桑原祐子さんのレビュー一覧

ほっとけないから。 コミック

桑原祐子 

3兄弟のBL恋愛

冒頭は、一人暮らしなのにふわふわして何にもできないお坊ちゃん大学生と、見てられなくて面倒を見てあげる隣人イケメン高校生のお話から始まります。
そこにお坊ちゃんの大ブラコンの兄と弟が邪魔しにくる…
…というような話かと思って読んでると、結局この金持ち3兄弟がそれぞれ全員BL恋愛してる…という一冊なんですよ。
どっちかというと、最初のお坊ちゃん・秋守を心配しすぎて監視しているキレ者の弟・冬親がメ…

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「思い出の中の君は嘘」電子限定描き下ろし漫画 グッズ

作家の恋人を持つと

「思い出の中の君は嘘」電子限定描き下ろし漫画となります。
1p。

以下、内容となります。
↓↓↓↓




支倉「伏見 どこだー…」

テーブルの上に伏見の新刊を見つけ。

支倉「どれどれ…あー BLとかいうやつのほうの本だな」

…パラパラ読んでみる支倉だが。

支倉「またオレたちのことをネタにしやがったな!」


伏見はBLのネタに自分達の経験/実情を…

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獣人貴族のお気に入り コミック

桑原祐子 

童話のようなふんわり設定

獣人のいる世界で人間と共に暮らす平和な国が舞台です。
貴族の狼の獣人が人間を拾って、
記憶喪失の人間の面倒を見るうちに好きになります。
予想を越えない展開で、絵柄は癖がなく、受けの見た目は女性っぽいです。
受けは人身売買の被害者で、そこから逃げてきて、もちろんさらわれて、攻めに助けてもらいます。
あるあるな展開で、ドキドキはしなかったです…。
獣人なので、発情した攻めに同意半分で関係を…

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彼の仕草のひとつひとつが 小説

麻生玲子  桑原祐子 

未来に向かう1歩

暁と本山シリーズ最終巻。
今回読み返してみて、改めてこの2人の関係性が好きだなあと。
少女向けレーベルのコバルト文庫らしい、王道設定の中に光る、麻生玲子先生だからこそ書ける繊細な心理描写が素敵。
1作目にも書きましたが、ハードなものをお求めの方には向かないかもしれません。
ですが、さまざまな作品を読んだ中でも、ふと何年か経ってまた読み返すと、その度に初心にかえり、BLって良いなと思えるスタ…

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おだやかに強い腕 小説

麻生玲子  桑原祐子 

ひよっこの成長記録

暁と本山シリーズ3作目。
も、萌えた……
やっぱり麻生先生の書かれるBLが好き。

恋愛面での2人の関係と、仕事面での2人の関係の複雑さだったり、心理描写が本当に絶妙で!
年の差カップルならではの甘さと、それぞれを尊重している強い信頼関係が見られるんです。
9歳もの年齢差があるからこそ、ひとつの物事に対しても感じ方や考え方が違うんですよね。
大人と子供とまでは言いませんが、恋愛以外の…

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ぼくらは2度目の春を越え 小説

麻生玲子  桑原祐子 

きっかけと出逢いと

暁と本山シリーズ2作目。
時系列的にも、作品発表順的にもこちらの作品の方が先ですので、こちらから読み始めるのも良いのではないかな?と思います。
暁と本山の出逢いと、1作目よりもさらにひよっこモデルな暁が見られるので、1作目を既に読まれている方も楽しめること間違いなしです。
ちょっとずるくてだめな男前年上攻めがお好きな方はぜひ。

姉が勝手に出した男性モデル公募をきっかけに、モデル事務所か…

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はじめてのキスに似ている 小説

麻生玲子  桑原祐子 

恋愛描写の上手さが光るシリーズ1作目

私が初めて読んだBL小説作品は、コバルト文庫から出版されていた麻生玲子先生の作品でした。
それは今作ではないのですが、麻生先生の作品ってなんだか不思議な魅力がある気がするんです。
特別なすごいことが起きるわけでもなく、ものすごく痛いわけでもない。
描かれているのは恋人たち、もしくは恋愛に発展しそうな2人の何気ない日常なんですよね。
けれど、何年か経ってまた読み返したくなってしまうような魅力…

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3秒後には、欲しがりのキス コミック

桑原祐子 

優柔不断受けには不満あり。結構みんな身勝手

冒頭、幼馴染の年上のひとにずっと恋していた高校生のストーリー「三つ数えて、キスをして」で始まり、続いてそのスピンオフ作品である表題作「3秒後には、欲しがりのキス」収録、という体裁になっています。

「三つ数えて、キスをして」
「アネモネ」
主人公の高校生・晴悠(はるちか)は、隣の家の古書店店主・綾人が大好き。小さな子供の頃から入り浸って慕っていた。その気持ちが恋に近い?と気づき始めたと同時…

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思い出の中の君は嘘 コミック

桑原祐子 

攻x攻でもバチバチしてないから和める

「攻めようと思っていたのに攻められて…」という形勢逆転もの。
帯には「攻x攻ラブバトル」ってあって、私は本当は攻防嫌いなんだけど絵に惹かれて。読んでみたらバトル色は弱めでした。

主人公はタチ専リーマンの支倉。よくモテて自信も満々。
高校の同窓会で見覚えのない男前が!それが当時小柄で影の薄かった伏見で…しかも有名小説家になっているという。
すっかり好みのタイプに育った伏見にロックオン。組…

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3秒後には、欲しがりのキス コミック

桑原祐子 

だめな大人がお膳立てする多幸感

自分、純愛至上主義です。
そういう人間はBLにはあまり向かないのは分かっているのですが、抗いきれないBLの魅力。

ずっと好きなひとがいるけれど、今の関係が大事だから想いを伝えることができない。
BLでは命題とも言える前提ですが、こういう状況下で登場人物が取る行動は大きく3つに分かれると思うんです。
1) 何も言わず、ただ一番近い場所で見守る
2) 何も言わず、距離を置く
3) 何も…

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