月村奎さんのレビュー一覧

ロマンス不全の僕たちは 小説

月村奎  苑生 

コドモは足りなくて雄弁

「女子か」て何度も攻の遠藤くんが言うんですけども…
君は君でコドモか!て何度も思いました。
言葉の足らなさ下手さ、感情の持て余し方。
人としてオトナではなく、評価わかれるとこかもとも思うのですが、
でもだけどめぢゃめぢゃイイ…!!!!

「常にデレてる」発言のあたりでは既に、これアカンめっちゃ昴大のこと好きやろ君、て、脳内のオッさんが遠藤にビシビシ突っ込んでいて、字面通りに読めなくて困…

12

いつも王子様が コミック

月村奎  木下けい子 

シンデレラは逃げられない

眠りヒメからシンデレラのお話へ。
いつかと願ってた王子様がいつも、仕事中ずっといる。これは幸せなの?…ていうおかしさ。
…佐原先輩がかなり酷いらしいことはレビューで覚悟していましたが、でもこれは本当に王子様!キラキラで、不遜なところとかまさに。
憧れて、でも振り回されて、中身は悪い人だとわかってるのにやっぱりぼうっと追ってしまうひなちゃんの気持ちが痛いくらい伝わってきました。木下先生の王子様…

2

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

タイトルに帰る凄味

月村先生作品できっと最初に読まないといけないんだろうなあ、と思いつつ、今頃。
ようやく篤史さんのことがわかりました。
宮村くんは他のリンク作品のどこで見かけても常に温かだけど、篤史さんがいろいろ秘めてそうで…軽くはなかったけど外道じゃなくて良かった。トラウマと簡単に属性したくないなあて思いました。主役の人となりのできかたをリアルに読ませる月村先生の筆力なんだなあと…もうがっつりはまっています。…

6

CHERRY 小説

月村奎  木下けい子 

読んで傷つきたい方へ。

主人公が痛い。。
オススメですが、チクリチクリと
胸が痛い作品です。(泣)

こんな意見を書いたら読みたくないかも?
でも、読んで見て下さい。(苦笑)

0

それは運命の恋だから 小説

月村奎  橋本あおい 

1本の白髪が運命の糸に?

まさか1本の白髪の発見から、こんなに可愛らしいお話になるなんて誰も想像が出来ませんよね。

両視点でお話が進んで行く今作。
これがまた、2人の視点どちらもがちょっと笑ってしまうほどの誤解と思い込みとすれ違いのオンパレードで、絶妙に噛み合っていないのに当人達は噛み合っていると思っているのが、読者からすると面白くも切なかったりして楽しめました。

この作品、きっと両視点ではなく拓海のみの視点…

3

隣人は恋人のはじまり 小説

月村奎  木下けい子 

歯医者さんが無敵

月村先生祭りで。
自分の欠如感を生まれのせいにも環境のせいにもしたくなくて、そんな自分が嫌で嫌で、でもそのいちばん辛い部分にぶつけずにいられない蛍を、わりと容赦なく正直にさせていく攻様の小野さんがとても魅力的です。
スパダリともちょっと違うんですけど、なんとも言えない大らかさと憎めなさ。つかめなさが逆に小憎いくらいでした。ホームの歯科医院では診療してるだけでえっちでした。
最高潮に、くぅぅぅ…

4

ロマンス不全の僕たちは 小説

月村奎  苑生 

こじらせてるなぁ

とても可愛らしいお話でした(o^^o)
俺は常にデレっぱなしだって序盤思えばどの口がって感じだけれど
最終的にはお互いのこと大好きすぎるだろー!っていう結論に。
塩かけるとより甘味増す的な?
破れ鍋に綴じ蓋な2人のバランス。
そして蓋を開ければ些細なやり取りに多幸感が......❤︎
何より苑生さんの挿絵がまた素晴らしくて、
相乗効果で登場人物をより魅力的にみせてくれてます(〃ω〃)…

3

ロマンス不全の僕たちは 小説

月村奎  苑生 

なんだかんだ可愛い二人

攻めの「不器用」なんて単語じゃ片付かないレベルの会話の下手さにずっと笑いながら読んでいた気がします。
月村先生の話はそんなにたくさん読んだことがあるわけじゃないのですが、個人的には「秋霖高校第二寮」の2人みたいな、特に攻めは波多野のことをめちゃくちゃ思い出しました。

割と序盤から、この無愛想な攻めもめちゃくちゃ受けのこと好きなやつだわと思いながら読んでましたが、案の定、定番のカンチガイから…

6

耳から恋に落ちていく 小説

月村奎  志水ゆき 

幕張かな〜

ネガティブ過ぎる自分に価値を見出せない受さんが、思った以上に天然でコミカルでした。

大好きで夜中にひとり癒されていたヒーローの中の人と直接関われる間柄になって、もっともっと仲良くなればなるほど尊さとありがたさと信じられなさに空回る…
わかる。仲良くなった経験ないけど。
自分の葬式で流してほしいとか墓に入れてほしいとか、ありがたみの突破のしかたが常に最期を想定してる渚先生が、ネガティブてい…

0

それは運命の恋だから 小説

月村奎  橋本あおい 

運命をつかまえに

びっくりするほど泣きました。
受の拓海が、いろいろ諦めながらも出会いを渇望していて、叶ったときの昂りとか感激とかがひとつひとつ可愛くていじらしくて、すっかり没頭。
最悪の形で達之の嘘がわかったときも、その後頑なになって信じられなくなるのもとても迫って、胸が痛かった。
意を決したパーティ参加で志向を明記することやネコの方が料金が高いこととか。あんなに大切にしていたロマンス小説に何も感じなくなっ…

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