弓月あやさんのレビュー一覧

三日月姫の婚姻 小説

弓月あや  笠井あゆみ 

全体的にあっさり

初読みの作家さまでしたが笠井さんの表紙に釣られ購入。内容をざっくりと。スミマセン、ネタバレしてます。


高名な日本画家を母方の祖父に持つ冬姫。ある理由から女児として出生届を出され、以来女の子として生活しています。冬姫は私生児として産まれ、娘(冬姫の母親)を溺愛し、故に出産を反対していた祖父から愛情を与えられることなく生きてきたため、自身の存在価値を見いだせないでいます。

そんな中現れ…

7

三日月姫の婚姻 小説

弓月あや  笠井あゆみ 

好き要素は揃っているけれど

女装、美しい受け、婚姻、と自分の大好き要素が揃っているのにイマイチ萌えきれませんでした。
似たような展開ばかりで間延びした印象を受けました。
それなのに肝心なことは実にあっさり片付いしまうという…設定が素晴らしいが故に惜しいなと。
攻めの『愛を誓った夫婦なんだから命令には従いなさい』という台詞にも何だかモヤモヤ。
この攻めは結局のところはどういう人物にしたかったの?と人物像を掴みきれなかっ…

4

赤い珊瑚と、甘い棘 小説

弓月あや  カワイチハル 

言葉を知るという喜び

あらすじからして不幸受け間違いなしと分かる作品ですが・・・
自分でも不幸健気受けは一番の大好物なので読まないわけにはいけません!

受け様は不義で生まれてきた子で、母親から疎まれ
攻め様に出会うまで薄暗い牢屋で誰にも会うことなくすごし
最後には母親の放火で殺されそうになっていたところを
攻め様に救い出されます

攻め様はいわゆる執事もいる良家の方で、表情をあまり表には出しませんが

1

蝶~パピヨン~ 小説

弓月あや  環レン 

とてもベタな育てる系

 地味で堅実な生活をしている大学生の日夏櫂は、誕生日に高級ビストロで待ち合わせをしていたが、すっぽかされてしまう。
 そんな中、偶然、居合わせた美貌の男・執行芳彦と出会う。
 蝶の飼育と鑑賞が趣味だが、美しい恋人も育ててみたいと言う執行に「私の蝶になりませんか?」と問われた櫂は、執行の洗練された物腰と成熟した魅力に抗えず承諾してしまう。
 執行の屋敷で美しく着飾られて、彼の蝶となった櫂だった…

1

誘惑の果実 小説

弓月あや  カワイチハル 

ベタすぎる展開が長所であり短所

前半を読んだ感想は、よくありそうなお話だなぁという感じでした。

妾の子だからと家で冷遇されている主人公・千尋は、連れられていったパーティで取引先の副社長・ウォルターに見初められ、口説かれてお付き合いを始める…というもの。

千尋の家族からの扱いが酷いのですが、それがいかにもお話っぽくて、ちょっと作品に入り込めない気がしました。そもそも他の人の目があるところで「妾の子のくせに」とかなじるだ…

1

眠りの森の、いばら姫 小説

弓月あや  北沢きょう 

面白かった!

まず、絵にひかれて買ったのですが期待を裏切りませんでした!
受け様があまり好きな設定ではなかったのですが・・・
攻め様は完璧でした!
ちょっとクールだけどヘンタイな攻め様には本当キュンキュンします。
受け様のスリ生活と口きき方などは最初、ちょっとなぁなんて思いましたが
攻め様の過去と受け様の過去がどこか似ていて、切ない気持ちになります。
内容的には読みごたえもあって、大変面白く見させて…

2

ぼくの皇子様 小説

弓月あや  中井アオ 

ピュアだけどエロ清廉だけどエロ

代々神に捧げる贄の家に生まれたソラとその国の皇太子とのピュアなエロラブ。
なんなんでしょうか、いかにもなエロである意味笑いもこみ上げる展開で、
切ないのか甘いのかシリアスなのか様々な要素があるのにどれも突き抜けた感じが
しなかったと思います。

でも面白くない訳でも無いのが不思議、100年に1度の大例祭は生贄を捧げる昔からの
風習があり、幼い頃から言われて育ったソラは少し怖いと思うが当…

3

春のダリア文庫フェア2014/でれでれBL小冊子 グッズ

甘い甘い

ダリアフェアの2種類の小冊子の一つの「でれでれBL」は
高月まつりさん「オオカミは恋を語る」若月京子さん「愛しの彼は編集者様」
弓月あやさん「眠りの森の、いばら姫」の番外編で小冊子のタイトル通りに
でれでれに甘い3本が収録されています。

1番でれでれ具合が大きい番外編は「オオカミは恋を語る」でしょうか。
攻め視点で夜になるとオオカミになってしまう英司が仕事よりも何よりも
修生のこと…

1

嘘つき紳士は、かく語りき 小説

弓月あや  明神翼 

二人なのに4P

両親亡き後貧しいながら健気に頑張る大学生が、偶然出会った美形の公爵様に執着され
ぼんやりと流されていつうちに絆され恋人になってしまうまでのおはなし。

グレアムは親の愛情を受けずに育ち公爵となるべく厳しく教育されプレッシャーから逃れるためラッセルという正反対の性格の庶民派人格を生み出したのですが、子鹿のように可愛く天使のように清らかな雪耶にであって、歪みがいやされたようです。
そうなるとも…

1

甘い微熱 小説

弓月あや  緒田涼歌 

ちょっぴり切なくてベタ甘です

理由はこの際置いといて、攻めに溺愛される甘い話が読みたい時にオススメです。
たった一人の祖母を亡くしながらも一人で頑張らなきゃと、残された祖母の愛犬
一人と一匹で一軒家で暮らす受けになる律。

祖母の葬儀が終わり、少し落ち着いて来た時に愛犬の散歩途中で亡き祖母と
間違われた律、その相手は攻めになる外国人のサーシャで二人の出会いは運命と
真顔で甘く囁く紳士です。

これも互いに一目惚…

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