いおかいつきさんのレビュー一覧

好きなんて言えない! 小説

いおかいつき  有馬かつみ 

2人のギャップがカギ

いおかいつき先生の2008年作品。
いおか先生といえば「リロード」シリーズ。攻め気質の描写が上手いイメージですが、この作品は一味違います。

「男」としての理想的なルックス、仕事での能力、周囲からは「理想の結婚相手」として見られるモテ男としての自分…
だが、本当の自分は。
ゲイで。
しかも「抱かれたい」側なのだ…

…という物語。
ゲイである事も、「受け」志望である事も、隠して生…

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ラブ☆コレ 4th anniversary 小説

いおかいつき  愁堂れな  夜光花  國沢智  奈良千春  高階佑 

4th

個人的ラブコレで一番頼みにしているのは
挿絵の原画だったりする。
ちょっと雑にも見える線画を見るのがすこぶる好き((ノェ`*)っ))タシタシ
奈良千春さんのイラストたっぷりでそれだけでもじゅうにぶんに
満足させていただいております。
アリガトウゴザイマス!!

さて本作。

・新宿退屈男~快楽の祭典~
・深紅の背徳
・グロウバック

こちらの三本だてでございます。
いお…

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君が涙を溢れさす 小説

いおかいつき  高城たくみ 

冷酷ヤクザの心を揺さぶるのは

いおかいつき先生といえば、「リロード」のシリーズや「真昼の月」。
読みやすいガチ風味の警察ものやヤクザものが印象的ですが、本作の主人公もヤクザです。
といってもゴリゴリのヤクザではなくて、見た目はスマートな「経済ヤクザ」の森末斉(せい)。(ドンパチはないけど、地上げの時などキッチリ恐喝はしてますが。)

そんな見目いい男の森末が、組長の姐にアクセサリーのように連れて行かれた日舞の舞台。

1

ラブコレ16thアニバーサリー 小説

いおかいつき  バーバラ片桐  ふゆの仁子  秀香穂里  犬飼のの  西野花  國沢智  奈良千春  うめ 

読んで分かった事は

何回かラブコレアニバーサリーは購入しているものの、じっくり読んだのは初めてだと思います。

ラヴァーズ文庫で読んだ事があるのは、犬飼のの先生の「薔薇の宿命」シリーズのみです。

今回の「ラブコレ16thアニバーサリー」を読んだ事で個人的に再確認出来たのは、受け1人に対して複数の攻めが存在する作品は自分には合わないという事でした。

同時で無いならいいんです。でも、複数のうちの1人を元々…

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恋愛映画の作り方 小説

いおかいつき  高久尚子 

小粋なラブストーリー

映画監督とその監督の大ファンの配給会社社員の恋。最初美貌の監督(受け)の性格がものすごく悪くて、こんな奴が好きなんて攻めはドMかと思いました。

受けはゲイバーで偶然攻めに出会い攻めの性癖を知り、次回映画の参考に、と「どんな男が好みだ」とか「抱くのと抱かれるのとどっちだ」とか公共の場で無神経な質問をしまくります。人を感動させるような映画を撮る人がどうしてこんなに性格悪いの?と不思議になりました…

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ベッドルームキス 小説

いおかいつき  國沢智 

神宮、これでもノロケてます

2020年刊。
既に安定した感のある2時間ドラマBL、リロードシリーズ16冊目。
スピンオフを含めるとこの本がちょうど20冊目になるのだそうな。

さて、今巻より河東一馬刑事は多摩川西署から品川署に異動となったとさ。
まぁどこに移ってもワンマン捜査ぶりは変わる事ないだろうけれどね。
引っ越して新たな住まいに移る際に、一馬の部屋なら神宮もエッチ道具を下準備に仕込む事が出来ないはず…なのに…

5

リロード 小説

いおかいつき  國沢智 

ハードそうに見えてハードじゃない

刑事受けが読みたくて手にとってみた作品。
ある日一馬は神宮が、資料室でなにやらこそこそと捜し物をしているところを目撃。まずいところを見られたと、口封じのためにその場でエロイことをされちゃう。
実は神宮は、友人の死が自殺として処理されたことに疑問を持っていて、その真相をひそかに解き明かそうとしていた。で、一馬もそれに協力することになる、という流れでふたりはどんどん親密になるんだけど、その過程が思…

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飴と鞭も恋のうち~SECONDヴァージン~ 小説

いおかいつき  國沢智 

何となく、躾の良いわんこ達だな…と

2020年刊。
この新刊、ちるちるでもhontoでも書影が発売日ギリギリまで出なかったのだが、書店での買い辛さを予想して通販で予約しておいて正解だったな…と。
元はリロード・シリーズのスピンオフで、警視庁捜査一課内の堤×藤村コンビに続いて登場した部下二人と班長の3Pカップルの続編に当たる。

いおかさん作品の中では、3P絡みというのもあって前作を引き継いでエロ特化に力が入っているほうだ。

4

執事に愛される主人の条件 小説

いおかいつき  すずくらはる 

つくす執事につくしたくなる!

しっかり執事なんですが、
可愛すぎてついこっちがお世話をしたくなる執事さんv
こんなに健気につくされたら、
翔真くんでなくてもほだされちゃいますよ!

その翔真くんは全くご主人様らしくないのですが、
そんな普通の人の翔真くんにも
キチンと執事としてお仕えする凪が可愛いv

ストーリー的には
もう少し事件があっても良かったかなと思うのですが、
あまり凪をいじめちゃかわいそう!

2

共犯者の法則 小説

いおかいつき  カワイチハル 

何かと顔に注目のいく刑事

2016年刊。
いおかさん得意の事件もの&バディもの。
捜査には熱心なのだが、誰もスタンドプレーを制する事が出来ないせいで周囲から持て余し気味の刑事・尊(たける)。
そんな尊でも、コンビを組んでいる越谷とは無駄な気を使わずに息が合うようだ。

この話の殺人事件では、被害者が尊の初めての相手(しかもセフレ)と知り、彼自身は戸惑いを見せるものの過去の若気の至りと割り切って淡々としている。

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