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72/87(合計:863件)
沙野風結子 実相寺紫子
ふら
ネタバレ
読み終えてから結構日にちが経ってしまったのですが、何とか思い出しながらレビューします。 「獣の月隠り」…前作「獣の妻乞い」にも登場していた月貴と睦月の物語です。前作ほど大号泣することはなかったのですが、精神的にきついのは本作でしたね。 同じ施設で育った仲間同士で戦わされ弱い者は廃棄処分。日に何度も注射を打たれ、激痛を伴う人体実験の被験体にされる子供たち。最初の数ページでゾッとしましたよ。 …
沙野風結子 奈良千春
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「蛇淫の血」に続くシリーズ。 先に言っちゃうと、子蛇だった凪斗のその後は「赫蜥蜴の閨」で垣間見られます。 それを見るかぎり、凪斗はどうやら岐柳組四代目を立派につとめているようであります。 ヨカッタヨカッタ。 このシリーズ、極道BLの中でもひときわ硬派な上に エロもなかなか容赦ありません。 今回も、凪斗と角能の濃厚エロスはもちろんですが 近親相姦・凌辱・触手・自慰と、エロスのオ…
このシリーズ、非常に好きです。 一瞬、ヤクザBL?の一言で片付きそうなのにもかかわらず、なかなかどうして、 やるなぁ…面白いよ、これ。 ま、つっこみどころはそれなりにあるんだけど、容赦のない凌辱シーン描写に神評価をつけたい。 受けの光已がですね、BLにありがちな甘い感じじゃない。 攻めの熾津臣は関西弁バリバリの武闘派ヤクザで、そりゃもう男×男のまぐわい… しかも完璧なまでの凌辱で、…
かなり変わったヤクザBLと言いましょうか。 予想外の展開に驚いた。 フツー、ヤクザBLってすでに極道か、一般人の高校生が極道に惚れるかどっちかですが、コレ、一般人からヤクザになってしまうんですよ。 それも惚れた男のために。 その惚れた男のために手彫りの刺青を入れ、それと共に自分の中にある血が覚醒していく、そのプロセスがなんとも清々しい。 刺青と言えば、谷崎潤一郎の短編小説に「…
ヤクザBLにはときとして硬派でしっかりしたモノがあるんですが、これもその一例かと。 沙野先生は初読みな上に、ラピス文庫ですからして、大して期待はしてなかったんですよ。 ――がっ!骨太なエロスですね、これは。 検事とヤクザっていうのもありそうでない組み合わせなんですが(刑事とヤクザはありがち) 検事の神谷が片思いしている木下 神谷の恋情に気付いている木下 そして神谷を凌辱した久隅…
良かった!もう言葉で言い表せないくらい良かったです! 今まで読んだ沙野さんの作品は自分の中で高評価なものがほとんど。その中でもこの「獣の妻乞い」はダントツです! 沙野さんが素晴らしい作家さんであることを再認識しました。 萌えるシーンが山ほどありすぎて全部書き出すことは不可能!もう始終萌えていたと思って頂ければ(笑) 皆さんのレビュー同様、飛月が尚季の精液がついたタオルをしゃぶりながら自…
沙野風結子 北上れん
ニンニン
薄いです。 いつもの沙野テイストを期待して読むとびっくりするほどに。 いわゆる“受が花魁”というセオリーどおりの遊郭ものでなく、攻キャラが花魁。 この設定自体はBLでは結構珍しいと思うので、話の展開次第ではもっといろいろやりようもあったのではないかと思うのですが。 とにかく、薄味。 文体も“一行ごとに文頭”という(これは文章力のない人の書き方)BLによくある書き方になぜか変えた(?)…
沙野風結子 あじみね朔生
今まで読んだ沙野さんの作品の中でこれは甘めな作品だな~という印象。 記憶喪失ものには付き物のトラウマ。そしてある瞬間に浮かび上がってくる記憶の断片。 最初はわくわくしていたのですが、須藤の存在が出てきた時点でちょっと展開が予測できてしまい楽しみが半減してしまいました。なんというか、須藤の胡散臭さが全開なんですよ(笑) あとあらすじを読む限りでは、詰る恵多を前に章介が豹変して嫌な男になるの…
千寂
表紙と作者さんとあらすじ。 この三つから少々期待しすぎていたために、私はあまり楽しめず勿体ないことをしてしまいました。 というのも、パラレルとはいえ昭和初期の時代もの、しかも吉原と特高なんて設定で作者が沙野風結子さんとくれば、正直かなりヘビーな話を期待してしまっていた訳です。 勝手に自分でハードルを上げてその結果、粗ともいえないような部分が目についてしまいました。 以下、こうだったらな…
沙野風結子 小山田あみ
「上海散華」のスピンオフ作です。 散華と同じく、こちらも受キャラが非常に可愛く、萌えました。 こちらの主人公は散華で主人公・炎爪の腹心の部下として登場した、淋(受)。 名前が“さびしい”だなんて、そこからしてもう薄幸の香りがプンプンしますが、物語の内容も概ねその通りです。 攻はやはり散華に敵として登場した、英冥。 この英冥も淋も拳法の達人という設定で、英冥は淋の家族の仇なので、二人の…