国枝彩香さんのレビュー一覧

いつか雨が降るように コミック

国枝彩香 

仄暗い短編集

死ネタが多めな短編集。
全体的に時代を感じます。06年の作品ですから当然ですね。

表題作
ラストが怖いです。
こういうことあんまり書かない方がいいかもですが、やさぐれ無愛想、黒髪長髪、肩に刺青の攻め、家出美少年の受け。攻めが受けを拾う。キャラ、設定がず○拾に似ているなと。逆か、ず○拾が似ているのか。たまたまかもですが。

水鏡
多重人格かと思ったら、双子の片方亡くなっていて憑依し…

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ため息の温度 コミック

国枝彩香 

安定感ある短編集

表題作。
クソガキ(言葉悪くてすみません)純がザマァ展開で大人になるオチがよかったです。

慎也×秋本。
年下ワンコ一途攻めはかわいいけど、ここまでくると確かにうざい。この辺のキャラ設定ほんとにお上手。
三鷹の前での意地の張り合いというかイチャイチャゲンカでヘリクツを押し通した慎也に
三鷹「──勝負あったな」の流れが気持ちいい。

早く大人になると言う慎也に、ゆっくりでいいと答える…

0

未来の記憶 コミック

国枝彩香 

表題作が好き

表題作。
ノンケとゲイが酔って体の関係を持ち、偶然同じ職場で再会などよくあるパターンですが、おもしろかったです。
真逆のタイプの2人が惹かれあいながらも、やっぱり合わないとか、頭では無理かもと思っても、心ではどうしても求めてしまう。
健人が交通事故に遭い、慌ててかけつけて泣いちゃう香月がかわいかった。
本気じゃない方が楽しめると自分に言い聞かせている香月の本音はその逆なのもいい。
よりを…

1

夏時間 コミック

国枝彩香 

温度差すごい短編集

国枝先生初読みです。この後13作読みます。まとめ買いしすぎたかなと思いましたが、本作を読み期待感高まりました。
絵もお話もいい。
ごつい体のキャラが真剣な時の顔が怖いけどw

表題作がメロドラマっぽく。
次が、義兄弟のドロドロ愛憎もの。

ときて、真逆の雰囲気のコメディ。
ごついテツヤの乙女キャラ、笑いました。
さやかちゃんの女王様も。

眠る男はまさか死ネタだったとは。悲し…

0

箱庭 コミック

国枝彩香 

異世界BL~

漫画達者な国枝先生の短編集です。
特に私はこれがお気に入りでして、スタンダードなテンプレBLではあり得ない、ブサイクBLなどかなりキワモノが収録されているのが素晴らしいです。

リブレにあるあるですが、ブサイクBL(アンソロ)からの収録もありますので重複を気にされる方はよく調べてからご購入下さい。
以前は、こういったアンソロはブサイクに萌えをお持ちの先生方が寄稿されたのかと思って、やっぱり…

2

道草 コミック

国枝彩香 

短編集

明るい短編集。ほっこりするものやきゅんとするもの、ギャグなど全体的に明るい作品が多く、シリアスはないので安心してよめる一冊です。

やはりストーリーが面白く、どのお話を読んでも読み応えがある。決して安易に流れないのがよいです。

みためブサ面のゲンさんが家にやってくる話や、エリート完璧っぽいリーマンが実は受け、など。

最後の作品が極めつけです。これはブサイクBL収録か関連作品かな?

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胸の鼓動 コミック

国枝彩香 

山口×石川番外

すでにくっついている山口と石川の番外編集+アルファといった一冊になっています。

昔読んでレビューしていなかったので再読。
いやー、国枝さんの漫画はいいですね。絵がしっかりしているうえにストーリーも丁寧。読んでて気持ちがいいし面白い。

この作品集は、甘々番外という性格もあって、ちょっとクスッとするようなギャグテイストもありつつも、ほのぼの、またはせつな甘いようなお話が多かったです。

1

春に孵る コミック

国枝彩香 

短編なのに、濃い。

久しぶりに読み返してみたら、やっぱり怖かった。
短編集なのに、全部の内容が濃いし。
BL作品でなければ、普段こんなホラーな作品は、読まないし〜買わないから〜新鮮です。

国枝彩香先生のこの手のお話は、おどろおどろしくて〜作品によってはゾクゾクする。
読後に、なんとも言えない〜この後味の悪さが〜それもまたよしとwww

読み返しては〜色んな感想に辿り着きますね。

あとがきまで辿り…

1

番人 コミック

国枝彩香 

短編集 表題作以外はコメディ

表題作は、耽美風。

冒頭から、主人公は殺害された死人として出来事を語る。
死人の目を通したナビゲート。

斎原胤彦は、父の遺産を相続。
斎原胤彦は、幼少期まで住んだ館を売りに出して、買い手が付いたので久しぶりに館を訪れる。

館には、アルビノの弟が世話役の男と住んでいる。

色素異常で陽に当たれない美貌の弟を含めて館を買いたいという、狒狒爺が購入者。
それを告げると、世話役…

1

番人 コミック

国枝彩香 

おまけの不細工攻めも割と好き

◆番人(表題作)
 そ、そこで終わるんだ…という衝撃を与えられながらも、嫌な感触ではなく良い意味で読者に想像の余地を持たせてくれる作品でした。表紙の美しい男・霞に献身的に仕える加納と、霞の兄で好き勝手な言動が目立つ胤彦。でも、胤彦視点なのもあってか、不思議と彼に感情移入してしまうんですよね。あくまで彼目線でしか見れない、加納という男と、加納と霞の関係性。胤彦は明らかに加納を意識していたようだけど…

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