高階佑さんのレビュー一覧

愚か者の最後の恋人 小説

樋口美沙緒  高階佑 

恋愛要素なくても楽しめる♪

大好きな樋口美沙緒先生のデビュー作「愚か者の最後の恋人」。久しぶりに読み返してやっぱり樋口先生の文体好きだなぁと改めて感じました。

舞台は中世ヨーロッパ。貴族ものです。
作中では“惚れ薬”というものが出てきます。これは樋口先生がある作品からヒントを得て使い古されてるアイテムだけど使っちゃえってってことで登場させたらしいんですが、、、樋口先生の手にかかるとこんなにも新鮮に感じるんですね!!

1

知らなくても生きていける萌えの話 小説

英田サキ  高階佑 

エッセイはいまいち、小説はドストライク

前半のエッセイだけなら中立評価でした。
でも、英田サキさんが自分の萌え趣味に走って書いたのであろう後半の小説が、私のドストライクでした。
同時に「そうか。私の萌え趣味は王道から離れてて、ゆえにモンモンとしてしまうのかー!」と分かりました。
この小説は普通なら、「書き直しレベルの小説」なのですか?(あとがきより)
ととととんでもない!
アホみたいなオナニーやってた襲い受け、かっこいい見せどころなんて…

1

ミステリー作家串田寥生の考察 小説

夜光花  高階佑 

喰えない男だぜ、全く

『眠る劣情』で実においしいとこ取りをしていったアテ馬役だったミステリー作家が主人公の本作。
前作もそうだったけど、やっぱりこいつは・・・・喰えない男だよ~
性格が性格だけに、この本は恋愛は薄くミステリーと謎解きに重点をおいてます。

ゲイの編集者神凪の担当作家串田は、実は神凪の好みのタイプ。
だけどゲイであることも隠して担当として、飄々とした串田に振り回されている。
そんな時、次回作の…

6

逃した魚 小説

中原一也  高階佑 

癒し系

素直で優しい癒し系オヤジが受け。
この癒し系オヤジ・市ヶ谷は、ガツガツしたところが全くなくて、人を疑うことも知らず、ちょっとつつくとすぐ赤くなったり、オタオタしたり。
弁護士として、人間の汚い面ばかりを見てきた織田がはまってしまうのは、もう自明の理。
市ヶ谷は、その素直な心のまま織田との恋に落ちてしまいます。
そんなある日、不動産取引の売り主として現れた歌舞伎役者の花沢は・・・

お話…

3

純愛は砂漠に香る 小説

宮園みちる  高階佑 

ギャップに萌ぇ(*´▽`*)

『純愛は砂漠に香る』
スワイド×梓沙
受けにとって初エチのお相手が攻めだと萌える私。
この受けサマお初でなかったのでちょっと残念…。
_| ̄|○
この時点でテンション下がり気味…。
しかも前の相手が出てくるし、受けとのエチを喋るわで超最悪!
性格も悪いし根性もクサッタ野郎で、受けは過去恋愛したことがなかったとはいえ、よくこんな男と付き合ってたな。
(`Д´)
受けは強気なんだけど…

0

ゼロの獣 小説

華藤えれな  高階佑 

カバー下まで必見です!!

いやー、萌えましたv
好きなタイプのお話。

4年前の事件で同僚の喜代原を亡くした朝海。
その死が暴力団と関係しヤク中だったこともあって裏切られたような気分に陥っていた。
そんな中、新たな事件で訪れた現場で的確な鑑識による分析をしたのが飛高で。
死んだはずの喜代原に似ている飛高。
飛高は以前、朝海に襲われたことがあり、喜代原の代わりでも構わないと言い出して…。

喜代原を亡くした…

5

DEADLOCK外伝 SIMPLEX 小説

英田サキ  高階佑 

感激!!

DEADLOCKシリーズを読んですぐ購入するつもりが、ちょっと間が空いてしまったのだけれど、読んでしまったらまたすぐSIMPLEXの世界観に引き込まれました。
どんだけ間が空いてもこの作品はやはり素晴らしいと実感。
一回読むと最後まで止まりません(笑

私はDEADLOCKの時から、ユウトを優しく励ましたり、アドバイスをくれたり、はたまた口説いたりしちゃうロブが本当に大好きで、ロブにも幸せ…

9

ワケアリ 小説

中原一也  高階佑 

オッサンじゃないと思う…

マグロ漁船ってそういえばどよどよしてたのを、どなたかのブログで読んだなあ当時…。これなんですね。
たしかにテーマの着眼点は素晴らしい!逃げ場のないとこは刑務所とさして変わらないかもですな。
海のオッサンか~(*゚∀゚)=3と期待に小鼻膨らませてたんですが、なんかこう凝ってるとこ微妙にずれて揉んでくれる美容院のアシさんみたいな、うーん。
かなりエロオヤジなんだけどわりかし紳士だったりで、どどど…

3

タナトスの双子 1917 小説

和泉桂  高階佑 

詰め込みすぎた感はあるけど、凄まじい重厚さ

タナトス1912の下巻に当たる今巻。
読んでからだいぶ経ちまして、再読しました。
重くずっしりとしたお話。冷たいロシアの風景を感じるのは前巻同様。
1912にて飛び交っていたそれぞれの愛の形が、終結しました。

レビュアーの皆さまがおっしゃるように、いろんな要素が散りばめられている読み応えたっぷりな一冊です。↓ネタバレレビュー。

一番印象的だったのは、やはりヴィクトールの愛し方でし…

4

Chara BIRTHDAY FAIR2009 創刊12周年記念 グッズ

アホの子特集か?

こういったフェア小冊子のおもしろい所って、本編で充分に紆余曲折しちゃったあとの、ラブラブぅになったあとのお話なので、ほとんどキャラ崩壊とも言えるくらいの、デレデレぶりが見られるところで。

SIMPLEXのヨシュアは、ロブとの完璧とも言える初デートの締めで、自宅の秘密(しっかり隠した以外なコレクション)を見つけられちゃうし、
不浄の回廊の西條は、記念日とかいってうざくて重い歩の言動にズッキュ…

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