佐々木久美子さんのレビュー一覧

君がこころの月にひかれて 小説

六青みつみ  佐々木久美子 

六青さんの萌えがてんこ盛り

六青さんの処女作だそうです。同人誌で発表されていたものを改稿したもの。
実は、同人誌で読んでいました。
その時に「おおっ、こんなラストがあってもいいのかぁ……さすが同人誌だ」と感心したものでしたが、商業誌でもOKなんですねぇ。

六青さんの萌えをてんこ盛りにしただけあって、受けである葉之助は、健気だけじゃなく、これでもかってくらい酷い目にも遭い死にそうになっちゃいます。
もちろん攻めの隆…

2

傲慢な恋人 小説

魚谷しおり  佐々木久美子 

U^ェ^U大型忠犬攻めU^ェ^U

飲料メーカー営業マン
新人×教育係
と、いうカップリング。

仕事に厳しく美貌の貴公子 牧野に
ベタ惚れの大型ワンコ攻め 永井

牧野は、永井に条件付きで身体を与え
犬のように躾けていくんですw
すっかり忠犬だと思ってたワンコが豹変して・・・

と、いうお話なのです。

年下ワンコ攻め萌え属性である私には
たまらないシナリオでした。
佐々木久美子さんの挿絵がまたイイ!…

0

恋愛派閥 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

ギャップ萌

瑞木は二代目議員で、キレイな顔とは裏腹に冷酷で有能と評されています。
対立政党の若手議員である高遠は、最初から1期だけで辞めると公言しているほどで、国会質疑にもやる気のない態度がありあり。

高透は瑞木がかつて憧れ尊敬していた議員の息子。
高遠の父は政治献金問題で失脚し、その後事故死していました。
憧れていた議員も自分の父と同じ「腐った国会議員だった」という失望と、高遠のやる気のなさが相…

4

恋愛派閥 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

オシイ外見、ベタな趣味の保守派若手国会議員

民主党が与党になった現在ですが、これは明らかに自民VS民主をイメージさせる設定。
国会が舞台ですが、そんなに固く構えなくても大丈夫、
主人公のおやじ臭さに笑ってください。

瑞木は二代目議員として、将来の首相を目指す若手議員。
若手のとりまとめとしても活躍して、その職務に真面目に取り組んでいます。
しかし、本当はよく見れば綺麗な顔立ちと華奢な体つきなんですが・・・
ペットは錦鯉だの、…

4

ドアをノックするのは誰? 小説

鳩村衣杏  佐々木久美子 

不思議な感覚

ドラマCDのほうを先に聴いて、筋は知っていました。
これは、活字で読んだほうが世界観が伝わりやすいですね。

遊び人の大学助教授・甲田(41歳)が
男ながらに才色兼備の良妻賢母の頼久(33歳)に
交際を申し込むというところからはじまります。

奥ゆかしく段階を踏んで大人のおつきあいをはじめるふたり。
とんとん拍子に同居がはじまり
愛をはぐくむのですが・・・何かおかしい。

博…

3

籠蝶は花を恋う 小説

沙野風結子  佐々木久美子 

王道遊郭モノとして、名作だと思いました

健気受け、金持ち攻め、再会、すれ違い、そして遊郭モノ独特の雅びさや退廃的な隠避さが詰まった一冊でした。
ストーリーとしてはストレートすぎるほどに王道なんですが、洗練された文体とキャラの魅力が重なって、名作といって相応しいデキに仕上がっていると思いました。
遊郭モノはBLにはよくあるし、今までたくさん読んできましたが、そのなかでもかなり上位に位置する面白さでした。

読もうと思ったキッカケはドラマC…

4

真夏の夜の御伽噺 小説

秀香穂里  佐々木久美子 

秀さんの書く大人の御伽噺

いやはや、なんとも摩訶不思議な、まさに“御伽噺”なお話でございました。秀さんには珍しい、ファンタジー色の強いお話でした。
それでも、仕事に関して後ろ向きだった受けちゃんが、攻めさまの言葉で前向きに意識が変わっていくあたりは、さすが秀さんだなぁ~と感じました。

話の展開が、あまりにファンタジーというか、御伽噺というか、今までの秀さんのテイストとはかなり違ったことにびっくりしました。
正直、…

0

正しい恋の悩み方 小説

渡海奈穂  佐々木久美子 

尾崎の本性に萌え。

物事を深く考えないタイプのカズイが、尾崎に避けられた事をきっかけに深く考え出す辺りはすごく良かった。
それまでの暴言の数々には少々辟易しましたが、さっぱりした性格をしてるのでそこまで嫌な子でも無かったのが救いだったかな。
短絡的すぎて尾崎を傷つけるたびに友人'sと一緒に、「お前ちょっと土下座して謝ってこい!」と思ってみたり。おかげで友人の1人になれた気分です(笑)
2人がくっついた…

0

誓いのキスは恋咲く庭で 小説

桂生青依  佐々木久美子 

前向き誠実青年の夢の実現

佐々木久美子さんのイラストがきれいで表紙買いです。
お話も表紙のようにきれいな登場人物ときれいなストーリー展開です。

家業の花屋を手伝いながら、フラワーアレンジメント講師をしたりしている陽の目標はトピアリーを作って庭などの演出を手掛けたいということです。
トピアリーって耳なれませんが、よく公園や花屋で見かけるワイヤーなどに苔などを絡ませて立体オブジェにするやつですね。
クマとか馬とか巨…

2

SH(シュガ-ハイ) 小説

井上ハルヲ(オハル)  佐々木久美子 

刑事×マトリとドSのソルティな関係

この作家さんの商業誌初作品ですが、やはり設定上ハードでシリアスで、甘さが全くない辛くて痛い作品でしたが、こういうハードが好きな自分にはツボ作品でした。

柘植は祖対4課のキャリア崩れの刑事。
兄夫婦を麻薬のせいで殺された過去から、その存在を憎んでいます。
一方、麻薬取締り捜査官の早瀬はゲイであることを知る唯一の上司菅田を信頼し、彼の激しいSにも耐えるM気質の男。
そんな二人が同じターゲッ…

3
PAGE TOP