恋敵な恋人

koigataki na koibto

恋敵な恋人
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
24
評価数
7
平均
3.4 / 5
神率
0%
著者
いおかいつき 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
宮本佳野 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
価格
¥855(税抜)  
ISBN
9784344810426

あらすじ

会社で同期の渡浩輔と織田高正は、自他共に認めるライバル同士。
二人はともにゲイでタチ、好みのタイプも似ているのだ。
常に何かと競い合っている二人が、今目を付けているのは、毎週会社にやって来るリース会社の星川だった。
ある日、飲み会の席でも二人は牽制し合い、互いを酔い潰して、星川と二人きりになろうと張り合う。
気が付くとホテルで寝ていた浩輔は、隣に寝ている人物を星川だと思いこみ、手を出すが―。

表題作恋敵な恋人

織田高正 営業二課
渡浩輔 営業一課

レビュー投稿数4

好きだからこそ

お互いにタチ同士でと言うところから始まるお話は個人的にはたぶん初めて読んだと思います。
初っ端からだいたいどちらがネコになるかはわかっちゃう感じなんですが、どうやって関係が進むのかとわくわくしました。

実はタチ同士ってことで初めから諦めていた側とその気がまったくなかったけれどある騒動がきっかけで相手への気持ちに気づいてしまった側のお話。
同期入社でライバルでありゲイの渡と織田。ふたりともタチで好みのオトコも似ていた。
コピー機のメンテナンスを行う星川を巡って火花を散らそうとしていたが、その星川から取引先の社長から色目を使われて困っている相談を受け、ふたりで助けることになり一時休戦をするが…

星川を助ける作戦を通して、本当は渡のことがずっと好きだった織田は渡を諦められなくなり、渡は織田の元カレが登場してから織田のことをさらに意識するようになる。

お互いがタチであることを苦悩しつつ相手への気持ちが募ってしまうところが、恋が成就しないという苦悩よりもなんか悩ましくていいです。
タチからネコになってもいい!と決断させるなんて恋の力ってスゴイですね。
ぶちぶち言いながらも好きって気持ちが全面に出てます。
これはリバには発展しないのか?と思ったりもしますが、人物的に想像がつかないので、きっとお互いにこのままのポジでいくのでしょう。
こう言う話こそBLならではですね。とても面白かったです♪

2

強気な二人

攻め×攻めで仕事でも同期でライバル的存在の二人のお話。
二人とも顔がよく仕事ができて、互いをゲイと知っていて、いきつけのバーも同じで互いを牽制しています。
二人ともタチだしライバル心があるからこそ、互いを恋愛対象になんて見ることなかったのに、同じ人を好きになってから二人の関係は変わっていきます。

一見、一人の男性を取り合う三角関係に見えるけどそんなことはないんですよね。
攻め×攻めが好き、という人でないと手に取らない設定かもしれませんが、これは恋愛の駆け引きというより、また別のストーリーが動いていまして、恋愛ものとしては少々薄味な気持しました。
正直、互いがなぜ好みと違うお互いを好きになったのか、最後まで読んでもちょっとわかりにくかったかも。

ストーリーは、二人が好きになった星川という男性が、知り合いに言い寄られて困ってるという悩みを二人で解決しようと頑張るもの。
あわよくば相手を出し抜いて星川を手に入れたい織田と浩輔だけど、それがいつの間にかおかしな方向に…。

お話そのものが、その星川求人作戦(?)に主にページを割いているせいで、攻め×攻めの恋愛攻防みたいなものがみたいと期待していた私にはちょっと物足りなく感じました。
Hシーンも少なかったために、ガッツリラブストーリーが読みたい方には控えめに感じられるお話かもしれません。

2

攻×攻なカップル

攻・織田高正
受・渡浩輔

同期入社の同い年で、仕事でも恋でもライバル関係。
出会った頃からお互い「タチ」だと知ってました。
好みのタイプも同じなため、恋人を取られたり取ったり。
馴染みのゲイバーでは必ず1つ席を開けて座る仲の良さ(悪さ?)です。

出入りのリース会社社員・星川に目をつけた二人は、それぞれにアプローチを開始。
牽制しあう中、飲み会で酔いつぶれた渡が気づいたのはビジネスホテルでした。
隣には人肌が…自分が織田とホテルに入るはずがないので、隣にいるのは星川だと思い込み手を伸ばしたのですが…なんと、相手からも手が伸びてきて。
暗闇の中でお互いをしゃぶってたのですが、声が違う…まさか…冗談だろーっ!!
相手は、織田でした。

暗黙の了解の後、その一件は触れずに忘れることに。

星川と親しくなる中で、取引先の社長にセクハラされて困っていると相談を受けてしまう。
星川を助ける仕事には共同で当たることを決め、話し合ったり調べたりしているうちに親しく付き合うようになります。

セクハラ社長に新しい恋人を押し付ける作戦のため、織田の元カレが呼び出されます。
金持ちとしか付き合わない朔矢ですが、今でも織田には未練を残している様子。

セクハラ社長と朔矢を上手く遭遇させ、星川のことを忘れさせる作戦は多少の手間をかけたが成功。
最後の一押しにと作戦を練り、休日の銀座へ出かけた織田と渡。
音楽の趣味も似ていることを知り、思いのほか楽しい時間を過ごす。

セクハラ社長撃退作戦は成功し、馴染みのバーで祝杯をあげる2人。
そこにやってきた朔矢の「ご褒美に織田と寝たい」発言に渡がキレます。

お互いタチ同士でライバルだと思ってたのが、実は結構気の合う者同士だったことに気づいて、あまつさえ相手の元カレに嫉妬めいた感情を抱いてしまう…これはもう、恋でしょう(笑)。

追いかけてきた織田は、実は最初から渡が好きだったと。
しかしお互いタチだから諦め半分で、なおかつ渡の恋路を邪魔するために、渡の好みのタイプばかりに声をかけていたんです。

お互いタチ同士ですが、他人に寝取られるくらいなら…と覚悟を決めた渡です。
男前だなぁ。

織田は朔矢に頼んで、渡を落すための片棒を担がせていました。
作戦勝ちですね。織田が攻なのは当然かも。

男前同士、攻×攻なカップルにはまったのは、この作品がきっかけでした。

0

元彼がよかった・・・

会社でも、プライベートでもライバルの浩輔と織田。
最近仕事で会社に出入りするようになった星川が気になり、口説こうとする浩輔。
しかし、織田も星川の事を狙っているらしく・・・。
色々あって、三人で飲んだ時に浩輔と織田が潰れてしまいます。
目覚めた浩輔はホテルのベットの上で、隣に誰か寝ているらしく・・・星川だと思って手を出したら・・・。実は織田で、この事は暗黙のうちにもう忘れようとなります。
その後、星川から取引先の社長に言い寄られていて困っていると相談され、二人で何とかすることに。

タチ同士の二人がどうやったら恋愛になるのかというお話でした。
星川は二人がひっつくためのきっかけ位の感じでした。あんまり恋愛に絡んでません。
それより、問題解決のために手を借りた織田の元カレ、朔矢が個人的に一番ツボでした。金の亡者と言われていて、いい性格してますよ(笑)いっそすがすがしいほどでした。
主役二人よりも、この人の恋愛が読んでみたいと思ったほどでした。私だけかもしれませんが・・・何故なのだろう?何か朔矢が気になりました。
浩輔と織田はお互いがタチ同士でしたけど、浩輔がすぱっと気持ちの方を優先させているのが良かったです。

0

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う