犬飼ののさんのレビュー一覧

皇帝竜を飼いならせI 暴君竜を飼いならせ 7 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

可畏絶体絶命大ピンチ!

表紙、誰か知らん男の膝に潤くんおっちんしてるよ。
なんか、元気なさげ。ファー着てるから新ブランドのモデルのお仕事?と思いきやちがーう!!!
拐われちゃったよ、竜人組織のツァーリに。

高校を卒業して新生活、可畏は大学に籍を置きつつ本格的にビジネスに力を注いで、潤は家族の為に栄養学科で学ぶ道に。
また、新ブランドのミューズも務めるべくレッスンも欠かさない。
新キャラ続々登場にいい人そうで…

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幼生竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 6 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

子育てBL編

表紙からしてかわゆい、
2人の双子の息子、慈雨くんと倖くん。
卵から孵化して1ヶ月で1歳児ほどの見た目と言動。高校3年生卒業間近に家族が増えてめまぐるしい竜嵜ファミリー。
18歳にしてパパママになった可畏と潤。
可畏は、家族を守る為にどんどん立派に頼もしい存在に、潤は今までは順応性があって大らかだったのが逆に心配性でくよくよするようになってるのが面白い。

子育てメインのほのぼの回では…

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卵生竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 5 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

NOTオメガバ BUT DK子持ちに

親になる2人の話だけど、しっかりガッツリエロエロしてます。

前作から予兆があった潤の体調不良。
なんと竜人の卵をご懐妊。
最強種ティラノのパートナーだけに、跡取り問題が今後つきまとうはずだったけど、
知り合って1年未満で双子ちゃんの子持ちになっちゃったよ。
潤くん、チート過ぎる。

今回は、2人の絆と成長を見守る巻だった。
高校生にしてここまで母性育まれてる潤くん凄いし
あん…

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料理男子の愛情レシピ 小説

犬飼のの  香林セージ 

ノンケを好きになったゲイのお話

犬飼のの先生の作品は「えとがみ」「猫の王国」「シンデレラ王」しか読んだことがないんですが、イメージとしては華麗な表紙・ファンタジー・ちょっとダークだったり痛い描写があるって感じ。

それなのに、こんなほのぼの〜としたタイトル&表紙というところがかえってインパクト大!なので、読んでみました。

ノンケ×ゲイということで料理教室の生徒に恋してしまった講師の周(受け)が主人公。

実は、初読…

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愛を棄てた金糸雀 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

衝撃的な展開

犬飼さんって、美しい受けが攻め以外の男共に貞操を奪われそうな設定でも間一髪で守られ、なんだかんだで攻め以外とは致してないという話の多いイメージの作家さんでしたが…これは違います!

15歳の美しい受けが年上の美丈夫攻めと相思相愛になり、最初は痛くないようにと体の下準備も着々と進め愛を育てながら初体験目前という時に受けは他の男に純潔を奪われます。身分だけは高く性格の悪いカッコよくもない48歳のお…

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眠れる森の王 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

初恋と裏切りと真実の恋

夢のような美しい薔薇の咲き乱れる王国で恋人との逢瀬を楽しみに暮らす妖精フィセ。
しかしその恋人だと思っていた騎士に扮した王に裏切られ卑劣なたくらみを知ったとき、絶望し香しい薔薇を咲かせることが出来なくなり囚われの身となります。

薔薇を咲かせられなくなったことで自分を責め悲しみに沈んでいくフィセがかわいそうでかわいそうで…
非道で自己中な王の憎たらしいこと!

そんなにっくき王の一人息…

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猫の王国 小説

犬飼のの  yoco 

NoTitle

猫を助ける事で命を落とした者だけが入れる天国、猫の王国。

その設定からふわっとした話を想像してましたが結構シリアスでした。
由良の死亡した理由も馬鹿な子供が川に放り込んだ猫を助け自分は流されたから。

猫の王国に転生出来ると耳や尻尾等の変化と運動神経の向上が見られますが、
それ以外にも自分の姿に違和感を覚える由良。

yocoさんのイラストからも想像できる通り、猫耳騎士候補生達に…

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フィセの涙

フィセはオーレリアンに王族の墓地まで連れて来てもらいます。

それは亡き王妃に謝罪する為でした。3年もの間オーレリアンを王妃から奪ってしまったこと、その間にどれだけ王妃が不安で寂しかったかを謝って、フィセは王妃の為に白薔薇を咲かせるのでした。

それを見ていたオーレリアンはフィセに感謝して、王妃なら喜んで抱きついて年甲斐もなく懐くはずだと言いました。

王妃は亡くなる時に「私は幸せでし…

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オーレリアンの悩みとフィセの喜び

本編後の幸せそうな2人の様子が読めて良かったです。

オーレリアンはフィセを丘の上に連れてきて、遙か遠くまで咲く白薔薇を見せます。

そしてそれがどうしてなのかと、フィセに言葉に出して欲しいのです。フィセはオーレリアンが健やかで生きているだけで、幸せだから国中に白薔薇を咲かせてしまうのだと言います。
そして30歳にもなる一国の王が好きだの愛しているだの、いちいち言葉を求めるものではありま…

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眠れる森の王 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

犬飼先生はやはり天才

物語に引き込まれてしまって一気読みしました。

薔薇王フィセと太陽の王子オーレリアンの関係が哀しくも美しくて、先生のアイデアと物語のどこにも余分な文章が無い筆力に脱帽しました。

ノリに乗ってる作家さまはこうも違うのかと思いました。

フィセが前王に謀られた絶望から黒い薔薇を咲かせて城の塔に幽閉されてから、幼いオーレリアンがフィセを慕って再び白薔薇が咲いて、これでフィセは救われるのかと…

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