沙野風結子さんのレビュー一覧

秘恋は咎に濡れ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

不器用な当て馬、目の前で受けを寝取られる

何かと話題の政財界の影響か、唐突に〝政界BL〟が読みたくなって辿り着いたコチラの一冊。
元々2007年の作品(の新装版)なので、今読むとコンプラOUTなシチュエーション満載でツッコミ所も満載ですが(笑笑)
狸じじい蔓延る政界の闇と、美人秘書を取り合う若き政敵達の愛憎渦巻くドロドロ三つ巴合戦に引き込まれて一気に読んでしまいました。
マニアックなプレイ満載で常にエロエロなのに、しっかり読ませるス…

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閨盗賊 小説

沙野風結子  小山田あみ 

満点です!!!

「舌が痛いんです」
「僕を連れて行って」
「俺を連れて行け」
最後にこの会話が出てきた時の興奮たるや…!

テンポよくお話が進むので1冊一気に読んでしまいました!

拉致されたあとの、無垢すぎるレンと12歳で初体験のカイルのやりとりがムフフで大好きです♡
スタンプ!!!

レンとカイルの関係だけでなく、家族の問題も解決したのが良かった。
金の根がまさか父にも…!

沙野先…

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螺旋の花 小説

沙野風結子  兼守美行 

螺旋

兼守先生なのでマストバイ。個人的地雷な要素があったので中立にしました。いつまでも巡り合うというお話が好きな方でしたら、もっと違う評価になるのでは。本編120P弱+その続き120P+本編補足的な小編+あとがき。

横断歩道を渡ろうとした時に高校生にダンプカーから守ってもらった陽人。どうしても離れがたい気持ちになっていたところ、進学先が同じ大学だと聞き・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人…

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螺旋の花 小説

沙野風結子  兼守美行 

究極の執着愛?

作家様買いです。

スピBL?→SFBL?→哲学BL…?って印象が二転三転する作品でした。
ネタばれなしで読んだほうがいいと思うんですけど、なにがネタばれになるんだろう?って小一時間。スピ的なとこも、SFちっくな感じも正直そんなに自分のなかで落とし込めず、周辺人物との絡みについてもふたりのラブの顛末についてもやや消化不良だったりして…。

「高みにのぼる人は、皆螺旋階段を使う」
って偉…

2

逢いては染まり 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

他のどこにも無い物語…

最初の数ページを読んだ時とその後でこんなに印象が変わる小説ってあるんだ…
読者を驚かせる作家さんですね。

あまりにストーリーのインパクトの強さに頭がガーンとしました。
よくこんな話が思い浮かぶな…と。
確実に人を選ぶ作品です。ダークサイドな話は引き込まれますね。

最近恋人◯ネタは目にする事が多いですが、沙野先生の手にかかると、他のどこにも無い物語になるからすごいなー。
しかも何…

1

螺旋の花 小説

沙野風結子  兼守美行 

ロミジュリ状態を繰り返す無限ループ

おおーー…なるほどなるほど。
カテゴリ的には転生ものかな?けど、新しいアプローチの転生ものですね。厳密に言うと転生と不死のコラボ。
タイトルの"螺旋"の意味ともちょっと掛かってて、永遠に抜け出せない転生…いや寄生ループとでもいいましょうか。なかなかに厄介な巡り合わせと、抗えない運命に翻弄されていく物語です。


運命の相手だけど、相性の悪い相手。それがこの物語の主人公2人です。
陽人が…

3

螺旋の花 小説

沙野風結子  兼守美行 

どシリアス×SF転生BL

いやー…途中からどんどんどんどん不思議な気分になってくる、
SFチックな現代転生ファンタジーでした。

なかなかに複雑(だと自分には感じられた)な設定ゆえ、
個人的には理解したり納得するのが難しい部分も。

そして「萌えたか」という部分で言うと、ちょっと自分の好みとは違ったかな…?とは思う。

でも設定は面白いんだよなあ、と評価に迷い、悩んだ末の「萌」です。

二人のエッチでは…

3

螺旋の花 小説

沙野風結子  兼守美行 

終わらない攻めの嘆きと苦しみ

作家買いです。

あらすじを見ると輪廻転生のように見えますが、
実際は少し違って『人間』の概念すら怪しいです。
でもオカルトやホラーとは違うし、『心』はある。

次々と明らかになる事実があまりにSFの世界で
ぶっちゃけ難解といえば難解なお話だったと思います。

けれど、悲しみや苦しみ、乗り越える姿など、
心が揺さぶられるモノは確かに在りました。

人間を理解を超越した存在が…

6

螺旋の花 小説

沙野風結子  兼守美行 

切なくも甘々な恋 奥深い永遠の存在

恒世×陽人

大学生の陽人が、
偶然に出会った高校生・恒世。(陽人と同じ大学に進学し、)
間もなく恋に落ち、あっという間に同居生活を始める。
恒世の不思議な溺愛と読めない感情が何か妙に引っかかる展開。

徐々に明らかになる
恒世の正体と、陽人の過去の真実につれて、

2人の関係はオカルト的な領域に。
恒世の「存在」の繰り返しは、
陽人の死は恒世にとっての強制終了を意味する。…

6

月を食べて恋をする 小説

沙野風結子  小山田あみ 

表紙とタイトルの美しさ

もともと表紙買いしがちなので、この本は出会ってすぐポチ。
お話も良かった。
届かない思いに悶えていたら、、えぇーそうなのーーー?!で更に悶絶しながら(途中イラッともしながら)読みました。

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