chikakumaco
左藤さなゆき先生の最初の方の作品。単話で、シチュエーションと登場人物を変えて「執着愛」をテーマにした連作の様です。
そうは言っても、これまでに発表された「インザケージ」「プリフェクトの箱庭」「デスパレードラヴァー」そのいずれもが「執着愛」をテーマに描かれていて。攻めの偏執的とも言える執着はねっとりとじっとりと。とめども無い。
本作はショートストーリーだけに。その異常性はそれほど色濃くは出ていな…
佐藤さなゆき先生の作品では、「インザゲージ」以来の「囲い込み愛」かと思う。さなゆき先生もこの「囲い込み愛大好きです。」と、扉に書かれていて。本領発揮といったところ。
本作では完結しておらず、続きが待たれます。
澪斗は普通の家庭に育ったが、両親を事故で亡くしてから父の実家である祖父の家に引き取られ、佐倉グループというまぁまぁ資産家の跡取りとなるべく資産家の子息が集う全寮制の学園に通う事となる…
左藤さなゆき先生の作品では、オメガバースものの「インザケージ」がとても好きなので、迷わず購入。
前作も三角関係を盛り込んだ設定だったので。左藤先生の好みなのかも。
ただ、前作では三角関係とは言えど、奪い合いつつも、たった一人を選ぶという結末でしたが、本作は等しく三角関係。勿論3Pに及びます。
確かに等しい正三角形か?と、問われれば 微妙な気もしてしまうんですが、とりあえずどちらかか一人を選ぶ…