くみぽん
王道オメガバース、しっとり系。
さなゆき先生のオメガバースですと、やはり「インザケージ」が思い出されます。
誠臣が「運命の番」を「見つけた。」と、カッと目を見開く瞬間なんて、廉司さんが陽を見つけた瞬間とソックリです。怖い。旭はその為に、アッサリ誠臣に捨てられてしまう。「運命」の前では、愛情なんて意味を持たない。現実を突きつけられた旭はもう恋なんて信じないと思っている。
そんな旭の前に現れたの…
左藤さなゆき先生の最初の方の作品。単話で、シチュエーションと登場人物を変えて「執着愛」をテーマにした連作の様です。
そうは言っても、これまでに発表された「インザケージ」「プリフェクトの箱庭」「デスパレードラヴァー」そのいずれもが「執着愛」をテーマに描かれていて。攻めの偏執的とも言える執着はねっとりとじっとりと。とめども無い。
本作はショートストーリーだけに。その異常性はそれほど色濃くは出ていな…
