月村奎さんのレビュー一覧

初恋アミューズメント 小説

月村奎  秋平しろ 

受けに感情移入してしまう

とにかく受けに感情移入してしまう作品で、何度もわかるわかると頷きながら読んでしまいました。
小説家としてイマイチ売れきれなくて、売れてる作家に僻んで、売れてる作家たちの輪に入れなくて、攻めにも相手にされてないと勘違いして…
話の本筋(恋愛面に関して)とは別に、受けの小説家としての活路が見出せて上向きになっていくシーンがあるのですが、なんだか作中のことなのに凄く嬉しくてですね…そこを何度も読み返…

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Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

女性視点もある、元同級生による救済のお話

こちら、Kindle Unlimitedにて拝読しました。

まず驚いたのが、月村先生の作品で、一人称!?ということ。
そして後半に、女性視点での恋のお話があること。
(↑メインカプとは違うカプで、幼馴染同士の恋の成就が描かれたもの)

こちらの新装版が9年前の出版、
そしてもともとの作品がなんと'97年出版ということで、
現在の月村先生の作品とは趣がちょっと、いやかなり…

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エンドロールは100年後 小説

月村奎  ミギノヤギ 

ほのぼのコメディ寄りな田舎暮らし

月村奎先生のちょっとコメディちっく?な方のお話。ほのぼのしてて、受がぐるぐる悩みながらもちょっと面白い方向にネガティブな感じの子のお話で楽しく読めました。

舞台は亡き祖母(親しくない)の古民家。それまで都会暮らししていた受の怜久にはタヌキやらヤモリやら虫やら試練の連続。何でも屋さんのチラシを見つけて依頼して来てくれたのが蔵之介。依頼をきっかけに親しくなっていく2人のお話。

怜久はがけっ…

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エンドロールは100年後 小説

月村奎  ミギノヤギ 

No Title

月村先生の受けさんって自己肯定感低めでぐるぐるしちゃう子が多くてそれがまた愛すべきキャラクターというか好きにならずにはいられない感じなんですよねえ。怜久もそんな感じ。蔵乃介さんとの関係もなんだか可愛らしい進展の仕方で読んでてニコニコしてしまった。後半も思わぬライバル登場?!にモヤモヤする人達。お互い嫉妬しちゃってかわいいこと…☺️でも蔵之介さんはあんまり心の中が見えないからね。だからこそふたりの️…

3

偏屈なクチュリエのねこ活 小説

月村奎  野白ぐり 

偏屈さがすごく良い

まごうことなき"偏屈"であることがうかがえる大我の態度からは
恋愛の予兆が感じられるところがなくて、
大我の気持ちが動くときは本当にくるのだろうか?とちょっぴり疑いを持ちつつ。
突然甘さを見せたりはしないんだろうなーと思いながら読み進めました。

やはり予想通り、というか予想以上に大我の態度は最初から最後まで目に見えた変化はなく
リオンの想いを受け取っても、さらには…

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恋する臆病者 小説

月村奎  小椋ムク 

バカップルにほっこり

憧れの芸能人に一目惚れされ、
あれよあれよという間に恋人になり…
という、夢のような出来事が起こるお話、では
あるんですが
恋人同士になった椎名と玲の日々は良い意味で
ものすごく普通なんですよね。

立場が違うからうまくいかないアレコレがうまれたり
会えない時間のなかで気持ちがすれ違ったり…
という、
芸能人と一般人カップルにありがちな問題は起こらないので、
業界モノっぽさが…

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耳から恋に落ちていく 小説

月村奎  志水ゆき 

たっぷり、ほっこり

何に対しても後ろ向き過ぎる渚に
うーん…?と思う部分が結構あって、
彼の性格にハマれるかな?と、ちょっぴり
心配になりながら読み進めたのですが。
横田と接していくうちに意識が変わり、
彼自身が成長していく様子を見ていると
どんどん愛おしい気持ちがわき上がってきて。
気付けば全力応援していました(笑)

横田は仕事もプライベートもスマートで、
カラッと明るいイメージ通りな好青年。…

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エンドロールは100年後 小説

月村奎  ミギノヤギ 

れっくんの恋

大好きな作家様なのですけど、今回は攻め受け(特に攻め)のキャラにハマれなかったんですよね〜。でも楽しく読みました!

自然がゆたかで、ご近所づきあいが息づいている小さな田舎町のおだやかな情景とじんわりと恋愛がはじまるドキドキ感が活き活きと描かれています。月村先生の描く世界って、なんでもない日常がとても楽しそうで優しくて羨ましい…癒やされます。

というわけで、スランプで都会を離れた都会っ子…

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『エンドロールは100年後』フェア店購入限定特典 書き下ろしペーパー「快適物語業務日記・結婚式のサクラ編」 グッズ

とある結婚式にて

本品は『エンドロールは100年後』のフェア店特典ペーパーです。

本編後、便利屋のとあるお仕事のお話です。

今日の怜久は蔵乃介の便利屋の仕事として
結婚式の披露宴にて新郎の友人役を務めました。

通常引き受けない案件ですが
花嫁の父が友人のいない男は人として認められないないという
凝り固まった考えの人で新郎の事情を鑑みて
引き受けた依頼でした。

最初は小説のアイデアにな…

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エンドロールは100年後 小説

月村奎  ミギノヤギ 

貴方との出会いが変えた未来

今回は便利屋兼カフェ店主とドラマ脚本家のお話です。

スランプをきっかけに転居した受様が
便利屋の攻様の恋人になるまでと後日談続編を収録。

3才で父を亡くした受様は働く母の不在の寂しさを
テレビドラマの再放送で癒した事から
ドラマの脚本に興味を持つようになります。

受様はコミュ障気味で人付き合いも得意ではなく
頭も運動神経もいいとは言えず
特技がないからこそ大学くらい行き…

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