いとう由貴さんのレビュー一覧

この恋が終わるまで 小説

いとう由貴  木下けい子 

ラストに近づくほど深くなる

深いけど浅いような・・・良くいい表されないような話です。
この話は簡単に言うとドロドロとした三角関係を中心に話が発展するというパターンです。
ぶっちゃけ三人ともあまり良いキャラとはいえません。
正直好感が持てるキャラがいなかったんですよね。
みんなが悪役って感じです。一番マシだと思うキャラは薫かな?
光春が修二の浮気相手となって婚約者(薫)を傷つけ、
修二は婚約者を性格がはっきりしてい…

2

この恋が終わるまで 小説

いとう由貴  木下けい子 

エロいけど切ない。切ないけどエロい。そんな萌えがここに。

切ないけどエロい。 がっつりエロいけど切ない。
じりじりと萌えが忍び寄る感じに読み進めました。

恋を仕掛け、裏切った相手・光春の担当となった編集・修二。
裏切りから10年。光春の傷は癒えるどころか人との関わりをすら拒もうとした。
贖罪の気持ちから何とかしなくてはと思う修二に、光春は思いがけない要求をするが…。

傷ついた光春の心情と、自分のした事に苦しみながらも光春に再び惹…

3

この恋が終わるまで 小説

いとう由貴  木下けい子 

び…微妙すぎる…。そして読みにくい><

設定も展開も、お話自体も、すごく良かったです。
けど、あちこち読みにくい><
高校時代の回想あたりまでは、わりとすんなり読めてたんですが;

受けが攻めを復讐で誘ったのは分かる。そこに密かな想いが無自覚ながら隠れていたことも、すごく分かる。
けど、電話で呼びつけたり抱かれたり我侭を言ったりしている復讐期間の様子が、なんだかな。
う~ん、何となくの感触なので、上手く言葉では表現できないの…

3

この恋が終わるまで 小説

いとう由貴  木下けい子 

復讐と謝罪は、その底に初恋を持っていました。

03年のビブロス版に攻め視点『初恋の人』を書き下ろしで追加した新装文庫版です。
罪の贖罪と復讐がテーマの作品ですが、何故か胸に迫って苦しくなりました。
神にとても近い萌えです♪
イラストも最初は海老原さんだったのが、これは木下けい子さんに変わっています。
お話の割にあっさりした絵ではありますが、とりたてて美男でもなければ人並みなという主人公の風貌と雰囲気にぴったりだったと思います。

6

春暁 小説

いとう由貴  あさとえいり 

なんて可愛い三十歳

全てをただ受け入れることしかできない境遇であった深が、隆信を救わんと、仮名ばかりの手紙を一生懸命したためて郵便局へ向かう姿に萌えました。世間を知らない深は宛名が必要であることもわかっておらず、窓口の職員に助けてもらいます。この一連のシーンがこの作品の中でわたしいちばんの萌えでした。手紙は無事相手へ届くのですが、深の頼みは聞き入れられず、逆に呼び出されてあれこれ無体な目に合わされそして、天狗の鼻のよ…

3

砂漠の月に抱かれて 小説

いとう由貴  せら 

設定は好み

カプの設定は好みなんだけど、どっちも言葉が足りない。
ジレジレ感を楽しむより、バカじゃないの、と突っ込んでしまった。
楽しみそこねた。残念。

0

月と砂漠の眠る夜 小説

いとう由貴  せら 

アラブのテンプレ

傲慢な王族と、いたいけな日本人というカプの典型。
ほとんどアラブ物を見かけなかった頃に読んだので新鮮だった。

0

たとえ背徳の罠に堕ちても 小説

いとう由貴  門地かおり 

お兄ちゃんはツンデレでした。

 シリーズ1冊目で、義弟瑞樹に酷い真似をした次男・エドワードと、敬愛する兄と代表を争う同級生の庶民生徒とのお話。

 エドワードは、兄に多分片想いをしてたんだと思うんですよね。…無自覚に。
 でも、その兄が瑞樹を選び、その弟も可愛く見えて来て、立場や認識改めて。
 そんな中で現れた男が、兄のライバル視されてる男で。
 弱みを握られ、身体を好きに弄ばれ。
 そんな関係を続けながら、今まで見えなかった…

3

たとえこの恋が罪であっても 小説

いとう由貴  門地かおり 

先入観と常識の壁。

 可哀相な受が大好物な私には、たまらなかった一冊…ながら、次男!
 シリーズ続刊で盛り返すけど、次男が一番酷い。

 奔放な母にほぼ、見捨てられた状態で育った主人公。
 実はイギリスに父がいて、血縁の全くない兄、半分血の繋がりのある兄のいる寄宿舎付き学校に入れられる。
 父達は、主人公の母の振る舞いに怒りが収まらず、最初から主人公を「あの女の息子」として、冷たくあしらう。
 言葉が通じず、母のこと…

4

春暁 小説

いとう由貴  あさとえいり 

可哀相な受の極地。

 不幸受、薄幸受というのが好きなのですが。
 この本の主人公・深は、まさに「THE・不幸受」と言いますか…。

 10歳の時手篭めにされ(本当あれは手篭めだ)、以来20年囲われて愛人生活を余儀なく送らされた深。
 しかし彼の心には、唯一支えとなる存在が。
 それが、自分を苦しめている男の弟。

 無自覚に、恋とは何かを知らずに恋していく深。
 幼年期を越えて再会したその愛しい相手が、兄以上に酷な事…

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