いおかいつきさんのレビュー一覧

恋愛映画の作り方 小説

いおかいつき  高久尚子 

小粋なラブストーリー

映画監督とその監督の大ファンの配給会社社員の恋。最初美貌の監督(受け)の性格がものすごく悪くて、こんな奴が好きなんて攻めはドMかと思いました。

受けはゲイバーで偶然攻めに出会い攻めの性癖を知り、次回映画の参考に、と「どんな男が好みだ」とか「抱くのと抱かれるのとどっちだ」とか公共の場で無神経な質問をしまくります。人を感動させるような映画を撮る人がどうしてこんなに性格悪いの?と不思議になりました…

0

ベッドルームキス 小説

いおかいつき  國沢智 

神宮、これでもノロケてます

2020年刊。
既に安定した感のある2時間ドラマBL、リロードシリーズ16冊目。
スピンオフを含めるとこの本がちょうど20冊目になるのだそうな。

さて、今巻より河東一馬刑事は多摩川西署から品川署に異動となったとさ。
まぁどこに移ってもワンマン捜査ぶりは変わる事ないだろうけれどね。
引っ越して新たな住まいに移る際に、一馬の部屋なら神宮もエッチ道具を下準備に仕込む事が出来ないはず…なのに…

5

リロード 小説

いおかいつき  國沢智 

ハードそうに見えてハードじゃない

刑事受けが読みたくて手にとってみた作品。
ある日一馬は神宮が、資料室でなにやらこそこそと捜し物をしているところを目撃。まずいところを見られたと、口封じのためにその場でエロイことをされちゃう。
実は神宮は、友人の死が自殺として処理されたことに疑問を持っていて、その真相をひそかに解き明かそうとしていた。で、一馬もそれに協力することになる、という流れでふたりはどんどん親密になるんだけど、その過程が思…

0

飴と鞭も恋のうち~SECONDヴァージン~ 小説

いおかいつき  國沢智 

何となく、躾の良いわんこ達だな…と

2020年刊。
この新刊、ちるちるでもhontoでも書影が発売日ギリギリまで出なかったのだが、書店での買い辛さを予想して通販で予約しておいて正解だったな…と。
元はリロード・シリーズのスピンオフで、警視庁捜査一課内の堤×藤村コンビに続いて登場した部下二人と班長の3Pカップルの続編に当たる。

いおかさん作品の中では、3P絡みというのもあって前作を引き継いでエロ特化に力が入っているほうだ。

4

執事に愛される主人の条件 小説

いおかいつき  すずくらはる 

つくす執事につくしたくなる!

しっかり執事なんですが、
可愛すぎてついこっちがお世話をしたくなる執事さんv
こんなに健気につくされたら、
翔真くんでなくてもほだされちゃいますよ!

その翔真くんは全くご主人様らしくないのですが、
そんな普通の人の翔真くんにも
キチンと執事としてお仕えする凪が可愛いv

ストーリー的には
もう少し事件があっても良かったかなと思うのですが、
あまり凪をいじめちゃかわいそう!

2

共犯者の法則 小説

いおかいつき  カワイチハル 

何かと顔に注目のいく刑事

2016年刊。
いおかさん得意の事件もの&バディもの。
捜査には熱心なのだが、誰もスタンドプレーを制する事が出来ないせいで周囲から持て余し気味の刑事・尊(たける)。
そんな尊でも、コンビを組んでいる越谷とは無駄な気を使わずに息が合うようだ。

この話の殺人事件では、被害者が尊の初めての相手(しかもセフレ)と知り、彼自身は戸惑いを見せるものの過去の若気の至りと割り切って淡々としている。

0

シュガーナイト 小説

いおかいつき  國沢智 

未だに掴み切れない男、桂木

2019年刊。
安定した2時間刑事ドラマ、リロードシリーズも15冊目。
今回は神宮の元カレだったのに穏便に関係解消後も友人としての付き合いが続き、主役二人の良き理解者である桂木が事件の重要人物となる。
桂木は容姿、実力に恵まれていて付き合う相手にも事欠かなそうだから、誰かしら過去に関係を持った男に恨まれるか執着されているだろうなと安易に想像が付いたが…
実は彼が事件に巻き込まれるのは今回が…

3

真昼の月3+ 小説

いおかいつき 

なぜこれが商業誌未収録?!

これは長編の番外編で他ではどこにも収録されていません。
長編はもう一つありますが、それよりこちらはなぜ商業誌に入ってないのか信じられないレベルのお話だと思います。
時期的に昔の単行本への収録が無理なら、せめて「完全版」と名前が付いた文庫版に入れてほしかったです。

硬派な秀一のお水なホスト姿と、その交友関係に嫉妬する辰巳の姿が読みごたえありますし、新たな名前有りモブの登場で秀一のさらなる大…

2

真昼の月 短編集 完全版 小説

いおかいつき 

もっと「真昼の月」を味わいたい方はぜひ

ありがたくも、これは作者のサイトや同人誌で発表された、商業誌「真昼の月」の短編の番外編が全収録されたものです。ただ書下ろしはないですし、商業誌収録分もないです。
そして、当然こちらには長編の番外編が入っていません。作者も「そっちは別に完全版を出すかもしれない」と、これを発表した当時にツイッターでつぶやいてました。

内容は商業誌収録の短編よりはボリュームが少な目ですが、本編の隙間や最中、番外…

2

恋する罪のつづき 小説

いおかいつき  麻々原絵里依 

惜しい!

本格推理ものではないですが、犯人を特定する処に『謎解き』要素がありますので感想だけ書きます。

あらすじに『山奥の廃校での同窓会』とありますが、これ、バスケ部の同窓会なんですね。『山奥の廃校』って高校時代の合宿場所だったところで、今も貸出をしている場所なんです。
集まって皆でバスケをする和やかなシーンが最初にありまして、これがね、その後『起きた事件とその真相』を知った後では、かなり印象が変わ…

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