冬斗亜紀さんのレビュー一覧

好きだと言って、月まで行って。 小説

N・R・ウォーカー  小野ユーレイ  冬斗亜紀 

優しく温かいお話

海外作品を読んだのは初めてだったのですが、互いに助け合いながら子育てをしていく姿に心がポカポカになりました!とにかくトビーのスーパー・ナニーっぷりが眩しい!そんなトビーに惹かれるギデオンの姿もモダモダしてて…めちゃくちゃ可愛いくて最 & 高です。お楽しみのアッーなシーンはエネルギー満タンのセクシーさで読んでるだけで免疫が上がります。リバ設定を初めて読んだのですが、行為の中に信頼という確かな絆を感じ…

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花にして蛇シリーズ2 サイコ 小説

オンリー・ジェイムス  市ヶ谷モル  冬斗亜紀 

アダルト!

こちらが気になって「アンヒンジ」をまず読んで、あまりハマらず…と思ったものの、最初に気になった直観を信じて読んでみたのですが、結論「こっちのが好き!」でした。面白かったです。

サイコパスとサイコメトラー、ふたりとも大学教授で一人は元FBIっていうIQ高い同士のちょっと変わった恋愛という設定が好みでした。しかも、リバあり!基本は固定のよう(?)ですが、途中そういう流れからの~という、リバファン…

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もしも裸で泳げたら 小説

ライリー・ハート  麻々原絵里依  冬斗亜紀 

読みやすい

ライリー・ハート先生の『ボーイフレンドをきわめてみれば』が面白かったので、こちらも読んでみました。正直だいぶ雰囲気が違いました。少なくとも私が求めてるものではなかった。短編なので致し方ないですが、だいぶ軽いお話しです。モノクロームロマンス文庫に自分は重さを求めがちなので…

それはさておき作品は読みやすいし(30分そこそこで読めてしまうほどに)、余計な不幸やいさかいもないので、主役の属性が好み…

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好きだと言って、月まで行って。 小説

N・R・ウォーカー  小野ユーレイ  冬斗亜紀 

チキン事件

チキン事件以降、チッキーナッギー呼びは減った気がするが気のせいか。

読後にちるちるをうろついて『BOSSY』と同じ作者の方と知る。成程、イラスト担当の方が違うと結構気づかないものですね。文章や話の雰囲気から気づくと言うこともなかった。そういえば両方ともオーストラリアが舞台だな。どちらかと言うと自分は『BOSSY』の方が、テンポもいいしセクシーで好き。

『BOSSY』同様に2人の関係性の…

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花にして蛇シリーズ2 サイコ 小説

オンリー・ジェイムス  市ヶ谷モル  冬斗亜紀 

サイコとクレイジー

1巻に比べて、アダムは粗野に感じ、アティカスは神経質な兄っぷりが増しているように感じた。アティカスが変な女と付き合ってたってのもまたおもしろポイントで。このままではお笑い兄弟になってしまう。サイコパス殺人一家とは一体…?いや、自分がサイコパスというものに幻想を抱きすぎなのか。

そして一家の凄さもさることながら、本当に凄くてかつ危険にさらされているのはカリオペではという気がしてくる。

サ…

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花にして蛇シリーズ1 アンヒンジ 小説

オンリー・ジェイムス  市ヶ谷モル  冬斗亜紀 

私だけを守ってくれる殺人鬼

市ヶ谷モル先生のイラストが評価の一因にもなっている気がする。モノクローム・ロマンス文庫の新ラインとして売り出しただけあって、担当者のやる気を感じる。

つまるところ"私だけを守ってくれる殺人鬼"です。その上白馬ならぬ高級車に乗ってるときた。サイコパスが話の軸らしいけど、割と序盤にその設定どこ行った?って感じで、人を愛せないとか、愛の感覚が分からないとかほざいてるのが白々しく…

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ムービータウン・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一  冬斗亜紀 

WWWD

「きな臭い」と、どちらにするか迷いましたが、きな臭いにはロマンスの気配はないので。

行く先々でドラブルに巻き込まれ、出会う男は次々と死ぬが、自分は決して死なないし、仕事の出来てしょうがないボーイフレンドがいる。ミステリ小説の主役に相応しい主役である。今度こそ誰も死なないで終わるのかと思いかけたら。彼の再登場のための中継ぎ的な話かと思ったら。終盤で急に密度が濃くなります。

一方、ジェイソ…

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BOSSY 小説

N・R・ウォーカー  松尾マアタ  冬斗亜紀 

ワンナイトからお互いにハマっていく様子が最高!

久しぶりに再読しましたが、やはり面白い!
まず文章がシンプルなので、小難しい文章読むほど余裕がないときのBL摂取に大変良かったです。
一つ一つは簡潔なんだけど、きちんと心情を追っているし、いわゆるラノベほど言葉が崩れていない(と思う)ので、言葉遣いがストレスということもありませんでした。

ワンナイトで一夜限りの名前も知らない関係のはずが、人生を共にするパートナーになるまで。
王道ではあ…

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もしも裸で泳げたら 小説

ライリー・ハート  麻々原絵里依  冬斗亜紀 

とても温かいエンディング

フランクな文体の一人称で、思春期の香りがものすごいと思っていたら、語り手のミッキーは26歳設定だった。引っ込み思案だけどエロいことに興味津々で、公共の場でエロ小説を書いて興奮している。そこからこんなに温かいエンディングを見られるとは思わなかった。

ネットで出会って恋に落ちた相手との、スキニーディップ(全裸水泳)の約束を破ってしまったことを、ずっと気にしているミッキー。そんなミッキーは、最近コ…

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花にして蛇シリーズ1 アンヒンジ 小説

オンリー・ジェイムス  市ヶ谷モル  冬斗亜紀 

世にもビックリなファミリー…

 モノクローム・ロマンス文庫のディープエッジラインに相応しい一作目。
全員愛を知らないサイコパスな養父&7人兄弟達が大活躍するシリーズ。
最初はかなり引いてしまったアダムズファミリーが、最後まで読むと必要悪に思えるから不思議ですね。ダークヒーローものです。結末もこのシリーズの一作目を飾る派手な終わり方でした。

アダムとノアのキャラ設定が最初は響いてこなかったのですが、ノアの生い立…

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