貫井ひつじさんのレビュー一覧

孤高の陛下の至宝の寵姫 小説

貫井ひつじ  森原八鹿 

電子特典の短編がとても良かった

厄介払いで幽閉されたシリルと、命を狙われる王ヴォルフのお話。メインカプよりある意味強キャラだったリディアが一番好きかも。本編はあまり刺さらなかったが、電子特典の短編はとても好き。でれでれ陛下が最高だった。

今に至るまでの胸糞な経緯をさらっと説明し、後宮で過ごすシリルの描写に入る書き方に、なんとなく既視感を覚えつつ。(この作者さんの他作品と被る……)
序盤の印象は、全員人の話を聞かない。登場…

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風帝に捧げる純情花嫁 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

出会って即溺愛

酷い胸クソ展開から始まるお話。自ら姉の身代わりとなり死にに行く琉衣が、風帝である青嵐の花嫁となり幸せになる。出会った瞬間から溺愛する青嵐が甘すぎて、それ以降のあれこれが盛り上がりに欠けるように感じた。

琉衣を助けてからの青嵐は、最初からベタ甘で初夜にウキウキして遠出も止めて琉衣を愛でまくる。初対面でなぜそんなに?と気になるが、その理由にはシンプルに萌えなかった。一瞬ときめいて男だから違う、と…

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風帝に捧げる純情花嫁 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

モヤモヤが残る

風を司る神様こと風帝である青嵐と風帝の花嫁として選ばれた琉衣のファンタジーBLです。

風帝の花嫁に選ばれると崖から身を投げて死ななければならないという儀式が大変重くて、村からの理不尽な仕打ちに胸が痛みました。

琉衣は青嵐に助けられ、風帝の花嫁として過ごすことになりますが、琉衣を本物の花嫁だと信じている青嵐と姉の身代わりだから偽りの花嫁だと思っている琉衣とのすれ違いが凄かったです。
早…

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孤高の陛下の至宝の寵姫 小説

貫井ひつじ  森原八鹿 

不器用な優しさが微笑ましい

強制的に後宮に入れられたシリルが国王のヴォルフと出会うところから始まります。

命を狙われているヴォルフをシリルが助けますが、ヴォルフからは感謝されないどころか「馬鹿か」と罵られてしまいます。
はじめは口が悪いヴォルフを快く思えませんでしたが、不器用なだけで優しい人だと気付いてからは微笑ましく思えました。

甘々な恋物語だけでなく、ヴォルフが国王になった経緯やシリルと義兄との確執などシリ…

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不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

なんかすっきりしないような…

壮大なお話でした。
なんですが、読み心地がなんというかどんより曇り空の下でずっと過ごして終わった感?

王位継承権1位の第一王子のフィンリィがそれはそれは虐げられ続けて。
その理由もそんなことで?なことで。まあ終盤にやっと本当の原因が判明しますが。

白い獣と出会えて家族と呼び孤独を癒やしつつも、そもそも家族ってどんなこと?と知らないフィンリィ。
家族の意味を巡るその後も、本当にわか…

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銀狼貴族の溺愛花嫁 小説

貫井ひつじ  カワイチハル 

溺愛ぶりが凄い

人間のユアンが銀狼のランエイと出会うところから始まります。

耳と尻尾が生えて人狼になる者が貴族で、人狼ではない者が人間という世界観が面白かったです。

人間として育てられたユアンに耳と尻尾が生え実は貴族であることが分かります。
どうしてそうなったのかという顛末にはドキドキハラハラさせられました。
しっかり解決して黒幕が処罰を受けて良かったです。

恋に対して鈍感で浅慮なユアンをも…

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溺愛騎士と無垢な愛妻 小説

貫井ひつじ  明神翼 

腑に落ちない

神官見習いで第七王子でもあるイクセルが国の英雄となった騎士のジークの元に嫁ぐところから始まります。

ジークがどうしてイクセルを溺愛しているのか最後まで腑に落ちないままでした。
イクセルがジークの友人を看取り形見を渡す時にしか関わりがなく、ジークがイクセルに助けられたというほどイクセルが特別なことをしたとは思えません。
それに、イクセルにとってはトラウマになっている出来事なので、二人の間で…

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溺愛騎士と無垢な愛妻 電子書籍特典SS グッズ

最強で最高の溺愛独占欲に萌えるSS♡

「溺愛騎士と無垢な愛妻」の電子限定おまけSSのこちら。
最高の内容だった…!

本編の攻め・ジークヴァルトの弟であるギルバート視点のお話です。
第三者視点の攻めの独占欲って素晴らしく最高ですね( ̄∀ ̄)

一方的にジークを絶縁していた父親に、商売のためジークの伴侶で受けのイクセルとの顔を繋いでこいと言われたギルバート。
気が進まないまま砦に向かい、久しぶりに兄と対面しー

という…

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溺愛騎士と無垢な愛妻 小説

貫井ひつじ  明神翼 

貫井先生の溺愛ものにハズレなし!

貫井ひつじ先生の「狼殿下」シリーズの大ファンです。

今回読んでみたこちら、なんと先生のデビュー作とのこと。

単純な溺愛攻め×不憫受け様のストーリーではなく、そこに攻めの親友などのストーリーが加わり、いくつもの層が重なった、深く心に沁み入るお話でした。

受けのイクセルも、不憫ではあるけれど立ち向かおうとする一本の芯のようなものがあり、弱々しいだけじゃないのが良い!

ジークとイ…

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『狼殿下と黒猫愛妻の献身』電子限定書き下ろしSS グッズ

墓場まで持っていく秘密。

王太子であるカークランド視点のお話。
本編でも、カークランド視点を読んで、この子はいい男だし、いい王様になるよなぁ、と思っていたのですが、やはり良いですわ。

ある日、父王に呼ばれて出向くと、そこには父王と宰相、ダニエル医師と叔父夫婦、という回れ右をしたくなる迫力な面々が揃っていて。

父王から、墓場まで持っていく秘密だと言って、実はシェインは猫獣人国の末王子ではないし、自ら来た訳でもな…

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