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16/17(合計:170件)
三上志乃
ちろこ
ネタバレ
「一葉」が上巻、「二葉」が下巻になる続きものです。上下巻って書かれてないから困惑しますけど、なかなか粋な書き方で素敵ですね。 ピットスポルムを聞いたことが無かったので調べてみました。 切花とかでよく見る植物でした。フラワーアレンジメントにも使用されることもあるとか。 なぜこれがタイトルに?と思い、花言葉を調べてみると、「飛躍」「偏愛」「慈しみ」だそうです。それと名前の由来が、粘着質な…
NaNo
「一葉」からの感想の続きです。 「二葉」ではより小田島の矢野君に対するどうしうもない想いが強く描写されています。 それは行動にも現れてしまいちょっとした騒動も起こってしまいます。 それでも必死に矢野君には手を伸ばそうとしない小田島…もう苦しくて切なくて泣けました。 そして矢野君、彼もただ想われるだけの人間ではありません。 小田島の真意が押しはかれなくてすれ違ってもじっ…
全寮制の高校に通うルームメイトでトラウマ持ちヤリチン君の小田島と努力型の天才・矢野君のお話です。 とにかく小田島の感情面の描写が読んでいてめちゃくちゃ引き込まれました。 ヤリチンで男子寮に女生徒を連れ込み性行為に耽る彼、そんな彼と同室になりその姿を目撃してしまった矢野君。 字面だけだとチャラすぎる最低男の小田島だけどとんでもないトラウマと矢野君に対する仄暗い恋慕が凄かったです。 …
なんでも食べる
三年交際していた恋人♂が、黙って結婚を決めたことでフラれてしまい、退職して実家に戻ってきた受様と、そんな受様の実家に下宿している攻様のお話。 三年ってかなり長いのですよね。その間、受様ときちんと恋人してたのなら、元カレもちゃんと受様を想っていただろうことが伝わり、それでも結婚を選んで、別れ話もなしに受様を捨てたという事実が、しんどさを増して伝えてきます。退職してでも離れたかったほどなんですよ…
おぶもいもい
3年付き合った彼氏と別れ、仕事を辞めて地元に戻った匠。そこで実家に下宿する早月と出会うところから始まるお話でした。 冒頭の元カレとの別れのエピソードはすごく苦しいもので、何でもないようにして見せる匠の笑顔が本当に切なくて… いくら頑張っても越えられない壁に気付いてしまったら、すべてを一旦おしまいにしてしまいたくもなるよな、と。 そんな空っぽな時に早月に出会って告白されるけれど、すぐに…
銀次郎
想像していた以上に良かったです。 受けが序盤から不憫で仕方なくて切なかったので、攻めが現れてくれて本当に良かったと思います。 元恋人に裏切られたこの過程が本当につらくて。あらすじには振られたなんて書かれてますが、そんな優しいものではありません。 同性間で結婚できない現代では、この別れ方は残酷で苦しいものでした。 直前まで好きだった相手ですから、受けが元恋人を引きずるのも理解できます…
kurinn
一見すると従順に見える五月の秘密が描いてありました。 五月は匠にかわいさを自覚して欲しいと思っているようで…。 銭湯の湯に入り髪を拭いてると、じっと見詰める匠がいるので「…なんすか?」と聞くんです。 どうやら匠は五月の普段の髪型と、前髪を上げた時の雰囲気がかなり変わると驚いて見ていたようでした。 「…これやっぱり変ですかね」と聞く五月に、「は⁉︎変じゃねえよ かっこいいよ‼︎」…
アリスのお茶会
↓ネタバレ含みます! あらすじで気になり購入してみました。三上志乃先生の作品は初めて読みましたが、絵柄も好みでストーリーもとても良かったです。 三年付き合った元彼が黙って女性との結婚を決め、退職し実家に戻ってきた匠。そんな彼に一目惚れしたのは初めて恋を知った早月。そんな傷ついて恋に臆病になっている匠と恋愛初心者ながら頑張る早月のお話です。 匠が切ない…。タバコ吸いながら一人で涙流してると…
てよてよぷりん
連載一話目から追っていました。 ずっと三上先生のファンだったので、途中から電子レーベルから本誌連載に切り替わりとても嬉しかったです。 元カレが女性と結婚し、自分がゲイということと改めて向き合わなくなってはいけなくなった匠と、ドノンケで「好き」がよく分からない早月くんのカップルです。 連載当時、回を追うごとにカッコよく可愛く、どんどん積極的になっていく早月くんに毎話「頑張れ…!!」という気…
まりんまいん
ノンケの年下攻め。 そんな攻めの一目惚れで初恋っていう事実さえ心に落とし込んで読んでいければ、もうあとは胸キュンのオンパレードでした。 あらすじだけだと、よくあるほだされまくりのBLかな?と思ってましたがそんなことはなく、心の動き具合は丁寧に描かれていたのでしっかり物語に入り込めました。 元カレの引きずり具合とか、受けに振り向いてもらうための言動とか、妙にリアルなテンポ感が楽しめてよかっ…