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1/1(合計:10件)
風祭おまる 古藤嗣己
幸成
ネタバレ
このアンドロイド兵器が作られ使役された背景はサラッと流してます。 機械なので意思がないのはのはわかってますが、人間のエゴで雑に処分されるのは悲しいことです。 特にここに出てくる戦闘用アンドロイドにはなぜか意思があり、いろんな感情を吸収、記憶しているから余計に悲しく思います。 戦争が終われば用がなくなり廃棄処分。それと同時にその機械のメンテをおこなっていた人間もお払い箱。 そんな2人が出合い恋してい…
れいな0527
初読み作家さんでしたが、冒頭から惹き込まれ一気に読了しました。 人物の内面や情景描写が、とても緻密に描かれてました。 やはり人外×人間のSFモノというと哀しく切ないイメージを持っていたのですが、 でもこの物語は前向きというか 終始その隔たりを感じさせない空気感と、すごく純愛で希望が見えてくるような爽やかさがあるんですよね… 甘えたなジェフリーの、フワフワユルユルほだされ具合はクセにな…
ましゅ
中立評価ごめんなさい。 まず一番の理由として、受け(40代)の喋り方に引っ掛かってしまいました。 一人称の僕ぁ(ぼかぁ)。 ~でさぁ、~なんだろうねぇ、~じゃないよぉ…といった小文字。 表紙のイメージから勝手に、穏やかで年相応に落ち着いた機械整備工なおじさまかな?と思っていたんですけど、読み始めてすぐに、違うわ、こりゃ可愛いおっさんだわ…と少し本を閉じたくなりました。(好みの問題)…
しまじろー
遊び心のあるちょっと適当なゆるふわおじさんジェフリーが最高。 リアムは人間だったら24時間彼氏を盗聴してるヤバい人だけど、アンドロイドだから期待を裏切らない王子様ムーブしてくれて格好良かった。彼にも抱えた思いがあって、気が付いたら幸せになって!と応援していた。 雑誌掲載時からの書下ろしがガッツリあって、倍くらいに贅沢ボリュームアップ。アンドロイドと一緒になったら避けて通れない話もクリアした二人…
みざき
表題作既読です。 電子で先行配信されていた表題作がすごく好きだったんです。特に、元戦闘用アンドロイドのリアムが。 まさかその後の2人が紙本で読めるだなんて嬉しい。 (表題作部分に関してのレビューは電子配信版のページに投稿しています) 大きく変わっている部分はないかな?と思いますが、一つ挙げるとするのなら、とあるシーンの書体の変化。 もう、これはあまりにも憎い演出でした。たまらなかったです…
渋茶
2021年刊。 先に配信されていた電子書籍のほうを読みたいなと思ってチェックしてあったところ、書き下ろし後日談付きで紙本化されたと知って早速買ってきた。 第2の地球?のような惑星で先住民と共存していたり、生活様式が現代とさほど変わっていない様子は、SFのはずなのに日常味が強い。 まるで子供の頃に読んだ児童書『岩波・SFこども図書館』を彷彿とさせる未来観設定だからだろうか、初読みなのに懐かしい…
ぴれーね
小説投稿サイト掲載作品に加筆修正、更に書き下ろしの後日談を加えての書籍化になります。 こちらですね、戦闘用アンドロイドが攻めと言う異色作品でして、完全に好奇心から手にとったんですよね。 が、その奇抜な設定に反して、予想外に優しくてあたたかい、心を打たれる素敵なお話でして。 戦闘用アンドロイドと、彼等専門のメカニック。 戦争が終わった事で社会から「不必要」だとされた二人が、心を通わせ…
いるいる
感情を持たないハズのアンドロイドと人間が心を通わせる。 SF感があってとっても面白かったです!!! これは私だけかもしれないんですが、童心に返る感覚もありました。絵本の中で読んだことがあるような、ないような、あやふやな記憶の遠い遠い昔にロボットと男の子が仲良くなるお話をワクワクしながら読んでいる自分と今の自分が重なるというか…。(純真さはまったく違うけどw) なので絵本ではないけれど…
地球から4光年の位置にある地球型惑星。 プロマキシマと呼ばれるその星は、地球人と非常に似通った姿の先住星人が存在していて、地球人と同等の文明を持っていた。 50年ほど前。地球から移住を試みた地球人と、それを拒んだプロマキシマ側の間で星間戦争が勃発。侵略戦争ですね。 今作は、戦争に勝利した地球人が住まうようになった、終戦からひと月経ったプロマキシマ星が舞台。 異色な組み合わせかつ、戦争の香り…
ここまで機械感のあるアンドロイドとの話は始めてで面白かった。 ほとんど人間みたいなロボットの話は割と見るけど、本作のリアムは人体っぽさが皆無なので主に触覚に関する描写がとても新鮮で面白かった。大事なところはステンレス製なんですね。 戦闘用アンドロイド×おっさんメカニックの情報を見た時、同作者さんの前作がガッツリ戦争してたのを思い出してハラハラしたけど、今回は終戦後に居場所が無くなった2人が寄り…