姉村アネムさんのレビュー一覧

静寂の月 Another 小説

姉村アネム  森嶋ペコ 

チープでうんざり

自分を虐げ拒絶した人間に自分の価値を知らしめた上で取り上げたい、罪悪感で半永久的に縛り付けたいという、読者の期待や主人公の感情、物語の必然性を超える、天の意志にくらくらします。

メンヘラの願望成就物語に尽きたという感じ。もうお腹いっぱい
リアルでたまに見る、別れるぐらいなら死んでやる、傷つけたことを後悔させてやるというチープかつ生々しい承認欲求が物語の内で感傷的に形を整えられたらこうなるだ…

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「静寂の月」同時購入者全プレ描き下ろしリーフレット グッズ

その後の彼らのお話

「静寂の月 上・下・Another 同時購入企画」という事で、コミックス『静寂の月』上下巻と、小説版『静寂の月 Another』の帯にそれぞれついている応募券3枚で応募できた全プレのリーフレットです(残念ながら応募は終了しています)。

必要だったのはこの3枚の応募券だけで、ほかに自己負担金や別の書籍の購入が必要だったわけではないので、ペーパー一枚とかそういうものをイメージしていたのですが、手…

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「静寂の月(上)(下)」+「静寂の月Another」3冊セット購入コミコミスタジオオリジナル特典小冊子 グッズ

幹のファッションセンスについて

コミコミスタジオさんで『静寂の月(上)』『静寂の月(下)』と『静寂の月 Another』の3冊をまとめて購入するといただける特典12P小冊子。

前半4Pは喬木視点のコミック、後半4Pは島崎視点での小説。
いずれもテーマは「幹の服のセンスについて」。



事の始まりは初めて幹がちゃんと泊りに来た日…

という出だし。

お風呂上がりの幹くんが着ていたものはピョ〇吉(某ギャグ…

1

静寂の月 Another 小説

姉村アネム  森嶋ペコ 

かなり痛い。

『静寂の月』の小説版。タイトルに「Another」と付いているのに加え、原作者の姉村さんがあとがきで書かれているようにこちらは「ビターエンド」。

ということで、コミック版とは異なる結末でしかもビターエンド、ときたら、やっぱり幹と喬木がくっつかない、という結末になるんだろうなあ、と思いつつ読み始めました。

コミック版の方も含めての若干のネタバレあります。








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静寂の月 下 コミック

姉村アネム  森嶋ペコ 

大団円

下巻なので、当然上巻の続きから。







幹に全てがばれ、去られてしまった喬木。
のシーンから始まります。

自分が本当に欲していた人は誰なのか。
という喬木の心情から始まりますが、正直、喬木の気持ちの急激な気持ちの変遷についていけなかった。樹を手に入れるために幹を利用するつもりが、幹の健気さにいつの間にか気持ちを持っていかれてた、という展開にしたいという作家さんの意…

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静寂の月 上 コミック

姉村アネム  森嶋ペコ 

健気受けさんが大好物な方にお勧め

上下巻のコミック+ダークエンドを描いた小説、の3冊シリーズという展開に興味がわいて購入。ネタバレ含んでいます。ご注意を。






出来の良い弟を持ち、家族からも周囲からも比較され続けて自分に自信を持てない幹。
幹の双子の弟で優秀で友達も多い樹。
幹が唯一自分の気持ちを吐露することができる、友人の島崎。
そして、弟ではなく、幹を選んでくれた幹の恋人・喬木。

ほぼ彼らしか…

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「静寂の月(上)(下)」+「静寂の月Another」3冊セット購入コミコミスタジオオリジナル特典小冊子 グッズ

明治神宮は、、、

コミコミスタジオの3冊同時購入特典。
A5サイズ、表紙はカラー印刷。
マンガサイド、小説サイド共に、テーマは幹の残念な私服センスについて。
幹は田舎で厳格な祖母の元、祖母が与える衣服をそのまま受け入れて育てられたため、今時の男の子としての服装センスが全く備わっていません。
もらい物の微妙な柄のキャラクターTシャツであろうと、それが新品であればきれいな衣類としてそのまま素直に着用します。

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「静寂の月」書き下ろしSSペーパー グッズ

ベイブリッジ…

これねぇ…。

サラッと一読で、それも、コミックの方しか読んでない状態で読めば、なんだか甘々の、エロ補完ショートストーリーって楽しく読めなくもないんだけど、

内容としては、喬木視点で、喬木がフランスに行く直前の、二人はお互いにちゃんと恋人同士だってはっきり認識しあっていたごく短い時期に行った、横浜デートを思い出す話なんだけど、

小説版のあの結末に行きつくのは必然と十分納得できる喬木…

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静寂の月 Another 小説

姉村アネム  森嶋ペコ 

カバー下も忘れずに読んでね

コミック版は結構ざっくり力業でハッピーエンドに落ち着きましたが、こちらの小説版はビターエンドという事で。

何だか、とっても懐かしい。
この、細切れに視点を変えて語られていくストーリー。
出会いから、結末までに流れる時間の長さや、展開の救いのなさも。
何というか、個人サイトの連載作品の醍醐味みたいなものが思い出される。
書籍化するにあたっては、かなりざっくりとストーリを整理したらしいで…

4

静寂の月 下 コミック

姉村アネム  森嶋ペコ 

ラブラブエンドの下巻。

上巻の最後の、意味ありげな島崎の捨て台詞の秘密が明かされる下巻。
サラッと描かれちゃっているけど、15かそこらの子供が、子供だからこその無謀さで、随分な事してたのね。
で、コミックだと絵面で何となく誤解しがちだけれど、喬木だってまだ全然ガキで、幹の闇の深刻さをどれだけわかっていたのか、わかっていなかったのか、さしたる覚悟もなく、性欲に振り回されて、愛しているつもりになって。
そんな二人が、ち…

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