宮本佳野さんのレビュー一覧

恋敵な恋人 小説

いおかいつき  宮本佳野 

好きだからこそ

お互いにタチ同士でと言うところから始まるお話は個人的にはたぶん初めて読んだと思います。
初っ端からだいたいどちらがネコになるかはわかっちゃう感じなんですが、どうやって関係が進むのかとわくわくしました。

実はタチ同士ってことで初めから諦めていた側とその気がまったくなかったけれどある騒動がきっかけで相手への気持ちに気づいてしまった側のお話。
同期入社でライバルでありゲイの渡と織田。ふたりとも…

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青色セクスアリス コミック

宮本佳野 

噛めば噛むほど

表紙はもちろんですが、最初のカラー画がまずなんてカッコイイの〜。
引き込まれるストーリー展開も素敵。
読み進める途中で、(あのときこの登場人物はどんな表情してたかなー)とか、何度も前に戻りたくなるような面白ささえあります。
登場人物それぞれの表情や、心の動きが本当に印象的でした。
みんな優しくて性格よいしね。
過去の男子寮ものの中では最も萌えました。
階段の踊り場での会話とか。

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青色セクスアリス コミック

宮本佳野 

高校生で学生寮です

やりたいさかりの高校生男子が、学生寮の二人部屋。
それも、宮本先生の描く、美少年たちですもん、
これはもう、何もおきない方がおかしいだろう!!
って感じで、
複数のキャラが色々交錯しあって、最終的には一つのカップルにまとまるお話。
宮本作品にはこの作品のように、
最初はAとBにからだの関係があったのに、どこかで気持ちがすれ違って、AとBは実は両思いだったのに、Bはそうとは気づかないまま…

4

夏の痣 コミック

宮本佳野 

感ずるが良し

一冊を通じて漂う空気そのものが
敢えて軽い口当たりに仕上げて
あるのかどうか定かではないと言う感じで、
どうも掴み所が無いと言う読後感です。
言わんとする所は感じるのですが、ね。

例えばこれが別レーベルだったら
また踏み込み加減が違ったのだろうかとも
思うのですが…然程変わりは無いのかな。
断ずるのではなく提示すると言う描写が
多いのですっきりしていないだけなのかも
知れま…

2

RULES 2nd 1 コミック

宮本佳野 

精神年齢がお子様な ユキ君

高校生のユキ君も流されやすかったけど、
教師になったユキ君 生徒に流されないでー
流されるだけ 流されて 自滅思考。

この登場人物の中で 一番精神年齢がお子様なのは
絶対ユキ君
きみは高校卒業した後も、全然成長していないよー
大学時代 ヒカルさんとどんな交際していたんだろー

心の広い ヒカルさんに「ごめんなさい」して
甘えて飛び込めばいいのに、
「全部 僕が悪いんだ」とど…

4

夏の痣 コミック

宮本佳野 

ゲイカップルの四季折々

四季にちなんだタイトルがつけられた
全四話の物語。

高校生の由と、
父の従弟でフリージャーナリストの京介。
自分はおそらくゲイと自覚する由は
同じくゲイの京介のことが好きで…。

由の告白をきっかけに付き合い始め
やがて由が大学生になると
一緒に暮らすようになる二人。
そんな安泰な二人が出会う
ちょっと大変な人々にフォーカスして
四つのお話が綴られます。

出てくる…

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「夏の痣」特典ペーパー グッズ

ずっとこのままでいるんじゃないかなぁ

イラストとコメントが載っています。

無邪気に笑う由とそれをやさしく見つめる京介のイラストでした。
本編が淡々としてるからか、ペーパーもあっさり?
本編ではいろんな騒動がありましたが、どうせ淡々とするならこのイラストのようにもっとこの二人の穏やかな日常が見たかったなぁ。
京介の表情が、すごく優しくて幸せそうで、愛を感じるんですよ。
くっつくまでに由の方は煮詰まった想いがあるようなんです…

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夏の痣 コミック

宮本佳野 

私が鈍くなったのかなぁ

宮本さんの作品のもどかしい感じが好きなんですが、ここ最近の作品は私にはあっさりとしすぎていて物足りませんでした。今回はどうかな?と楽しみにしていたのですが、残念ながら私には物足りませんでした。

夏を皮切りに四季を巡る物語。軸になるのは京介と由のカップルです。
一応、男同士やら親戚関係という障害?はありますが、さほど。あっさりとくっついてしまいます。
その後も京介のライターという仕事に絡む…

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夏の痣 コミック

宮本佳野 

四季を巡る恋物語

って、帯の惹句そのままですが。
それぞれの季節に出会った、それぞれの恋模様。
宮本佳野さんなので、ただ甘く切ないだけじゃなく、ヤクザだのカルトだのドラッグだのと、おなじみな感じのハードな背景が登場します。

「夏の痣」
毎年夏になると遊びに来る父の従弟の京介。
高校2年の由はいつの頃からか、京介の事を意識するようになっていて、、、。

この後は、京介と由のカップルをベースにお話が広…

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天使は罪とたわむれる 小説

剛しいら  宮本佳野 

金金金!…中身濃いので結構疲れた←悪い意味じゃないです

本文2ページ目で早速驚かされました。
安寿…何て末恐ろしい3才児…|壁|lll´Д`)))ブルブルブル
母親が結婚詐欺師なのだけども穏便に離婚を繰り返し、継父が4人。
安寿はその全員から遺産相続の遺言を書かせているのですよね。
それも自発的に。
3人目の継父なんて安寿を愛しすぎて狂気まで漂う始末。
本当に頭が良くて自分の魅力も使いこなして…。

色々な人から愛されて…それなの…

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