ミドリノエバさんのレビュー一覧

バーテンダーはマティーニがお嫌い? 小説

砂原糖子  ミドリノエバ 

割とめんどい受けだけど……

前半部分は雑誌で既読。
あぁ〜やっぱ再会愛って最高だな!!とツボを刺激されたので、本になったら絶対に買おうと決めていました。
私は砂原さんの「ファンタスマゴリアの夜」「優しいプライド」「夜明けには好きと言って」が好きなんだけど、(一番好きなのは「心を半分〜」ですが)それらの作品に通じるものがあると思う。

共通するところとしては「再会」「受けがめんどい」「攻めが辛抱強い」ってあたりかな。

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バーテンダーはマティーニがお嫌い? 小説

砂原糖子  ミドリノエバ 

流石でした

表題作である「バーテンダーはマティーニがお嫌い?」は、雑誌掲載時にとても面白くて夢中になって読んだ記憶がありました。

戸原の苛烈な程のホモフォビアとも取れる言動や態度には、裏腹な気持ちが隠れているのだろうと想像は出来るけれど、コレってどうやってLOVEにまで発展させるのだろうと最初は不安になるんです。

それなのに杜野がオーナーの店でアルバイトをする事になった辺りからは、素直に慣れない戸…

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バーテンダーはマティーニがお嫌い? 小説

砂原糖子  ミドリノエバ 

切なくてピュアでエロな砂原節

大好きな作家様なので、ゆっくり集中して楽しもうと楽しみにとっておいた新刊。読んでいる間中、ず〜っとキュンキュンしてました!!イラストもお話の雰囲気にピッタリだし、すっごくよかったなぁ〜♡

雑誌掲載作品に同量ほどの書き下ろしを合わせた本作は、大大大好物の再会もの。しかも出会いは高校生っていう、これまたDK好きにはたまらない永遠のテッパンでした(男子校ってのも◎)。嬉しすぎる…

本作の主人…

9

バーテンダーはマティーニがお嫌い? 小説

砂原糖子  ミドリノエバ 

バーテンさん

砂原先生だし、ミドリノエバ先生のめちゃ素敵な表紙だから購入。キャラ二人のぐるぐるが今一つびびっとしなかったので萌にしました。挿絵と相まってスタイリッシュなお話なんだろうと思うんですけど。雑誌掲載された本編170Pほど+その続き120Pほど+あとがき。

洒落たバー「9(ナイン)」でバーテンダーをしている戸原。ビジュアル&スマイル良し、記憶力よし、カクテルの味もよしで、天職だったんじゃと思う働き…

9

バーテンダーはマティーニがお嫌い? 小説

砂原糖子  ミドリノエバ 

ボトルメールみたいな恋

オーセンティックなバーでお酒が飲みたい気分になりました。バーカウンターの向こうの美学やお酒にまつわる様々なトリビアも面白かったです!
学生時代に手離した恋心が、長い年月を経て再会した2人のなかで再現される様子を、空き瓶に手紙を入れて海に流すボトルメールに例える砂原先生のセンスに痺れました。

学生時代のある出来事がきっかけで、恋人は作らないと決めているバーテンの戸原。ある夜、バーの客から無理…

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運命の向こう側 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

斬新!

2018年というと、もうオメガバースが浸透して作品もかなり増えていた頃じゃないかなと思います。そんな中で王道でありながらも一捻りある設定が書ける安西先生はさすがです。

安西先生は「何も起こらない話(ご本人談/意訳)」を書くのが本当にお上手です。大事件を起こさずとも丁寧な心理描写で引き込まれます。
今回は大事件が「起こって」ますが、あくまでもメインは心理描写であり、安西先生のいつものテイスト…

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セキュリティ・ブランケット(下) 小説

凪良ゆう  ミドリノエバ 

かけがいない人を譲りあう叔父と甥 

泣けるBL。三者の愛。
凪良先生のBL作品は、トラウマ持ちや、偏執愛キャラ、クールな三枚目の美形が登場するけど、あとがきによると、この作品は10年寝かせたもので、著者の萌キャラの原型が描かれてる。

展開の軸はこの巻も三者、龍之介、鼎、高砂。三者を取り巻く、脇役数人。
大真面目に悩み、可笑しなことを繰り返すキャラ達夫々の事情とドラマが描かれてます。

鼎と、同級生の親友・高砂は、美形の…

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セキュリティ・ブランケット(上) 小説

凪良ゆう  ミドリノエバ 

セキュリティ・ブランケット=ライナスの毛布

泣けるBL
セキュリティ・ブランケット=ライナスの毛布=子供が抱いて安心する御守り、抱き毛布
タイトルの「安心毛布」が指す意味は、下巻の最後尾にある情景。
・・・ 龍之介がおたふくかぜにかかったとき、龍之介の吐瀉物にまみれながら、吐き続ける龍之介を抱きしめて背中をさすり、子守歌を謳うように「ヘーゼルナッツ王子」と語り掛けた人がいる。
龍之介が時々夢に見る「愛されている、生きていいのだ」と満…

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運命の向こう側 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

異世界ワープ 春間は「当たり前」に気づく

「オメガは運命に誓わない」が面白かったので、関連作も読んでみました。

紹介文には、
>Ωの春間は高校の入学式で運命の番・冬至と出会ってしまう。
それから数年、春間に甘々な冬至と幸せに過ごしていた。
子どもを産んでほしいと熱望する冬至。でも春間は決心がつかない。
春間に発情が来た翌朝、起きたらオメガバースが無い別次元に二人だけが移転 <
・・・SF要素のパラレルワールドに二人がワープ…

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運命の向こう側 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

運命!?

オメガバースの運命の番だからと強烈に惹かれ合うことに、どれほど気持ちが伴ってるのかモヤモヤしてたとこに刺さった!!

突然バース性がない世界に飛ばされオメガバだけど日常BL!
当たり前がなくなり、戸惑いながら言葉を尽くし思いやり、改めて関係を強固にしてくの愛が深い~

性差が逆境となり力が湧く時もあれば、線引きしてるとこもあり、そこに気づいて踏み出していくのも良かった!!風花さんとこも…

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