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林らいす
いちご狂
ネタバレ
遊は歳の離れた兄と二人兄弟。 両親がおらず、兄が親代わりに昼夜休みなく働き育ててくれた。 兄にはいつも写真家の来島穂高から写真展の招待状が届くが、兄は行かない。 遊が狙っている幼なじみの梅子(モデル志望)が憧れているカメラマンだったので、デートの口実に兄への招待状を拝借したのがきっかけで、兄と元彼(穂高)の時間が8年振りに動き出す。 真面目だと思っていた兄は遊を背負うまでは結構ヒモっぽくて…
藻とカレー
いいお話でした。じ〜んとしました。 読んでいてなんだかむずがゆい感じがするのはなんだろう…こういうのたまにあるな…と思ったら、懐かしい初々しさかなとなりまして。感受性の見せ方とか。 キャラたちのリアクションが大きかったり、学と穂高のなれそめが懐かしげな青春ぽかったり。 学生時代の学が人たらしぽくてずるいのは、元々はそういう人が弟を育てる、そのために穂高と別れる決意をするのがすごいことだと…
ジン・ジャン
中学生の遊は兄の学と二人暮らし。毎年兄宛てに招待状が届くが無視されている写真家来島穂高の個展に、内緒で彼女と出かけたところ彼は兄の知り合いだとわかり写真のモデルを頼まれる。実は穂高は兄の元彼で、家を出ていた学は親に放棄された弟のため穂高との別れを選んでいた。 好きなだけじゃ一緒にいられない大人の事情はある、でもやっぱり好きだっていう想いは無くならなくて。離れてもずっと変わらなかった2人の想い、成…
碧雲
家族愛を描くことが上手な作家だと思った。初読み作家。 書評が凄く良いので、選びました。 弟視点で見た、兄の恋。 弟の遊は今、中学生。兄の学は、建築系の会社員。 母が死に、父が蒸発。それから兄が夜昼、土日も働いて、弟を8年間養育してきた。 やっとまとまった養育資金を作れたのか、兄は土日の仕事を辞めている。 仕事一筋の真面目な兄。 兄宛ての著名な写真家の招待状を見つけて、こっそり…
cpurin
前々から表紙に惹かれて読んでみたいなーと思っていた作品。 読んだ方のレビューを読んでますます期待が高まっていたんですが、期待を超える素晴らしい作品でした。 「兄は元彼」というちょっと意味深なタイトル。 最初兄弟モノか?と思ってましたが違いましたね。 途中回想シーンもありますが、ほぼ弟目線で語られる歳の離れた兄とその元カレのお話。 幼い弟を養育するために恋人との別れを選んだ学。突然の別…
あさだ2枚
セリフバレしてます。ご注意ください。 ラブの中に混ざるシリアスとコメディのバランスが良い上に絵も上手い!デビューコミックスから時間経ってますが、漫画は描かれてらっしゃるようなので、また先生の作品を単行本で読める事を願うばかり。 ◾︎国重遊(弟,主役) ◾︎国重学(兄)×来島穂高(兄の元彼) 私が見たい兄弟モノはこういうのです!!!兄弟モノって書くと語弊を生じるかもしれない。兄弟の間…
よしぴす
すごく良かった。映画観たみたいな気持ち。 登場人物がもれなく魅力的で、一人一人に感情移入してしまいました。 いい人とかいい奴じゃなく魅力にあふれてるのにどこかにいそうなリアリティを感じさせるキャラ設定に引き込まれてしまった。 学と穂高はお互いに本当に特別なただ一人の人だったのに、学の弟の子育ての為に心を残したまませつなすぎる別れのシーンにはもらい泣きしそうでした。 学の弟を育てるには全…
東雲月虹
ガサッとした線なのに綺麗で穂高の長髪の束感がなんともいえない…。 お話としては中学生の弟・遊が、親代わりに育ててくれた兄・学の 元彼で現在写真家・穂高と再会する、といった内容で とびっきり斬新とかではないのですが(すみません) なんだか惹き込まれる!! 学の、それまではわりとぐーたらだったのに弟を育て上げると決意した潔さ、 それによって悲しい別れとなりながらもずっと想い続けた穂高、 …
ぷれぱーる
ずいぶん長い間温め、今やっと読みました。 結論から言いますと、非常に面白かったです。 『兄は元彼』というタイトルからして、弟妹視点のお話なんだろうなーと思っておりましたが、弟視点のお話でした。 表紙の長髪の男性が、兄のお相手・穂高です。 兄・学と穂高は大学時代に恋人同士でしたが、学の親が亡くなったことで弟・遊を育てるために学は全てを捨てます。 学は穂高と別れて遊のために働き続け、…
まぎぃ
いやこれ、新書館さんグッジョブです。いい作家さん見つけてきましたねー、という感じです。 せつ泣ける、でも暖かい、そんな作品。 タイトルが結構どきどきしますね。兄のところにくる写真展のはがきを拝借して、友人の女の子と出かけていったら、写真家が超美人だった。その美人な国重は、何か兄と因縁があるようで。。 きれいな写真家を好きになってしまう弟の話かと思ったら、なんと弟は語り部なんですね。身…