三上志乃さんのレビュー一覧

湯気のむこうに朝をみる コミック

三上志乃 

本当に愛されるということ

連載一話目から追っていました。
ずっと三上先生のファンだったので、途中から電子レーベルから本誌連載に切り替わりとても嬉しかったです。

元カレが女性と結婚し、自分がゲイということと改めて向き合わなくなってはいけなくなった匠と、ドノンケで「好き」がよく分からない早月くんのカップルです。
連載当時、回を追うごとにカッコよく可愛く、どんどん積極的になっていく早月くんに毎話「頑張れ…!!」という気…

7

湯気のむこうに朝をみる コミック

三上志乃 

実家が銭湯ってシチュいいね

ノンケの年下攻め。
そんな攻めの一目惚れで初恋っていう事実さえ心に落とし込んで読んでいければ、もうあとは胸キュンのオンパレードでした。

あらすじだけだと、よくあるほだされまくりのBLかな?と思ってましたがそんなことはなく、心の動き具合は丁寧に描かれていたのでしっかり物語に入り込めました。
元カレの引きずり具合とか、受けに振り向いてもらうための言動とか、妙にリアルなテンポ感が楽しめてよかっ…

2

湯気のむこうに朝をみる コミック

三上志乃 

いい♡

三上志乃先生の作品は初読みでした。
初読み作家さまだということで、そんなに期待しないで読んだんです。スイマセン…。

でも読んでて匠がふと見せる寂しげな表情に引き込まれてました。普段は明るく見せるべく振る舞ってるのが何だか痛々しくて、目が離せなくなっていました。

そんな匠に惹かれて行く五月が、若さ故に真っ直ぐで眩しいんです。イケメンでモテモテなのに恋をした事が無くて、不器用ながらも必死…

4

湯気のむこうに朝をみる コミック

三上志乃 

素敵なストーリーだなぁ…

映画を観てるような気持ちになりました。
下町の情緒もあって賑やか、ほっこり。
派手さはなく地味めな感じです。
とても良いストーリーです!沁みるし胸がギュッってなります。

匠の切ない子ども時代や恋愛、苦しい心理描写もあります。母親がゲイの理解者であることが救いで、子どもの頃から匠の苦しんでいるところを側で見ていたと思ったら、胸が張り裂けそうでした。匠のお母さんが、本当に素敵なお母さん!

8

0パーセントの花束 コミック

三上志乃 

あっさり

父親と兄の巴への対応が辛辣すぎて、キツかった…出来が悪い、母親が死んだ原因と言っても小学生を中学生に面倒みさせて、離れに押し込めるとか…せめて、料理ができる人にしようよ。その辺の描写が重くてげんなりしまくり、そんな環境だから依存し合うよな…という感じで、設定、展開、お互いを思う優しさにも、目新しさを感じず…心が温まるという感想の中、覚めた目で見てしまいました。
あと、巴が名前も見た目も男っぽくな…

3

0パーセントの花束 コミック

三上志乃 

クリスマスローズ

初めての連載作品だそうです。
お話の雰囲気とあとがきの書き文字がピッタリだったので、なんとも納得の作品でした。先生ご自身がこういう雰囲気の方なんだろう。

従×主好きで、特にかしずき続けていた"従"が、豹変して"主"を食うシーンがツボなので、そのあたり嬉しかった。豹変と言っても無理矢理ってほどでもないので、皆さん受け入れやすいかと。話全体は…正直普通と…

1

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三上志乃 

抱きしめたくなるような二人

これはもう母性本能がくすぐられるいじらしく健気な2人がもうたまりません!

虐げられた運命に贖い幼い2人が支え合って生きる姿を見るにつけおばさんにはうるうるときてしまう‥
この二人を思い切り抱きしめてあげたい‥とか。

私的には表紙絵にはあまり惹かれませんが‥作中の絵柄はごちゃごちゃしていなくて綺麗で読みやすいです。
少女漫画っぽい絵で上手い!という程ではないのかもしれませんが、私は好…

5

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三上志乃 

花に託す想い

母の死後、父と兄とは一緒に暮らすことなく
世話係として雇われた南雲と共に
離れで暮らすことになった巴。
そんな南雲と巴の両片思いのお話です。

まだ幼い巴が自分の立場を理解していたり
それに気付かざるを得ない状況が
出来上がってしまう家というのは
想像するだけで居心地が悪いですね…
物語の中のこととはいえ、
仕事や家柄のことしか考えられない
お父さんは本当にダメ人間です。

2

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三上志乃 

優しいお話

帯に書いてある言葉「孤独な2人の、交わらない両片思い」。
まさにこの言葉がしっくりくるような2人のお話でした。

受けの巴は大きな会社水敷家の息子の1人。出来る兄の航と比べられ本家とは離れた場所で暮らしている。そのお世話係が南雲。
出会ったのは11年前で、その時からずっと一緒。出会った当初は距離感がつかめなかった間柄だったけれど、共に過ごすうちにお互いを知っていき……というお話です。

9

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三上志乃 

寄る辺ない子供たち。

とにかく子供達が不憫で。不憫で。
寄る辺ない子供たちが、寄り添いあって生きて行く、ささやかで温かい物語の様に、粉砂糖をまぶしているいるかの様だけど。
結構不穏な、ネグレクトのお話なのだ。
巴は、ほんの幼ない頃に「出来損ない」の烙印を押されている。後継者には優秀な兄が居るので、そもそもお呼びではない。しかも巴を迎えに来る途中で、優しい母が亡くなった。父の悲しみは幼ない巴に向けられる。
巴は広…

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