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久我有加 金ひかる
むつこ
漫才コンビでヤオイな妄想した方、いますか。 そういや私も昔、ダウンタウンで軽く妄想したなァ…なんてことを思い出しつつ読みました。BLにハマる素質は、その頃からあったんだな。 主役は、明日のお笑いスターを目指しつつも、相方と決別したばかりで落ち込んでる売れない芸人です。相方はいない、金はない、未来に希望もない。 そんな彼が偶然出会ったのが、同じく相方と決別したばかりの男。 二人はコンビ解消のショッ…
剛しいら 金ひかる
satoki
ネタバレ
その海辺の町に青海が越してきたのは4歳の時だ。 漁業を主立った産業にした小さな町は、古くからの祭が残る。 ひっそりとした町もその時は観光客が来て賑やかになる。 都会から町に越してきて初めて出来た友達の勇作は、青海からみると野生児みたいな男の子だった。 時間は二人の関係をかけがえのないものに育てていく。 そして事件が起こったのは二人が中学生になった時、青海が祭の稚児に選ばれた時だった…… …
砂原糖子 金ひかる
砂原糖子さんの作品、語れるほどは読んできたかなァと思います。 私のBL読書ライフに欠くべからざる作家さんになりました。 ただ、めちゃくちゃ好きな作家さんというわけではないんです。 正直にいうと、常にぬるさを感じつつ読んでます。 この作品もしかりでした。 あと一歩踏み込んでほしいというか。 ただ、その『ぬるさ』が好きなんですよね。ぬるいというのは安心できるということでもある。作者である砂原糖子さんの…
うえだ真由 金ひかる
きゅーんとしまくってしまいました。 めっちゃ良かったです。 ひたむきにひたむきに主人公(受け)に片思いしてた有能で無口な攻めが大好きです。ツボにきました。『親友の位置にいて、痩せ我慢してる』という設定、私って本当に好きなんだよなぁとつくづく思わされました。 最初のキスが好きです。 募る思いが限界にきた無口な攻めが、受けの名前を連呼しながらキスし、そのあと受けが拒絶して逃げ出すシーン。ここ、キューン…
久江羽
今、砂原ブームが来ているので、既刊本を一気買いしちゃったわけですが、実はこれを真っ先に読もうと思い、ん?ホスト物?じゃ、「夜明け~」が先の方がいいんじゃない?って思ったので順番どおりに読んで正解!番外編でした。 あの金崎くん(前作では、もっとキツネ顔の、今時よくいる自分をイケメンだと勘違いしてる系のお顔だと思っていました)が、こんな展開をしてくれるとは!津久井さんアナタは奇特な人です。ここま…
榎田尤利 金ひかる
かつて最高級の男娼ブルーローズこと青を買った高瀬。 ある日彼はその青がつまらない男相手にウリをしているところを目撃する。 以前男娼として高瀬の前に現れた時とはあまりに違う青の様子に、約束を破りもう一度青を買うことを決意する高瀬だったが…… 前回描かれることのなかった青の内面に踏み込んでいく『Blue Rose』続編です。 物語の前半は前回の客である高瀬、青の幼なじみのトオル、そして青の…
百瀬青は『ブルーローズ』と呼ばれる最高級の男娼。 彼を買った男たちの元へ一週間という期限付きで青は派遣される。 実業家の高瀬、SM嗜好を持つ心優しい医者の三井、自殺願望の大学教授、小鳥遊。 「愛を売る」という青年は彼らに何を残すのか。そして彼自身は…… 青という一人の男娼の青年を、彼と関わった男たちの視点から書いたBLではめずらしい作品。 相手にあわせてごく自然に(みえる)自分を変え…
色んな意味で、逆プリティ・ウーマンもしくはマイ・フェア・レディな作品でした。 男だということで一点。 もうひとつは、年下受けが年上攻めを改造しちゃうっていうパターンだったことが一点。年上攻めが年下攻めを改造しちゃうのはちょくちょくあるけど、このパターンは新鮮で、めっちゃ面白かったです。 主人公は財閥の御曹司の桜彦(受け)。父親が入院して後継者争い中です。 姐の企みで雪山で遭難しかけた桜彦は、ヒゲ…
いやはや、面白かったです。 一見クールビューティに見える受けの変人っぷりが楽しくて仕方なかった。それに振り回される攻めが可哀想で可愛くて。 代役として出張ホストすることになった攻め。そこで出会ったのは、情緒の欠片もない美貌の変人。キスも愛撫もないテコキと前立腺マッサージを要求され、すぐさま帰される。色気の欠片もない性欲処理です。 攻めがゲイではないと知った受けは、「ゲイじゃないなら惚れられてトラブ…
『優しいプライド』を読んだときに、「砂原糖子さん、ホストのシステムとかあんま分かってないんだなぁ」と思ったんですが、今作品を読んで、「おおっ」と思いました。さすがプロの作家さん、取材したんでしょうか、進化してましたw ホストものですが、なぜかお水な空気感がなかった。砂原糖子ワールドは、どんな汚れた世界をもしっとり切なくて優しい空間へと変えてしまう、そんな気がします。もちろんいい意味で。 ふとした…