月村奎さんのレビュー一覧

恋の恥はかき捨て 小説

月村奎  左京亜也 

相性ばっちり

容姿も振る舞いも王子様みたいだけれど
実は拗らせた性癖を抱えている琳央と、
ナチュラルに優しくて面倒見がいいけれど
実はその内側にはSっ気を秘めている渡良瀬。
そんなふたりのギャップがとにかく最高で
すれ違って噛み合わないやり取りにも萌えがぎっしりでした。

ただの「寮のルームメイト」だったその関係が思わぬカタチで変わることになり、
お互いに相手の気持ちを勘違いしつつも距離が近付い…

1

エンドロールは100年後 小説

月村奎  ミギノヤギ 

タイトル回収が秀逸



田舎での運命の出会い


脚本家の怜久(受け)は、超絶スランプに陥り、気分転換を口実にして少し前に相続した田舎の民家に逃げてきました。
が、都会育ちの怜久には処理不可能な事態の連続に四苦八苦する日々。
それをフォローしてくれるのが、近所の何でも屋さん藏乃介(攻め)でした。
スランプからは全く脱出できず足掻く怜久に藏乃介が便利屋でバイトをしないかと誘ってくれるのです。
取材と称…

1

きみに言えない秘密がある 小説

月村奎  サマミヤアカザ 

大切な想い

明日真の抱える"秘密"は
あらすじにも書いてあるとおり
『相手へ明かせない想いがある』という
それほど重たいモノではないのだけど
でも彼にとっては"言えない秘密"になってしまくくらい
大切な想いなのだとしっかり伝わってきて
その展開に引き込まれました。

蒼士の明日真に対する気持ちもわりとわかりやすいものでしたが、
近くにいすぎるあまりお互…

0

それは運命の恋だから 小説

月村奎  橋本あおい 

ギャップが可愛すぎる

運命的な出会いに憧れを抱いているようなロマンチストな一面があるのに、
それが周りにバレないよう職場ではクールな人に擬態している拓海のキャラがツボでした。

結婚する同僚を素直に祝えないばかりか『結婚なんて面倒だ』とまでも言ってしまったのに
家でひとりになったら羨ましさにジタバタしているのが可愛すぎる…!
そんな拓海の姿に初っ端から心奪われて、
細谷と出会ってから見えるたくさんの表情もす…

0

エンドロールは100年後 小説

月村奎  ミギノヤギ 

No Title

先生買い。ファンタジー要素なし、のんびり田舎のイケメン二人のほんわか恋話でした。めっちゃ盛り上がるところは無かったので萌にしました。雑誌掲載分130P弱+その続き90Pほど+あとがき。ほんわか優しい恋話好きな方でしたら、お好きなんじゃないかな。

祖父母が亡くなって相続をした三世帯同居用住居(田舎の)に引っ越してきた怜久(れく)。敷地内で何かの生き物が息絶えていることに気付き、顔面蒼白。何とか…

3

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

素直にすごいなと思いました。

すぐ隣にいそうなメガネ屋さんで働く律がお客さんとして来店した年上の小説家、倫太朗と知り合い、だんだんと個人的に仲良くなっていくお話です。

現代もの、メガネ男子、自己肯定感かなり低めという自分の癖とは違うタイプの律をかわいいと思えるかな?と読み始めました。
もちろんすぐに律のかわいさに惚れてしまい、幸せになって欲しくなりました。
当て馬とかめちゃくちゃすれ違うとかではなく、ゆっくり穏やかに…

0

きみはまだ恋を知らない 小説

月村奎  志水ゆき 

恋って人を成長させるんだな…

家事代行サービスでわざわざ司を指名してきた藤谷の意図が読めず、
何か裏があるのでは?とちょっぴり疑いつつ読み進めましたが。
彼自身には疚しい気持ちはまったくなく、
明かされたふたりの繋がりも司の心を軽くさせてくれるもので
少しずつ距離が近付いていく様子と司の心境の変化をただただ微笑ましく見守ることができるました。

司が性嫌悪と接触嫌悪になったキッカケである母親との関係は切ないもので、…

0

エンドロールは100年後 小説

月村奎  ミギノヤギ 

それは惚れちゃうよね(わかる)

ほのぼの系田舎の恋物語。
タイトルからファンタジー要素が入ってくるのかな??なんて思いましたが、外れ。ちょっとコミカルでのんびりした雰囲気の現実日常系作品でした。
タイトルは「あー、そういうことか!」と最後まで読むと分かります。

絶不調なシナリオライターの受けは恋愛にも慣れていない都会っ子で、派手さはないけどイケメンで穏やかで、田舎暮らしに慣れない自分を色々助けてくれちゃう便利屋さんがい…

2

それは運命の恋だから 小説

月村奎  橋本あおい 

みんな性格がよい!

3編収録されているお話はノンケメガネの細谷とゲイの拓海の出会い編とそのご編。
細谷の同僚ノンケ北村と細谷の従弟であるゲイの慎吾編です。
性格が良いノンケと過去の恋愛があまり良いとは言えない可愛いゲイのお話です。
会社ではクールで愛想のない拓海ですがホントは恋愛小説が大好きなロマンチスト。家族や友人もおらず過去に交際した人も一人だけ。細谷の前では自信がなくてオドオドしがち。後ろ向きな発言も多い…

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初恋アミューズメント 小説

月村奎  秋平しろ 

受けに感情移入してしまう

とにかく受けに感情移入してしまう作品で、何度もわかるわかると頷きながら読んでしまいました。
小説家としてイマイチ売れきれなくて、売れてる作家に僻んで、売れてる作家たちの輪に入れなくて、攻めにも相手にされてないと勘違いして…
話の本筋(恋愛面に関して)とは別に、受けの小説家としての活路が見出せて上向きになっていくシーンがあるのですが、なんだか作中のことなのに凄く嬉しくてですね…そこを何度も読み返…

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