砂原糖子さんのレビュー一覧

言ノ葉日和 小説

砂原糖子 

意外なところで男前な余村

「言の葉の花」の長谷部サイドの裏話プラス、その後のラブラブ話です。

長谷部くんがいかにして余村さんを好きになったかという詳しいいきさつを交え、ラブラブデートが描かれています。
どうにもこうにも言葉が足りないタイプのうえ遠慮がちな長谷部のプロポーズのような言葉に驚き、
その態度に触発され焦れて、誘ってしまうくらい煮詰まっている余村が意外とリードするタイプなのにまた驚きました。
きっと果奈…

0

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

心の裏のそのまた裏は・・・

とっくにドラマCDを聴いていて、小説の方は積読だったのですがやっと読みました。やっぱりこっちも良かったです。
CD聴きながら泣いていた記憶があるのですが、今回はほとんどの展開を知っていたため、泣くまでには至りませんでした。
先にこっちを読んでいたら、きっと泣いていたと思います。ちょっともったいない気がしました。

ある日突然他人の心の声が聞こえるようになってしまった余村は、人間の裏面を知る…

5

恋のはなし 小説

砂原糖子  高久尚子 

嘘はいつかバレるもの

ノンケ×ゲイ。
ずっと恋をしたことがない多和田は友人の石野に男を紹介すると言われ会うことに。
そこに現れたのは新山。
多和田は新山を石野の紹介相手=ゲイだと思い話をします。
しかし新山は伝言役として来た石野の従兄弟でノンケ。
新山は脚本家で今度やる作品にゲイを登場させるため興味本位で多和田と会うようになります。

多和田がすごく真面目でした。
年下の新山に敬語使っちゃうし、恋をした…

1

204号室の恋 小説

砂原糖子  藤井咲耶 

じれったくて泣けてくる

タイトルバックの信楽焼きのたぬきに???と思いつつ読み始めました。
彼は重要なキャラの一人でありました。

期せずして2LDKの204号室に同居するハメに陥った二人のお話。
全ての考え方が型にはまっていて、きちんとしていなくては納得できない性格の柚上(スーパーの店長代理)は、人当たりはいいけれど大雑把なタイプの芸大生・片野坂との生活に大きなストレスを感じます。
ただし、小説の出だしからわ…

2

204号室の恋 小説

砂原糖子  藤井咲耶 

信楽焼のたぬきが、いい味を出しています

アパートの二重契約で、九つも年下の学生・片野坂了と
同居するはめになった柚上。

几帳面・真面目で堅物な柚上は、
ちゃらちゃらした学生(特に大学生)が大嫌い。
なので片野坂の第一印象も、すこぶる悪い。

そんな片野坂の大らかで人懐っこい性格に、
イライラしていた柚上ですが。
彼がただの明るいだけな学生ではなく、
実はとても気が利く優しい男だという事を知り、
だんだんと片野坂と…

3

センチメンタル・セクスアリス 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

ツンデレ万歳

なんか設定が色々おいしかったですw
攻めはいつも仏頂面で遅漏で真面目で。
受けは自分の外見に自身を持ちチャラチャラしてて早漏。
そして受けの春巳がツンデレすぎる…!
攻めが自分に告白してきたので、自分のことを知っているから真夜中に迎えにこさせたりと、攻めが奴隷状態w

小さい頃から仙介にやたらちょっかいを出していた春巳w
これはもうあれですね、好きだからいじめてしまうとかいう類のもの…

10

純情アイランド 小説

砂原糖子  夏目イサク 

天然で純情で、

読み始める前、ラブコメらしいのにやけに本の厚みがあるので、
どれだけ読み応えがあるんだろうと期待が高まり、
読み始めた初っ端で“期待はずれだったか?”と心配になったのですが、
比名瀬のある意味天使のような天然ボケと崎浜の意固地なヘタレに引っ張られ、
意外と面白く読めました。

離島と男らしい攻め(貧乏大家族の長男・崎浜)と天然の受け(資産家のおぼっちゃん・比名瀬)で始まったお話は、続編…

3

虹色スコール 小説

砂原糖子  佐倉ハイジ 

設定は普通なのに十分な萌え

大学生の池上(攻め)と律也(受け)の話。
ほんとに設定は普通の大学生同士なのにやたらと萌えましたw

律也はなにをするにも池上と一緒でしたが、大学からの友達もできたため、高校の時のことを色々知ってる池上を避けるようになります。
そして律也に好きな女の子ができるのですが、その子は池上が好きで。
そうしているうちに律也は池上に告白されます。

告白された律也がぐるぐる池上のこと考えたり、就職とか段々池…

1

恋のはなし 小説

砂原糖子  高久尚子 

三木眞効果

私もCD先に聞いてから読んだんですが、まず
「あれっ?こんな話、、、だよね。大筋は確かにこれ?だったよね…」
な印象が
小説をCD化するときは、どうしてもエピソードの取捨選択があるから、多少印象が変わることもあるけれど、それにしても、、、
やっぱり、問題は新山?
CDだと三木眞効果で、何となく甘い声で言いくるめられちゃうけど、字面だけで読むと、新山、結構ひどいやつじゃないですか?
多和…

1

虹色スコール 小説

砂原糖子  佐倉ハイジ 

ツンデレ=不器用ってことで

杉原理生の「光さす道の途中で」と、同じカテゴリーにはいる、大好物のジリジリとしたお話
でも、砂原糖子作品の方が(名前にお砂糖が入るだけあって)糖度高め。

律也は池上に、無自覚に懐いて、勝手に疎ましがって、その後、自分の中にも恋愛感情があるのを認めてもなかなか態度に表せない、ツンツンキャラ

池上は池上で、最初から律也を恋愛感情で好きなのに、全てを押し隠してしまっているので、無自覚でお子…

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