今市子さんのレビュー一覧

いとしの猫っ毛トリビュートブック「よみきりCitron 2015 Spring」初回限定小冊子 グッズ

リブレさんの策略にはまってると思いつつ

ええ、この小冊子が欲しくて「よみきりCitron 2015 Spring」を買いました。リブレさんの策略にのせらてていると思いつつ。内容は書いてくださっているので感想を。

ページを捲ってすぐ、はらださんの作品が載ってたのでちょいテンションが上がりました。はらださんて絶対火野さん好きだよなあ、と思ってましたがいい感じの火野さんが素敵でした。

寄稿された作家さま陣は皆さま個性的で、非常に興…

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帝都万華鏡―桜の頃を過ぎても 小説

鳩かなこ  今市子 

イラストも美しい大正浪漫

大正浪漫BL、堪能させて頂きました。

桜の頃、一目見た御曹司の京介。あまりにまぶしく憧れを頂く琢馬。そのときに借りた絹のハンカチを大事にとっておくのだが、後日他人のように振る舞われる。しかし、詩の秀作を書き付けた帳面を教室に忘れ、偶然京介に読まれたときから2人の運命が重なり始める。

美しい桜のイメージを通奏低音にして、2人の恋と執着の行き着く先を描いています。当て馬は琢馬の妻せつ子。い…

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夏夜のたまゆらに 東景白波夜話 小説

鳩かなこ  今市子 

「暁闇に咲う」の続編

「東景白波夜話 暁闇に咲う」で拾われた育ての親の家を離れた与一。小さい頃から共に生きた藤吉と離れ、2人の行く末はー、というところで終わっていた前編の完結編。

1作目がかなりよかったので期待して読みましたが、ちょっと拍子抜けでした。なんというか、まず大正浪漫風が気に入ってましたが、これが不発ではまらなかった。どうしても手抜きというか雰囲気だけ借りてきた薄いBLに見えてしまう。
ストーリーとし…

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東景白波夜話 暁闇に咲う 小説

鳩かなこ  今市子 

大正浪漫風BL

時代設定、文章が大正浪漫風。軽ーいノリが苦手な方にははまるかと思われます。
こういう趣のものはBLでは初めて読んだので、雰囲気が気に入って感心しました。

狐面がシンボルとして登場。元の顔も吊り目で、感情を表さず、しかし一途な攻め様、藤吉。このキャラは”帝都”シリーズから健在。一方、受けは美人で切れものながら男オトコしいのがよいです。この受けの与一は幽閉されていたところを攻めに助けられ、身の…

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いとしの猫っ毛トリビュートブック「よみきりCitron 2015 Spring」初回限定小冊子 グッズ

確かに目を引く効果は絶大

今でこそ「猫っ毛」の連載はBE-BOY GOLDに移っちゃったけど、そもそもの連載開始やコミックスはCitronのシリカ編集部だったわけで、それからするとこのトリビュートブックをCitronに付録として付けるのは全然アリでしょう。
それだけ「雲田はるこ」と「いとしの猫っ毛」は目を引く効果があるって事で、そういう私も、この付録本がなければ「よみきりシトロン」自体見逃していたと思うので、本誌が十二分…

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恋心 小説

小川いら  今市子 

地味だけれど大人女子向けの名作

この作品は2003年発行で、発表自体は雑誌でもっと前のよう。
そのせいか序盤に公衆電話という下りがありまして、ん?携帯持ってないの?と思ったら10年以上も前の作品だったという(苦笑
でも、だからこのスローな優しい作品になったのだと思います。
普通なら再会したら『じゃあ、アドレスは〜』というような流れになってしまうと思うので。
小川いらさん自体初読みでしたが、他の作品も欲しくなりました。

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いとしの猫っ毛トリビュートブック「よみきりCitron 2015 Spring」初回限定小冊子 グッズ

この小冊子、初回限定です!

年2回発行の「よみきりCitron」
読み切り作品が多くないと初めての人は買いにくい…
でもそれだけじゃあ、あんまり売れないかも…。
……じゃあ、
ここはリブレが誇る人気作品の力を借りましょう!
初回限定にすれば、よりファンの購買意欲をそそるかもしれませんね!
トリビュートブックの「まるごとねこっけ」は人気高かったですからね~

「まるごとねこっけ」よかったでしょう?
ああいうト…

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いとしの猫っ毛トリビュートブック「よみきりCitron 2015 Spring」初回限定小冊子 グッズ

内容は良いけど…

あらすじをもうちょっと詳しく書きます。
・11人の作家さんによるトリビュート
・ねっこけネタ帳(キャラクター原案というかラフ絵。雲田さんのネタ帳から。3P)
・続 おしえて、みいくん&恵ちゃん(一問一答形式の質問コーナー)
・「みんなで妄想もくもく」のマキ(描き下ろし漫画16P)

トリビュート第3弾ですか。(「まるごとねこっけ」入れたら4弾)
毎回豪華な方々がトリビュートしておられ…

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花の棲処に 東景白波夜話 小説

鳩かなこ  今市子 

これ完結じゃないよね。。。

本編は掏摸の親分になった与一郎とそれを支える藤吉の密な人間関係が描かれましたが、こちらは本編でもちらちらと臭わされていたおりんと吉田の関係を描いたスピンオフ。
しかし、いわゆる2人を軸にしたスピンオフというのとはちょっと違います。どちらかというと、極貧に生まれて陰間として育てられたおりんの半生を描いた作品というのに近い。

文章は相変わらず近代の趣が感じられるようになっていますが、少し鼻につ…

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君の心に天使の輪 小説

たけうちりうと  今市子 

誰かの手を借りないと壊れそうなカップルがいたら

こちらのシリーズ、続編のほうを先に読んでいたのですが、どちらから読んでも前後はないと思われます。
というか、お話自体は第三者から見たオムニバス形式で、続けようと思えばいくらでも続くテイストです。

設定自体はフィーリングに依るところが大きく、ふわふわ曖昧な部分があるので作品的にどうなんだといったところですがお話自体は素晴らしく面白いです。
ただ難をあげれば、スキンシップや恋愛進行を追った普…

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