高階佑さんのレビュー一覧

夜の華 小説

榊花月  高階佑 

変な話

設定が好みだったので読んでみましたが、すべてが上っ面で、いつ、おもしろくなるのかなと思っているうちに、ちっとも盛り上がりがないまま、終わってしまった感じ。

まず、返す責任もない借金を、ただの意地で返す主人公に、まったく共感できない。
その意地の原点になったセリフも、別に重要人物が言ったわけでもなく、親の復讐というのも途中から出てくるし、攻めのやくざの生い立ちも主人公に絡んでくるのかと思えば…

0

夜の華 小説

榊花月  高階佑 

最後の最後まで・・・

両親の借金を必死に返済する譲は、ホストクラブで働く。
慣れない仕事だが、指名してくれる澤戸の存在が大きかった。
枕営業をせずに、人脈だけでなりあがった譲だが、両親の死が命日が近づくと、暗くなる。
ヤクザではあるが、譲をささえる澤戸が大人で、譲が子どもぽくみえてしまう。両親の死の原因の男に復讐を提案した父親の秘書により、奈落に落とされる!提案内容は澤戸に話をしていたのに澤戸がヤクザだからと拒否…

1

義を継ぐ者 小説

水原とほる  高階佑 

業の花を咲かす

今回は水原さん絶好調だったようで、見て楽しい、書いて楽しいと、後書きで書かれているように、読む自分もするすると読むことができました。
お得意のヤクザものなので、設定に無理もなく、すんなりその世界に入れる。
何より高階さんの美麗な絵が、ヤクザに見えないくらいイイ男でした。

桂組の金庫番をしている№2と言われる慶仁の、慕っていた組長の義父が亡くなり、生きる希望を失くしていたところに、跡目争い…

7

冥愛の鎖 小説

華藤えれな  高階佑 

公安幹部×元傭兵のSP

温度の低そうでいて実は執着系な攻と、熱血苦労人な受。
ドラマチックはドラマチックだけどイマイチ共感が出来なかった。
特に二人の出会いである海外でのアバンチュールは……
海外で傭兵をしていた三神に初めから利用するために近づいた近衛ですが、この二人が出会って恋に落ちて寝るまでがものすごい勢いでファンタジーというかマジックというか。
キレイっちゃキレイなんですけども、どうも納得がいかなくて。

4

眠る劣情 小説

夜光花  高階佑 

無理

ミステリー仕立てで謎解きなのかもしれないが、全体的に無理。
おもしろいかどうかより、わけがわからなかった。

0

熱砂の王と冷たい月 小説

愁堂れな  高階佑 

アラブ物

アラブの王子さまはいいんですが、受けはアホの子というか、トンデモ設定でぶっ飛びすぎでついていけませんでした。残念。

1

愚か者の最後の恋人 小説

樋口美沙緒  高階佑 

最高

文章力が高くて、序盤から引き込まれた。切なくて、泣ける。
タイプとして分けるなら、浮気攻めと一途受けになるが、受けは惚れ薬で惚れてしまうというワンステップがあるので、本当は好きなんかじゃないという心理描写等、ほかの作品にはない良さがある。
ストーリーも恋愛要素がなくても十分楽しめるくらい、よかった。

4

タナトスの双子 1917 小説

和泉桂  高階佑 

ごくろうさまでした

一冊目よりはマシだったけど、ややメインが、もともと好きなセイガンジの次男の類型的なカップルだったから、それが楽しめただけかもしれない。

結局、新書二段の二冊もかけて、双子がどちらも、自分から愛した相手より、自分を愛してくれる相手を愛するほうが幸せ、という結論になるのが残念。

好きな時代や設定、さらに力の入った美しいイラストがついた本でも、ここまで残念感ただようのも珍しい。
和泉さんは…

2

タナトスの双子 1912 小説

和泉桂  高階佑 

表紙と設定だけ

表紙は美しいし、設定は萌えたっぷりなのに、こんなに残念なのはどうして? この表紙じゃなかったら、このイラストがついてなかったら、絶対に読まなかったし、作者の気負いだけが空回している印象。

正直に言えば、高階さんががんばりすぎ。

3

眠る劣情 小説

夜光花  高階佑 

ミステリーっぽい

タイトルのごとく、ミステリー「ぽい」お話です。

主人公(受け)は、高校時代に告白され断った親友である攻めと今でも友達としていい関係を築いている。
ある日、妹が攫われた。要求は「親友である攻めの結婚を阻止しろ」。
そうしたら解放すると告げられる。
妹を助けたいが為に、この要求を飲み込み攻めに嘘の告白。
それを攻めが受け入れなんとか結婚を阻止。攻めに抱かせろと言われ抱かれてしまうのですが…

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