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剛しいら 北畠あけ乃
renachi
ネタバレ
メイン二人が恋人になってからのお話で、とても甘い始まり。俳優として順調に売れ始めた音彦は、飛滝の建てた家でいちゃいちゃしながら不安を覚えている。飛滝は相変わらずというか、音彦視点からはさっぱり本心が見えなかった。 音彦の心理描写からは、まだ兄弟を演じていたときの飛滝への未練が見え隠れしていて、本当の飛滝が見たいと言いながらも、自分の望む飛滝であって欲しい願望が溢れている気がした。自分が分から…
面白かった!モヤるところもあるし、結局あれは何だったの?って謎は残ったままだし、本当にそれでいいの?ってキャラに問いたいところもあったりするけど。攻めのキャラとストーリーがとても良くて即続きを欲するくらい面白かった。 天才俳優×売れない俳優。役作りのために同居生活を始め、徐々に役と己の境目が分からなくなりながら惹かれていくお話。 始まりから甘ったるい兄弟としての触れ合いが繰り広げられ、…
剛しいら 大和名瀬
碧雲
バレエを題材にした、剛しいらさん、デビュー10年目の作品。 2012年10月25日発刊。 関連作「レッスンディープラブ」は、時系列だとこの後で留学中の話。 イマージュクラブに連載されていた作品に加筆修正したもの。 紙本の挿絵には、バレエシーンが無く、からみ場面ばかりらしいのだけど、電子版は挿絵なしだった。 「レッスン マイ ラブ」は高校生になった主人公。 登場する演目 くるみ割り…
剛しいら やまねあやの
ふばば
BLと親和性があるんでしょうか?の仕立て屋さんBL。 受けが真面目で華奢な仕立て屋さん。老舗テーラーの4代目。 攻めは傲慢で上質で、スーツを完璧に着こなすビルオーナーの御曹司… よくあるパターンではあるけれど、さすが剛しいら先生。グイグイと読ませます。 冒頭、お針子の娘と王子様の実らない恋を描く絵本から始まるこの物語。 初めは傲慢な男・伊織が愛もなく店子の紡(つむぐ)に執着して決して…
剛しいら 石田育絵
故剛しいら先生の2001年作品。 刑事ものです。 舞台は1999年のさいたま市。さいたま新都心の開発中のお話。 闇に紛れて建築中のビルの壁にグラフィティーを描いていく少年・「ウォーカー」。 暴走族たちに守られながら警察の見回りをかい潜って、夜の中何缶ものスプレー缶を腰に下げてポップなイラストを完成させていく。 その「ウォーカー」の見張り役だった暴走族の少年が、相次いで2人殺された。 …
剛しいら 小路龍流
まぎぃ
しいらさんなら安定のクオリティ、と思って読み始めました。 確かに面白い設定で、いたずらにあまあま大団円にならないところはさすがです。 ただ、特に後半、文章がいつもより雑?というか推敲前のような箇条書きのところもあり、あれっと思うところもありました。 救急救命士の受けさま。忙しい毎日に生きるということの感覚が麻痺している。 ある日突然拉致され、怪我をしたヤク○の治療をさせられる。治るまで…
剛しいら 葛西リカコ
甘食
久々に剛しいらさん作品を読みました。やはり引き出しが多い。何を書いても読みやすく面白く仕上げてくれます。BL時代劇ドラマを見ているような気分でした。イラストが葛西リカコさんで、葛西さんの和風時代物って珍しくて、美麗イラストに眼福でした。 受けの環は不幸な生い立ちだけど、健気で欲がなくて可憐な受けです。陰間になる一歩手前で新さんに出会えて幸せになれて良かった。数えで14歳から16歳の花の若衆時…
剛しいら 金ひかる
作品の内容は、心理描写を楽しむ抒情的なもの。 2009年刊のこの作品は、月の満ち欠けと生命の関りが軸。 時間の経過も、月の満ち欠けの描写で推測できるように書かれています。 月夜の晩に、内科医の一樹が海岸へ犬の散歩に出かけて見つけた波打ち際で倒れていた男性を助ける。 心臓病で記憶喪失のその人に、仮の名前「浩之」を付けて面倒をみることにした医師・一樹。 月を眺めながら、「生まれて、死んで…
しろたん9610
エロなし「微BL」レーベル・アズホワイトさんから刊行された作品。Kindle版は2021年1月現在unlimited対象(表紙絵あり、挿絵なしあとがきあり)。 一般作品を読んでいて、敵対関係や対立する男同士は全部BLに見えるという姐さんは少なくないと思うのだが、刑事と容疑者はその代表格か。萌えるか萌えないかと言われれば、一応私も萌える。 ただ、本作はあくまでエロなしBL。一般の匂い系の「本…
新しい年の1冊目の小説なんにしよ?積み本さぐってコレ! 剛しいら先生の2009年作品。時代ものです。 押し込み強盗の引き込み役として育てられた美貌の少年・環。 はじめは大きな寺へ渡される予定だったが、急遽江戸で羽振りのいい材木商の深川の元に潜り込まされる。 可愛らしく無垢な環は深川に気に入られ、念弟として片時も離れず身の回りの世話をするようになる… …という事で、本当に深川を慕ってし…