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砂原糖子 高城たくみ
久江羽
作者の砂原氏があとがきで言っていますが、『ほのぼのバイオレンス』なお話です。 死んだ先代の息子だからと白羽の矢が立っちゃった奈木蝶也が、うるさい組員に辟易しながらもほだされていっちゃうのが前半の『ほのぼの』部分で、私も何を言いたいのかいまひとつ乗り切らず、モヤモヤとした気分をまといながら「読み始めたんだから終わりまで」といった気分で読んでいました。 奈木が美人なだけでメリハリが無く、枦山尭…
砂原糖子 金ひかる
むつこ
いやはや、面白かったです。 一見クールビューティに見える受けの変人っぷりが楽しくて仕方なかった。それに振り回される攻めが可哀想で可愛くて。 代役として出張ホストすることになった攻め。そこで出会ったのは、情緒の欠片もない美貌の変人。キスも愛撫もないテコキと前立腺マッサージを要求され、すぐさま帰される。色気の欠片もない性欲処理です。 攻めがゲイではないと知った受けは、「ゲイじゃないなら惚れられてトラブ…
砂原糖子 木下けい子
幼馴染みもので再会ものです。焦れったいです。長い長いすれ違いがあります。切ないです。 良作でした。 木下けい子さんの挿し絵、この作品にめっちゃ合ってました。 主役は幼馴染み同士の二人、成明と湊。視点が順番に変わりつつ、ゆっくりじっくり二人に起きる事件や心理変化などが語られてゆきます。 離島を最初に飛び出したのは成明。恋人の湊に「必ず迎えにくる」と約束して、東京へ出る。 でも、それから長い時間が流…
『優しいプライド』を読んだときに、「砂原糖子さん、ホストのシステムとかあんま分かってないんだなぁ」と思ったんですが、今作品を読んで、「おおっ」と思いました。さすがプロの作家さん、取材したんでしょうか、進化してましたw ホストものですが、なぜかお水な空気感がなかった。砂原糖子ワールドは、どんな汚れた世界をもしっとり切なくて優しい空間へと変えてしまう、そんな気がします。もちろんいい意味で。 ふとした…
『夜明けには好きと言って』のスピンオフ作品です。 こっちの作品のほうが好きでした。 『夜明けには~』では、ただのイヤなやつだったチンピラホストが主人公(受け)です。この作品を読んでなかったら、永久にキライなままだったと思いますw 身体中につけてるピアスは、主人公にとっては身を守るためのヨロイ。 攻めは空間プロデューサーをやってる、優しくて懐の深い男だ。やさぐれてトゲだらけの主人公の心に少しずつ入…
砂原糖子 門地かおり
砂原糖子さんの作品は、つくづく癒し系だなァと思います。砂原作品にはコメディタッチのものもあるけど、それよりもしっとりじっくりした小説のほうが向いてると私は思う。 そういう意味でこの小説は、砂原糖子さんらしい作品だと思いました。 主人公は売れっ子のホスト(受け)です。 交通事故にあい、その相手が中学時代の同級生(攻め)で、医者をしている。医者は同居を言い出し、面倒を見てもらうことになる。 真面目な…
砂原糖子
藤棚
商業誌で発表された『ナルシストシリーズ』『ミスター・ロマンチストの恋』 『優しいプライド』の続編を集めた再録本です。 どのお話しも本編で紆余曲折あり、結ばれたカップルのその後なので。 基本的に甘めな雰囲気で、読んでいてニヤニヤ。頬が緩みっぱなしです。 しかし『LOVE>PRIDE』(『優しいプライド』続編)は、 少し痛くて切ない系でしょうか。 ちなみに今回の再録本はナンバー「1…
砂原糖子 影木栄貴
抱かれたい男ナンバーワンのトップアイドル(童貞)と、尊大なマネージャーの恋です。 コミカルでテンポよく進む、心地よいストーリー展開でした。 「言ノ葉ノ花」しか読んでなかったもんで、作風のギャップにちょっと驚きましたけど。 瀬名くん好きです。タイトルそのまんまw 恋愛感情を自覚するまでの焦れったさも好き。エロ要らないぐらいだった。
面白かったー。 「純愛ナルシスト」の続編ですが、色んな意味で前作よりも更にパワーアップしてました。切なさもユーモアも。 メインキャラも脇役も、いい味を出してました。 イケメンのトップアイドル瀬名くんの鈍感さには、笑いを通り越して涙が出ます。イライラする鈍感さってあるんですが、瀬名くんにはそれがない。こういう鈍感さ、めっちゃ好き。 せっぱ詰まってから言った守島の告白も良かったです。そこまでの長いすれ…
砂原糖子 桜城やや
ストーリーは面白かったんですが、萌えきれなかったかも。 主役二人の性格が、いまいち好きになれなかったからかなァ。年上ワンコ受けも年下攻めも好きなんだけど、微妙に私の好みとはズレてた。ウジウジっぷりとかワンコっぷりって、ハマったら悶絶するほど萌えまくるんだけど、ずれてたらちょっとウザくなってしまう。 ただ、千野の親友の朋巳が好きだったので、少ない登場シーンを待ちわびつつ読みましたw