オオタコマメさんのレビュー一覧

プレイアフターコール コミック

オオタコマメ 

ゆったりと流れる時間、変わる関係性…穏やかに沁み込むDom/Sub

「プレイアフターコール」、来月4月に続編が出るのですね!
オオタコマメ先生のXで情報を見、久しぶりにこちらの1巻を読み返しました。

今まで読んできた中で、たぶん一番優しく、穏やかなDom/Sub。
どうしてもDom/SubものってSM的要素が入り、
えちえちに寄りやすいのかな?と思っているのですが
(そんな作品も好きだし、喜んで読むのですが…!)

そんなDom/Subものとは一…

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「プレイアフターコール」電子限定描き下ろし漫画 グッズ

その不意打ちは反則

「プレイアフターコール」電子限定特典、2P漫画のこちら。

本編のエモーショナルな雰囲気そのままに、
けれどどこか甘さ漂う内容にグッと心掴まれました。
本当、この作品の持つ空気感が大好き。。

サブスペースが落ち着いた後、すっと眠りに入ってしまっていた一色。
そんな彼を倉科が起こし、「暗くなってきたからそろそろ…」と言いかけると、

一色が顔を寄せてきて、不意打ちのキス。

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フリップ・フリップ・スローリー コミック

オオタコマメ 

しっとりと進む雰囲気が最高

プレイアフターコールがすごく良かったのでこちらの作品も。

まずもう作品全体のしっとりした感じがすごく良かったです。謎めいて見えて悲しみを抱えていて抜けているお茶目なところもあるけど一線を越えさせない八月一日。彼を包む空気ごとどこか物悲しくて哀愁を帯びていて、それが作品にも伝播している感じ。そんな雰囲気を打破するような萩原の真っ直ぐで素直な人柄もすごく良かった…正直者で真面目な感じだけどうるさ…

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プレイアフターコール コミック

オオタコマメ 

色気の塊…

ドムサブ作品の中でもめちゃめちゃ色気のある1冊でした。

同じ高校に通う陽キャのドム倉科×生徒会長優等生サブの一色。
ソツのない一色のことを優秀なドムと勘違いし、苦手意識を持って避けていた倉科が、ある日階段に倒れている一色を見つける。サブ性をコントロールできていないことが原因だと知り、プレイだけのパートナーの関係になるが…

先生の絵柄も相まってとにかく一色くんの表情や特にプレイ中の2人…

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フリップ・フリップ・スローリー コミック

オオタコマメ 

濃密でも自然に流れていくストーリーの心地よさ


一冊の長さの話を、
まるで短編の一編を読んだように
濃密で、さり気なく、読み終わった後に
爽やかな読後感を味わえる話は
とてもいい話なんだと思う。

全然、知らなくて
たまたま他の方がレビューしているのを
読んだのをきっかけで初読みしたんですけど

伝言ゲームのように、私もとても良かった
おすすめしたい一冊になりました。

なぜか目が追ってしまう、離せない人
その理…

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フリップ・フリップ・スローリー コミック

オオタコマメ 

優しいお話

図書館の司書である萩原が利用者の八月一日と出会うところから始まります。

司書と利用者という関係から少しずつお互いを知り、休日にドライブに行くまでになります。
萩原からの好意に気付き先手を打つズルい八月一日でしたが、萩原は八月一日を諦めず、徐々に八月一日が萩原に絆されていくところにじんわりと萌えていく優しいお話でした。

描き下ろしは初夜でしたが、修正が入る描写はありません。
初めての…

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プレイアフターコール コミック

オオタコマメ 

もうひと山あってもよかった

高校3年生。保健体育で第二次性(ここではDom/Sub)について習う。
Domの倉科は、いつも背筋をピンとして生徒会長をやっている一色も同じDomだとばかり思っていたが、実際にはSubだったことを知る。
薬が効きづらく階段でへたれているところを助けた倉科は、一色にコマンドを出すことで力になろうとするものの、コマンドを受け入れられるDomとしての快びに目覚める。
というお話。Dom/Subユニ…

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フリップ・フリップ・スローリー コミック

オオタコマメ 

映画を見ているようでした

穏やかで静謐な、独特の空気感を感じます。映画を見ているみたいでした。

図書館に勤務する萩原は、最近図書館を利用するようになったばかりの八月一日(やぶみ)と親しくなる。
最初は図書館のカウンター越しに話すだけだったのが、休みの日に会ってドライブするようになる。
東京で大学の非常勤講師を務める八月一日は、セクシャリティが原因で折り合いの悪かった父を亡くしてから一年、どこにも行けず、戻れず進め…

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プレイアフターコール コミック

オオタコマメ 

ヘタレDomもいいじゃない

 まだまだDomSubの読了作品は多くないのですが、攻めの倉科がイケイケな見た目に反してとっても繊細な思考の持ち主だったのがギャップ萌えでした。最初のコマンドは大体「Kneel」なのかなと思っていましたが、倉科はまず「Come」から始め、かなり時間をかけてようやく「Kneel」に辿り着き、体の関係はさらに後から。パートナーへの思いやりが非常に感じられて、彼に愛される一色は幸せだなと心地良い安堵感に…

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フリップ・フリップ・スローリー コミック

オオタコマメ 

ドライブは人を雄弁にさせる

 萌えたかどうかでいうと、攻め受け2人の組み合わせが好みから外れていてあまりハマれなかったというのが正直なところなのですが、ストーリー展開や台詞についてはとても良質な作品でした。萩原の働く図書館と、彼の運転する車の中でほとんど完結していて閉じられた雰囲気があるのですが、憂鬱な閉塞感というよりは、最初からどこか明るい光も感じるような、落ち着いた明るい空気感が漂っていて心地良かったです。

 相手…

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