京山あつきさんのレビュー一覧

3番線のカンパネルラ コミック

京山あつき 

じんわり沁みる

実は後ろ向きな受けってちょっと苦手なんですけども
加納はなんとなく共感出来る部分がありました。
寂しさに襲われながらも日常は当たり前の顔をして毎日やってきますし
社会人だからどうにかやりすごしていても
振られた方は引きずりますよね当然。
忘れたくても何かのおりに思いだしちゃってまたツラくなって…。
そんな時に優しくされたら好きになっちゃうに決まってます。
意外だったのが高校生くんに恋…

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スリーピング・バグ コミック

京山あつき 

恋愛感情ってもう少しシンプルで良いのでは

カンパネルラが良かったので
久しぶりに読み返してみました。

うーむ…
2度目を読んでもやはり第一印象とは
変わらなかったかな。

私恋愛に限らず物事を「しない」事に
もっともらしい理由をつけてぐるぐるしてるキャラがあまり好きではないのかも?
うーん、でもうじうじぐるぐるしてるキャラ嫌いではないので、作者さん限定かもしれません。
カンパネルラやすのーふれーくすのような
揺れま…

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3番線のカンパネルラ コミック

京山あつき 

読ませます!

作者の京山あつきさんは
個人的に合う、合わないがあるので読みっぱぐれてました。
ちょっと購入躊躇しましたが読んでみたらすっっごく面白かった。


「失恋で落ち込んでる主人公」の型にはまらぬキャラでした。
予測つかない思考・言動。
だからといってそれが突飛で全く理解できないわけでもないので、読み手も振り回されつつ、どうか彼が幸せになりますように!と見守る、というか。


気持ちが…

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3番線のカンパネルラ コミック

京山あつき 

柔らかい描線

テーラーに務める加納とその店長の話ですが全体的に静かです、壁ドンやスパダリには無縁な世界線です。
まあある意味同じ列車の男子高校生はスパダリですがそこで安易にくっついたりしません。

他のBLに比べて雑音が多いですね、脇キャラに「あのひと本当こまかいわ~」と遠巻きにされる攻めとか他じゃありえない。
でもそこが良いんです、上手く書けませんが漫画としての出来がいいからこそ初めてBLの要素に萌え…

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3番線のカンパネルラ コミック

京山あつき 

人間ドラマ

何というか大好きですね、こういう作品。
BLっていうよりも、ちゃんと人間ドラマになっているのが京山さんの作品の素晴らしいところだと思います。

仕立て屋さんの、加納。ホームでぼーっとしているところを、高校生に自殺に間違われ、助けられる。善意の、若い高校生をカムパネルラにみたて、恋人と別れて失意のうちにあった加納を救うキーマンとしてお話は進んでいく。

大人同士の恋、色々悩んで一進一退の加…

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スリーピング・バグ コミック

京山あつき 

"レンアイ低温男子の、着火と発熱"

このあらすじの文が本当、ドンピシャ。

好きがセックスに繋がらなかった受けが、骨の髄までとろけて合体したいとまでなっていく過程がじっくり丁寧にに描かれております。

作者の描く人物像だったり、仕事や日常の風景、会話やり取りの一つ一つがリアルで、とても話が自然に入ってくる。

徐々に甘々になってく感じがもーたまらなく良い!
個人的に帰り道にくっつきながらスキスキ言い合ってるシーンがすご…

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3番線のカンパネルラ コミック

京山あつき 

リアルなような、ファンタジーのような

これは読ませますね。
はじめは、加納と高校生の物語なのかな、と思うわけです。
でもそうではない。
そして、そうでもある。
というのは、恋愛事情としての相手が高校生ではないだけで、進行上はこの高校生との会話が気づきとか転換点のようになってるから。
失恋してしまい、自己肯定感も低くなっている加納が主人公。
次の恋はこの高校生なのか?いや違う。
LGBTを公にしているバイト君の起こす小さな…

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3番線のカンパネルラ コミック

京山あつき 

良き人生の旅を

ノンケの洋装店店長とゲイの仕立て職人・加納の恋物語。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』をモチーフに、二人の揺れる心を繊細に少しロマンチックに、不思議な魅力で描きだしています。

「人生は旅」とはしばしば聞く表現で、私も漠然とそう感じていました。
本作品ではさらに、店長が自分と関わる人たちを「同じ列車に乗っている」と例えたところが、とても新鮮でした。
人生を旅する列車。そうか、今はもう会うことの…

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3番線のカンパネルラ コミック

京山あつき 

主人公と一緒に悩んじゃう作品でした

久々にのめり込む作品でした。

先生の他の作品でも感じたことがあるんですが、
登場人物の想い(意図)がまったく台詞や表情で読み取れないので、
主人公の返しが正しいのか正しくないのか・・・
相手にどう伝わったのか・・・
それが読んでいてドキドキするし、次のコマ・次の台詞に夢中になっていっちゃいました。

そして、主人公加納が頭の中でゴチャゴチャ考えちゃって無限ループしちゃう感じがこち…

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3番線のカンパネルラ コミック

京山あつき 

予測不能感が人生だなぁって

京山あつきさんの作品って、レビュー書きづらいなぁ……って思うのは私だけかしら。
「スリーピング・バグ」も2年以上、書けない……と放置してる。
この「3番線のカンパネルラ」も書きづらいけど、永遠に放置しそうなのでとりとめもなく書きます。

一言で言えば「人生だなぁ」と思いました。
人と人との出会いや、心がヨロめいたり揺れ惑う様子も含めて、じんわりくる。

てっきり、私はあの自殺と勘違い…

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