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いるいる
腰乃センセの鮫笹が大好きで大好きで色々ググってたどり着いた,鮫笹の素敵な話が読めるとゆー噂の小冊子。 BLにハマったのがつい半年前。色んな作品にハマっては,昔の限定のペーパーや小冊子に泣かされましたょ,,,仕方ない事だけど,,,今更手に入らないなら最初から知らぬが仏とゆー(T^T)グスン こちらも無理かなーと凹んでたら,雑誌の付録扱いだからバックナンバーを購入すれば絶対付いてくるんで...
えすとえむ
キリヱ
ネタバレ
藍職人の義兄弟の話。 好きだ嫌いだというはっきりしたやり取りはなく、流れる静かな空気がたまらないです。 えすとえむさんの著作を初めて読んだのは「うどんの女」でしたが、絵は本当にとても大好きなのに話が入ってこなかった記憶があります。 この話も絵も雰囲気も好きだし、そこそこ盛り上がりもあるのですが、何故か入ってこない。自分にとって決定的な何かが足りないのだと思うのですが、それが分からずにおり…
葡萄瓜
…果たして、タイトルで指されている「愚か者」とは 誰の事なのだろう… 読み進めている合間にタイトルを見返してふと気に なってしまいました。 無論読み終えた今では評者はその解答を知っています。 そして読み終えたら読み終えたで、何故そう言う疑念の 導線をタイトルを用いて引いたのか、と思ってしまった 訳でして。 漢の色気には時にそう言う謎が幾つか混じっている方が 深みが出るのかも知…
愛しあっているから総てお揃いにしなくてはいけない、 と言う不文律を見事に覆した上で受攻それぞれの内面を 深く掘り下げた表題作。 お互いの背負っているものが背負っているものだけに その辺りに関心が薄い方には判り難い部分もあるかも 知れません。 只そこで思考停止をせずにさらっとした一言で押さえるべき 所を押さえてあるのはただお見事と言う他はないですね。 他の収録作も本当に曲者揃いで…
華藤えれな えすとえむ
雀影
華藤えれなさんの闘牛士本の前哨戦というか、始まりの本。 全体の時間設定としては「裸のマタドール」よりは数年前になるのかな。 この本で全体を支配しているのは、ホセ・クルス。 スペイン1の闘牛士であり、名声を恣にしていたのに、何故かセビーリャの闘牛場でだけは勝てなかったマタドール。 王子の門から凱旋退場することもなく、闘牛場の土の上でも死ねなかった男。 そんな彼の影と共に、牛と戦う男たちのお…
舎楽宰
こちらは笑○飯の漫才を思い浮かべてると勿体無いオムニバス作品。 鎧や羊飼い、ケンタウロス同士のセックスに混ざる人間。現代の人とケンタウロス、富める者といっとき愛を交わしたケンタウロス。 ケンタウロスは長く生きる。 人とは時の重みが違うから、もし出逢って、心を魂を奪われてしまったら。 どちらがつらいだろう。想う人を残していくのと、残されるのと。 たとえいっときでも、出逢いたかっ…
さ○ぁ~ずの番組でケンタウロスの話をしていて"あ、何かケンタウロスの本があったな"と連想して読んでみました。 ①馬具メーカーの営業・健太郎と先輩社員の男(非ケンタウロス)の話 ②蕎麦屋で修行中(主に出前担当)の俊太と、ラーメン屋で修行中の男の子(非ケンタウロス)の話 ③靴職人になりたいケンタウロスと家が代々靴職人のウィル(非ケンタウロス)の話。 ④ファッ…
どてかぼちゃ
ハッピーエンドが書けない小説家が主人公で、 スペイン語でハッピーエンドという名前のゲイマンションを舞台にしたオムニバス5編。 「ハッピーエンドだって?見た事ないんだ 書けっこない」 小説家志望のルカはそう言って苦しむけれど、 これだけ緩急取り混ぜたいろんなハッピーエンドをまとめ上げるえすとえむさんは ハッピーエンドの達人ですよね。 ラストはうっかり号泣してしまいました。 部屋が空…
ニ・プーカ ニ・ペーラ以外の8作中7作が 「ショーが跳ねたら~」収録作の続編になってます。 続編ではありますが物語の時系列的には此方の作品のほうが前になっているので、 先にこちらから読んでも楽しめます。 一番好きな話は I saw blue 「ショーが跳ねたら~」に収録されていたcafe et cigarette の前日譚です。 青いペンキをかぶって、大きな紙の上で愛しあう…
って感じですかね。もちろんいい意味で! 筋肉とドレスのフリルのベタ黒が息を呑むくらいに見事。 表題作のバレエダンサーの話と 京都に残った幼なじみに会いに40年ぶりに祇園祭に帰ってくる話が 美しくまとまっていて特によかったです。 関連作品として 「エイジ・コールド・ブルー」に Rockin'in my head と cafe et cigarette の前日…