えすとえむさんのレビュー一覧

愚か者は赤を嫌う コミック

えすとえむ 

Corrida ー 交錯する愛と死

※ 実際に読んだのは新装版なのだけれど、
  http://www.chil-chil.net/goodsDetail/goods_id/36470/
  誤ってこちらの旧版にレビューを上げてしまいました。
  中身は殆ど変わらないようですが、ご了解下さいm(_ _)m


『Golondrina』へと繋がる、闘牛をテーマにした作品を表題とした短編集。
他に「靴」「サッカー」など、

2

mini cab 3周年記念特別付録小冊子 グッズ

腰乃先生に惹かれて・・・。

「cab vol13」の付録であるこちらの小冊子。
付録小冊子ですが結構読み応えあります。
普段は雑誌って目的がない限りあんまり買わないのですが、今回は付録の小冊子に惹かれて購入を決めました。

お目当ての作品は腰乃先生描き下ろしの「鮫島くんと笹原くん」の番外編です。
タイトルは「笹原くんと鮫島くん」となっていて、内容はタイトルからもうっすらと窺えるのですが・・・リバです。
とうとう鮫…

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ハッピーエンドアパートメント コミック

えすとえむ 

ハッピーエンドは人生の終わりじゃない

◆あらすじ◆

ハッピーエンドの作品が書けず、スランプに陥っている小説家(の卵)のルカ。
恋人に部屋を追い出され、新しい部屋を探すうちに、或るアパートメントの家主でDJのハビに誘われ、彼の部屋に同居することになります。
ハビの勧めで、ルカは、アパートメントの住人たちをモデルにハッピーエンドのストーリーを書き始め――
ルカが綴った各部屋の住人たち(全員ホモ!)の恋模様を、オムニバス形式で描…

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クシュラル コミック

えすとえむ 

どれも切ないお話

えすとえむさん、絵は本当とてつもなく大好きなんです。
でも何だかいつも話がちょっと好みから外れるというか、合わない事が多くて。

今回、大好きなトルコが題材という非常に珍しい短編集でした。私が知ってる限りでは他にトルコが舞台のBLってない気が。(あったらすみません)
紹介のあらすじにあった王様の話よりも、踊り子と軍人さんの話が好みでした。
とてつもなく切ないです。
ちょっと気になったん…

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新装版 愚か者は赤を嫌う コミック

えすとえむ 

生と死の挟間のエクスタシー

2008年発行の同名のコミックス(宙出版)の新装版。
スペインを舞台に闘牛士と牛の解体作業者の恋愛を描いた表題作と「円卓の死者」のほか、3作が収録されています。


フランス語ではエクスタシーは「小さな死」とも表現されるそうで。
エクスタシーには何かと死のイメージがつきまとうもののような気がします。BL作品でも、刀剣やピストルといった殺人のための凶器が、男性器(BL的には「ち○こ」w)の…

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mini cab 3周年記念特別付録小冊子 グッズ

出版社さまありがとう(;∀;)҂҂iVj

腰乃センセの鮫笹が大好きで大好きで色々ググってたどり着いた,鮫笹の素敵な話が読めるとゆー噂の小冊子。

BLにハマったのがつい半年前。色んな作品にハマっては,昔の限定のペーパーや小冊子に泣かされましたょ,,,仕方ない事だけど,,,今更手に入らないなら最初から知らぬが仏とゆー(T^T)グスン

こちらも無理かなーと凹んでたら,雑誌の付録扱いだからバックナンバーを購入すれば絶対付いてくるんで...

1

やがて、藍になる コミック

えすとえむ 

絵はため息出る程好み

藍職人の義兄弟の話。
好きだ嫌いだというはっきりしたやり取りはなく、流れる静かな空気がたまらないです。

えすとえむさんの著作を初めて読んだのは「うどんの女」でしたが、絵は本当にとても大好きなのに話が入ってこなかった記憶があります。
この話も絵も雰囲気も好きだし、そこそこ盛り上がりもあるのですが、何故か入ってこない。自分にとって決定的な何かが足りないのだと思うのですが、それが分からずにおり…

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新装版 愚か者は赤を嫌う コミック

えすとえむ 

熱の在り処

…果たして、タイトルで指されている「愚か者」とは
誰の事なのだろう…

読み進めている合間にタイトルを見返してふと気に
なってしまいました。
無論読み終えた今では評者はその解答を知っています。
そして読み終えたら読み終えたで、何故そう言う疑念の
導線をタイトルを用いて引いたのか、と思ってしまった
訳でして。
漢の色気には時にそう言う謎が幾つか混じっている方が
深みが出るのかも知…

4

ULTRAS コミック

えすとえむ 

背負っているもの

愛しあっているから総てお揃いにしなくてはいけない、
と言う不文律を見事に覆した上で受攻それぞれの内面を
深く掘り下げた表題作。
お互いの背負っているものが背負っているものだけに
その辺りに関心が薄い方には判り難い部分もあるかも
知れません。
只そこで思考停止をせずにさらっとした一言で押さえるべき
所を押さえてあるのはただお見事と言う他はないですね。

他の収録作も本当に曲者揃いで…

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生と死(合同誌)(表題作 LA SANGRE DERRAMAD) 小説

華藤えれな  えすとえむ 

王子の門を開けて

華藤えれなさんの闘牛士本の前哨戦というか、始まりの本。
全体の時間設定としては「裸のマタドール」よりは数年前になるのかな。
この本で全体を支配しているのは、ホセ・クルス。
スペイン1の闘牛士であり、名声を恣にしていたのに、何故かセビーリャの闘牛場でだけは勝てなかったマタドール。
王子の門から凱旋退場することもなく、闘牛場の土の上でも死ねなかった男。
そんな彼の影と共に、牛と戦う男たちのお…

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