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19/31(合計:304件)
秋月こお 九號
まりーん
ネタバレ
タイトルから主人公の幸村がさぞ艶っぽく、色んな人間を引っ掛けていく逆ハーレムものだと想像しましたが、最終的に幸村は総受けではなくなります。 総愛されになります。 まず、攻の2人がくっつき1人が受けへと化します。 その他攻も邪な想いから、主への想いへと変わっていきます。 私は最初の頃から、受けと化した攻とくっついて欲しいと願っていたので少し残念でした。 可愛いんですけどね、もう1人の受…
李丘那岐 九號
saku3
幼なじみで同級生、子供のころからまわりに比較され続けているライバル関係な二人。 老若男女関係なく自分の周りの人間をどんどん惚れさせていく鋭、男前さと母性を併せ持ち、かっこいいのにかわいらしい、凛としてるのにどこか脆い、これはもう自分だけのものにしたくて長年執着してる颯洵も仕方ない。とっても魅力的です。 一方、頭脳派インテリやくざ、不敵で豪胆、それでいて神経質で繊細で常にピリピリしてるような…
九號
りん
わたしこの作品大好きだったんですよ。東雲月虹さんの書かれているとおりの重苦しくも静かな雰囲気とそれを支えるすばらしい画力。大事に大事に持ってた本です。当時はタイトルのかっこよさにもしびれました。 ただ、最近、この「バットナウアンコントロール」というフレーズを耳にする機会がありました。あの日航機墜落事故のコックピットボイスレコーダーの音源です。管制官の誘導に対し、機長が「but now uncon…
岩本薫 九號
マキヲ
タイトルと表紙絵のイメージの通り、自立した男性二人が反発し合いながらも恋人同士になっていくお話です。 美人で有能な秘書である奥村ですが、ある意味では攻の入間より漢らしい人物で、二人ともタイプは違えど男前。私は受身一方の受が苦手なので二人が仕事面でも恋愛面でもイーブンな雰囲気が楽しかったです。入間はワイルドで純情一途、単純でありながら賢さもあるキャラクターで、奥村が酔った勢いで身を任せてしまっ…
まぎぃ
極道もののはずなんですが、下町人情劇といった方がびったり。男気あふれる”若”こと鋭と、若頭颯洵のご近所幼なじみカップル。 鋭は極道の跡継ぎながら、昔気質の組の存続をあきらめて好きな料理でお店を開いている。この鋭のキャラの魅力につきますね。引退しても若と呼ばれるだけあって、組の解散時に組員の身の振り方の面倒を見てやったり、今でも頼られると親身に相談にのる、度量の大きな男。27歳の設定なのに、も…
M+M
2002年ビーボーイノベルスでも発売された「だからおまえは嫌われる」「素直じゃない男」の中篇2本に、「素直すぎる男」16ページを書き下ろしされたものですが、中篇も大幅に書き直されたそうです。 「だからおまえは嫌われる」 社長室付き秘書である奥村は、次期社長・倉田に50周年記念式典に向けて写真集を作るよう命じられる。カメラマンの入間に依頼をしたその夜、酔っぱらって寝てしまう。最初はチンピラで…
砂原糖子 九號
真岸(攻め)が復讐をするために、志田(受け)に近づくのですが、志田のあまりの不憫さに驚き、復讐する甲斐がないと嘆きます。そして、自分を好きにならせてから捨てることで、復讐しようとするのですが…と、ここまで書いたところで、復讐する理由が人の死じゃなかったなら、コミカルテイストにもできた作品じゃないかと思いました。男が男を好きにならせようとしている時点で、既にちょっと面白い。 でも、読んでいる最…
冬草
九號さんの商業作品を読むのは、実はこちらが初めて。 同人誌でもそうなのですが、九號さんは 繊細な心の機微を、魅力的な絵としっかりしたプロットで 読み応えたっぷりに表現してくださる作家さん というイメージがあり、この作品を読んで益々それが確立されました。 以前、からかわれていたところを助けてくれた斉藤くんと 中学2年で同じクラスになったことが切っ掛けで仲良くなった鈴木くん。 親しく…
斉藤まひる 九號
薄雲
いや、なんていいますか、どっからツッコミ入れたらいいのか。 兎に角カオスなお話でした。 色んな意味でカオスなんだけれども、話を破綻せずに終わらせる筆力が凄いです。 文庫でぶ厚い感じですが、この厚さにしても詰め込みすぎ盛り込みすぎ。 上下巻にした方がよかったんじゃない? という感じですが、知名度から無理だったのでしょうか。 この作家さんの作品を読んできて思ったのが、どうも『社長』設定が…
甘食
大作でしたが面白くて読みだしたら止まらず、3日で一気読みしてしまいました。文庫本ですがかなりのボリュームで読み応えたっぷりです。歴女じゃないので予備知識があまりなかったのですが、読み終わった後少し賢こくなれたような気がしてお得です。あの俳優さんの芸名はこの人からとったのねーくらいですが(海賊上がりの根津さんのことです) あの時代は衆道が盛んだったとはいえ、フィクションも多いので真に受けないで…