九號さんのレビュー一覧

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

これはネタバレしたくない

5年前、隣家のゴミ屋敷のジジイが死んだ。
酔いつぶれて、家の前の道路で寝ているところを、車にひき逃げされて。
3日後、出頭してきた男は、公判中も冷たい表情を崩さず、、、

展開の読めない復讐劇。
これ、ホントに、砂原さん?
って、ドキドキしながら読んでいるうちに、
どんどん糖度が上がっていく。
この、糖度の盛り上げ具合が、何とも心地いいです。
エロさの盛り上げ具合も、素敵です。

2

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

復讐劇

 復讐モノ&表紙に惹かれました。表紙が何かを訴えかけているような感じがします。

 「忘れるな、あの約束を―」
 真岸(悟)が子どものとき、裏に住んでいたジジイが亡くなったことで、ひき逃げ犯と思われていた志田への復讐を誓い、5年後(志田が一人で経営する税理士事務所)にバイトとして潜入する。しかし、そこにいたのは法廷で不遜な態度とみられた印象を裏切る、わびしく何も持たない男だった。愛想がなく、…

1

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

いつもと違う空気

不器用な男二人の不器用な愛のお話でした。

五年前のある老人の事故死をきっかけに、憎むものと憎まれるものになった真岸と志田。
老人の死を忘れず、大人になったら復讐するという約束を果たす為に、志田の税理士事務所にアルバイトとしてもぐりこんだ真岸なのですが、イメージしていたのと現実の志田の格差に戸惑います。

自分がよしとする事に関しては労力を惜しまず地道に行動し、たとえ意向が伝わらなくても…

3

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

新刊発売……。

あえて今回はネタバレなしでww
表紙に度肝抜かれました!
だって、砂原さんの作品って、キュンとくる話が多いのですがこれはこれでキュンときたかな?

もう駄目だ、思考回路が停止してしまいそうですww
砂原さんの新刊は待ち望んでいただけに、いつもより早く読み終えてしまえるほどで、でもどことなく心に残る話でした!

あれ?纏まって無いねww

1

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

あらたな境地…!

この表紙、びっくりですよね!ほんとに砂原先生の新刊なのか?って思っちゃいました。今回のお話は表紙のイメージどおり少しズドーンとした…割と重い部分がありました。

五年前、真岸兄弟と仲の良かったお爺さんが事故に遭ったことからお話は動き出します。彼らにとって理不尽な裁判により被告・志田は軽い刑になり、兄弟は復讐を誓うのです。
でもそういった気持ちって、やっぱり時間が解決するものですよね。実際に弟…

3

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

美しいけれど、寂しい花

心にどこか寂しさを抱えた人、ヤンデレがとても読み応えのある砂原さん作品、今回もグイグイとひきこまれました。
読み応えという部分では神に近い萌えです。

子供の頃ちょっとしたきっかけで仲良くなった裏に住むゴミ屋敷のジジイが、車に轢かれて亡くなった。
慕っていた弟と一緒に、絶対復讐してやる!との誓いを守るように5年後、その加害者である男へと接触するのだが、その男には奪うものは何もないほどに寂し…

3

この運命を笑え 小説

李丘那岐  九號 

まごうことなき男前受け

萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
緋賀組若頭・緋賀颯洵×元渡木阪組の跡目だった料理人・渡木阪鋭。
1作目は既読でしたが、それも遠い記憶の状態で読みました。
……あれ?
こんなに面白かったけ??このシリーズ(すいません)と、予想を裏切る楽しさ。(本当すいません)。
1作目を手放してしまったのを大後悔するハメになりました。

前作で無事両思いとなった二人ですが、今回は組内の抗争を絡めて…

1

この愛を喰らえ 小説

李丘那岐  九號 

体当たりLOVE

 ヤクザものです。表紙で男らしく着物を着こなしている短髪のほうが受けです。男前受けは好きですよ。
 鋭は、ヤクザの父を持ちながらもまっすぐに育ち、周りからの信頼も厚い。父が死んでからは、跡を継がず、惜しむ声ありつつも組を解散、小料理屋を始める。その店には、かつての組員やかねてからの知り合いの颯洵がやってくる。
 途中に出てくる鋭の弟・亮からはお兄ちゃんにかまってもらいたいオーラをひしひしと感じ…

1

だからおまえは嫌われる 小説

岩本薫  九號 

無精ひげな大型犬ワンコ

ヤッパリいいなぁ~、クールビューティなツンデレ…
精神的に強い男が“こんなことをさせるのはお前だけだ!”とばかりに徐々に溺れていく姿がイイですねぇ。
そのくせ、昔のオンナの残していった下着をゴミ箱に捨てることで、達成感めいたものを感じているあたり、独占欲と対抗意識が見え隠れしてかわゆいです^^

2

幸村殿、艶にて候 6 小説

秋月こお  九號 

もう、6巻目なんですねぇ。まだ続くらしいですよ。

九州平定が終わり、幸村一行は帰途に着きます。
幸村のフェロモンに周囲が振り回されるので、とうとう佐助が才三に房術の指南を請うことになります。
(この件に関しては結局まだ勉強中らしく、モヤモヤとしたまま次巻へ続くようですが。)
六郎は沖殿への幼い恋を乗り越えて、ずいぶんしっかりしてきた様子だし・・・

海路上杉領に着いた後は久しぶりの景勝との再会。
奥方との危うい関係もあり、アマアマな時…

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