紫能了さんのレビュー一覧

絶望に啼け 上 コミック

紫能了 

描写力、緻密な構成、新しい漫画の描き方に感動

上下巻ともに読了しました。

紫能了先生の前作「出張ホスト NYU BOY」を読んだ時から、先生が描くお話を待ち続けていました。

前作でもそうですが、漫画の新しい描き方に挑戦されているなと感じます。
コマ割り、場面の切り取り方、視点の選び方、心象風景の描き方など……「そんな描き方があったのか!」と何度も驚かされました。

また先生の物語でとても好きなところは、台詞や登場人物たち【以…

16

絶望に啼け 下 コミック

紫能了 

私なら百年の恋も覚める

あらすじを読んでとても惹かれた為、購入です。
上下巻合わせての感想になります。

こちら、ストーリーとしてはとても面白いです。
会社の顧客リストの流出から始まり、その裏に隠れていた驚きの狙い。
こう、次々明らかになる意外な真相の連続に、ページをめくる手を止める事が出来ないと言うか。

また、その中で繰り広げられる、男達の愛憎入り交じる人間ドラマも圧巻だと思います。
裏切りに復讐に絶…

50

絶望に啼け 下 コミック

紫能了 

ストーリーも良いが、エロも良い。

『絶望に啼け』の下巻。続きものなので上巻未読だと理解できません。

会社のデータを抜き取ったの誰か分かった、というところまでが上巻で描かれていましたが、その続きからになります。上巻のネタバレも含んでのレビューになります。ご注意ください。






データを抜き取ったのが赤嶺だとバレたことで会社にいられなくなった赤嶺ですが、それを明らかにしたのは誰でもない、内海だった―。

12

絶望に啼け 上 コミック

紫能了 

読み手を選びそうな作品ではあるが

『出張ホスト NYU BOY』で鮮烈なデビューを飾った紫能さんのセカンドコミック。前作がとってもツボだったので発売を楽しみに待っていました。

『出張ホスト~』はコミカル寄りなお話でしたが、今作はかなりシリアスでダークなお話です。無理やりな描写とか流血とか、そういった展開も多いので苦手な方は注意が必要かもです。

が、めっちゃ良かった…。
二転三転するストーリー展開で、どうストーリーが動…

7

絶望に啼け 下 コミック

紫能了 

巨大な迷路の中で迷子

煽りに煽られた上巻を読み終わった時点では、「下巻は神だな!」とワクワクしておりました。
まさか、そんな自分がこのようなレビューを書くことになるとは…。
わたしの上巻のフライングレビューを読んで、購入に踏み切った方がいらっしゃったら、その方が下巻でも萌えてくださるよう、全力で願うばかりです。

下巻を読んでから、もう一度上巻から読み返しました。
どうしても分からないことがあって。

レ…

44

絶望に啼け 下 コミック

紫能了 

彼等が求めた愛

下巻の感想です。

正直、上巻を読み終えたときはメリバを覚悟しました。
彼等の未来がまったく想像出来ないんですよね;
憎しみを抱え、贖罪を抱え、報われない感情を抱え、
このまま袂を分けたまま生きていくしかないのかな、と。

事件の濁し方は「?」となりましたが、
BLに特化した描写で不器用な愛が伝わりました。

内海と赤嶺はある意味似た者同士なんですよね。
愛し方が下手で、自覚…

5

絶望に啼け 上 コミック

紫能了 

拗らせたクソデカ感情

試し読みに衝撃を受けて購入しました。
(現在立ち読み増量中ですよー!)
(話題のTwitterをみたら温度差がありすぎて…;)

始まりはレイプってBLはけっこうありますよね。
そこから即ラブ♡ってなるのも割と定石なんですが…。
(個人的にはそれはそれでBLファンタジーとして嫌いじゃない)

この作品は憎しみを抱くところが始まりなんですね。
そりゃそうだよね、とストンと落ちるもの…

4

絶望に啼け 上 コミック

紫能了 

入り混じる愛憎

※シーモア先行配信だったのか、2/21にはもう購入できました。
 うっかり上巻のレビューを投稿してしまいましたが、
 下巻のレビューは発売日以降に投稿させていただきます。

表紙に惹きつけられて購入したものの、ここまでヘヴィーな話だったとは。
予想の3倍はヘヴィーでした。

赤嶺英人(えいと)が課長を勤めるAエリアの課長補佐として異動してきた内海曳斗(えいと)。
「また会いましたね…

18

絶望に啼け 下 コミック

紫能了 

絵めっちゃ好き、内容も凄かった

思った以上重厚な話でした。タイトルとふさわしい内容だと思います。
そして何より先生の凄い画力です。買い甲斐のある一作でした!

6

出張ホスト NYU BOY コミック

紫能了 

サイコホラーBLとしてなら凄く面白い

個人的に面白いとは思ったし、絵も好きです。時々顔が伸びちゃうけど。
ただ「漫画として面白かったか」ではなく「BLとして萌えたか」という点においては一切の萌えがなかったのでこちらの評価。

終始いろんな意味でテンションが高く、登場人物や画面(絵面)の方向性が喜怒哀楽の感情にせわしなく極端にガンガン振り切れていくので、パニックムービーっぽい。だから読んでいて不安になる。
攻めと受けの精神が不安…

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