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30/37(合計:361件)
かわい有美子 今市子
ともふみ
↑っていうのがまず最初の感想。 やり手の傲慢社長・九鬼×公私をビジネスライクに補佐する秘書の巫御。しかし大学時代は元先輩後輩同士で、身体の関係もあったよう。 そんな二人の、およそ15年かかった遠回りな恋です。 中立ですが単体評価はもう少し高いです。 決して面白くなかった訳ではないんですが、著作内ではという意味を込めての評価。 最初の短編でいきなり、どうやら確執があった二人に和解(…
かわいゆみこ 今市子
くまころり
ネタバレ
夢色十夜シリーズ中、最もBL度が高いと密かに思っている第2巻。 BL度というと語弊があるかもしれませんが、本書に収録された『鵺』は倉さんの素敵さを堪能できる一作です。 鷹司くんのおねだり(笑)に負け共にやってきた因習渦巻く山村で鵺への生贄にされることとなった2人。鷹司の有する知識と機転で鵺の怒りは解け、何とか2人は助かり村人達も鵺の呪いから開放されるのですが、なんといっても本作の眼目は鵺と…
10年も昔の小説を今更レビューです。 需要がないことは重々承知しつつ、昨今のかわい有美子さん復刊ラッシュの波に本書も乗ってほしいという期待を込めて…! はっきりいって、このシリーズ(全3巻)はBLではありません。 本書は、人を食った美人で世間知らずの妖しいもの好きおぼっちゃま鷹司くんが、誠実で男前の常識人倉橋くんを可愛く振り回す様子をニヤニヤ楽しむ小説です。 なので、「愛してる…」「オ…
檜原まり子 今市子
satoki
精神分析の祖と言われる、ジークムント・フロイト。 彼は医学生フェリックスの敬愛する師匠だ。 悩める人の心を救い、時には先進的すぎる理論で周囲を驚かせる先生は、時には謎を解明する名探偵にもなる…… フロイト博士と彼の弟子が活躍する歴史ファンタジー。 みんながフロイト先生を大好きすぎて楽しかったです。 特に物語の語り手で、弟子のフェリックスの先生への世話焼きっぷりはすごかった。 お金が…
崎谷はるひ 今市子
かにゃこ
崎谷はるひ×今市子という組み合わせって なんだか珍しいなぁと思って手に取りました。 地元の名家の次男・涼嗣と、分家筋・秋祐のいとこ同士のお話。 IQが高く、努力せずなんでも出来てしまう涼嗣 家柄のせいもあって人生に不自由なく暮らしていて それゆえに淡白というか欲しいものがとりたててない。 秋祐は、涼嗣とおない年なのにどこか子供っぽくかわいい。 家事能力ゼロの世話の焼けるタ…
江上冴子 今市子
トオコ
明治・大正時代モノです。 銀行家×書生。 父の作った借金の肩代わりとひきかえに、夏江の囲われものとなった圭介。 サディスティックな夏江は圭介に歪んだ愛情をぶつけてくる。 頭取の息子で容姿端麗・頭脳明晰、陽のあたる道だけを歩いてきたかのような夏江。 しかし実は母親は芸者で、この母に捨てられたことが女性への嫌悪につながり、真面目で潔癖な少年へと育つ。 孤独な彼に優しさを与えてくれた…
姫野百合 今市子
横暴な上司に進めら彼の娘と結婚した気弱な大学の研究室助手、郁也。 流されるまま清らかな関係のまま結婚式のためにイタリアに向かった二人。 強引で縦のものを横にもしない父親とは違い、妻になる珠子はおっとりとした美人で、不満はなかったのだが。 しかし彼女にはとんでもない秘密があって…… 次第にぎくしゃくしていく空気に疲れた郁也を元気づけてくれたのは同じツアーに参加していた陽気な会社社長、真崎だっ…
九鬼(くき)と御巫(みかなぎ)って 登場人物の名前がなんかめちゃくちゃ変わってると その本の内容は“色モノ”なのかな?と、思うんだけど・・・ リーマン陵辱モノではあるけど“色モノ”というほど ぶっとんではなかったですね。 けっこう心理描写においては共感できるようなリアルさもあり 読み応えのある作品でした。 いきなりエロシーンで突入するお話。 このエロシーンの意味を少しずつ紐解い…
鳩かなこ 今市子
ちび
っていうのが読後の感想です。 この作品は 『東景白波夜話』 のスピンオフ作品にあたります。 本編にちょこちょこ出てきた おりん と いけ好かない刑事吉田のほのかな恋のお話。だと思ったんですが、途中からずれ始めて…愛憎劇です…。 この本では決着はついてません。 本編に比べてH度が高い気がしました。 胸キュンシーン(死語)は吉田と入ったカフェでおりんが手紙を貰うところ。 ここは泣け…
水青
世界観の素晴らしさに「神」です。一級の作品だと思います。 生まれながらに全てを兼ね備えている男・涼嗣。その涼嗣に長年恋をしてきた秋祐は、涼嗣の結婚を機に離れることを決意。その時涼嗣は…? 涼嗣と秋祐、それぞれの視点で書かれているので二人の想いやすれ違いがもどかしくもあり、読んでいてドキドキします。 特に「神」だと感じたのは涼嗣の壊れ具合です。全てが優れていて、人間としても男として…