越してきたばかりの
わかかりし受。
自ら仲良くなろうと思ったわけではない。
ぐいぐいぐいぐい来られるうちに心を許し、
淡い恋心を抱くようになる。
男同士でなんて些細な…

0

心を半分残したままでいる(1) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

記憶喪失ものです。
3冊あるのわかってたので読み始める腰がおもかったのですが
読み始めたらいっきに読んでしまいました。
最近涙腺ゆるゆるすぎて困ってます( ノД`)シクシク…

さて、視点は受。
出会って、結ばれて、幸せ絶頂期に記憶喪失
っていうのが大概のパターンなのですが
主人公が最初から記憶喪失なところからのスタート。
ふらっと入った喫茶店がすごく好き。
コーヒーが好み。

0

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

えーっ、こんな話だったのか!?

実は話にも出てくる去年からの流行りもの、タピオカってのを自分はまだ食べた事がなかったりする、そんな2020年刊(笑)…いや、あれは飲み物だったけ!?(^_^;)

レーターさん買いってのが第一だったので、DKものって位しか情報がないまま読んだ訳だが、冒頭からして享年を迎えた主人公の話か!?とびびってしまった。
他レビューにもある通り、何てお盆の時期にぴったりなんだ…他の意味でもね。

ク…

2

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

予備知識無く読んで欲しい作品

草也目線で始まるストーリーで、ずっと片想いしてた市来と上手く行き始めて…。

2人の仲が深まって行って嬉しいんですが、これで良いの?って疑問も湧いて来て最後にどんな決着が付くのかとハラハラしながら読みました。

そして誰も不幸になってない、大どんでん返しに安堵しました。

草也の素直さ、奏の不器用さ、市来の寛容さ、それぞれが魅力的でやり取りが面白かったです。

そこにクラスメイトや…

3

恋じゃないみたい 小説

砂原糖子  小鳩めばる 

高校生が一生懸命恋してて、かわいい

「恋じゃないみたい」というタイトルだけど、中身は100%恋、しかも高校生同士のかわいい恋のお話です。
一目惚れして恋だと思ってたけど、話してみたら全然違っていたので恋じゃなかったみたいです……という意味なんですね、タイトルは。

主人公の優(攻め)は、図書室でいつも画集を眺めて深層の令嬢のような風情を漂わせる先輩・雪野(受け)に一目惚れ。
ところがデートしてみたら、深層の令嬢どころか汚部屋…

1

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

読むなら今すぐ!

夏の空気で読みたい一冊です。

ネタバレ無しで読んだ方が絶対にいいので感想だけ。
草也、市来、そして奏。
3人がそれぞれすごく魅力的。
奏は初め、草也が語る形でしか出てこない。それでも草也とのやりとりの端々で奏のことが大好きになっちゃいます。
そしてなんとなくアレなんだか不穏な気配…と思ったら

言えません‼️これ以上は‼️
とにかくネタバレ無い状態で読んだ方がいいです!
でき…

2

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

DKには青が似合う

夏乃あゆみ先生の爽やかなカバーイラストが素敵ですよね〜。

砂原先生のDK、大好きです。告知でなんとなくファンタジー系なのかと想像していたのですが…。

これ、砂原先生の作風をご存知の方なら、いえ、ご存知じゃなくても!ネタバレなし推奨です。いい意味で裏切られます。この時期(お盆)にぴったりなお話でした。

優等生、学生寮、意外に所帯じみたイケメン攻め、DKらしからぬエロ(なんたってエロ…

6

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

思っていたような単純なストーリーではなかった

とても面白かったです。
ファンタジーらしい始まりに、予測不能な展開、途中でひっくり返る世界観。
あっという間に引き込まれました。


落雷で命を落とした高校生・草也。
草也は、クラスメイトで片想いの相手・市来への未練から霊となり、優等生の天沢奏に取り憑きます。
人の良い奏は、隔日で草也へ体を明け渡してくれることに……!

草也目線で進むストーリーです。
優等生の奏とは、かけ離れ…

10

僕が終わってからの話 小説

砂原糖子  夏乃あゆみ 

すごく深みのある素敵なお話だと思う

こちら、不慮の事故で亡くなった高校生が主人公の、切なく優しい片思いものになります。

と、見せかけて実は・・・と言うお話。

もう、オチと言うのが完全に予想外なんですよね。
なんと言うか、根本的な所から読み違えてた。
真相が分かった時、驚きのあまり一瞬呼吸が止まりましたもん。

またこれ、例の彼の真実が分かると、ちょっと切なくもあって。
ただ、同時にすごく優しくてあたたかいお話で…

15

灰とラブストーリー 小説

砂原糖子  穂波ゆきね 

桜島とともに……

鹿児島、すごいな。
桜島って今年の6月までに389回も噴火って……!!

夏は黒や白い服は着れないとか、灰が降り積もるとか、どこの日本よ?!と思ってしまったのだけど、これが鹿児島の日常というところが読み物として面白かったです。
東京出身の受けによる批判混じりの鹿児島生活記録みたいなところが。

灰とともに、桜島とともに生きてるんだなぁと。
コロナが終わったら、鹿児島行ってみたくなりま…

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