久我有加さんのレビュー一覧

鬼神様はパフェの虜につき 小説

久我有加  麻々原絵里依 

お話がコンパクトですね

コンパクトにまとめられてますね。もっとたっぷり読みたいな。

桔梗丸があんなに怨みを持って蘇ったのに慶太のぱふぇにあっさり懐柔されて…。
慶太に付きっきりで鈴鹿御前じゃないかと見張って確かめたり、違うとわかってもそばを離れなくて。
不可思議な力で洋服をまといモデルか?な男前で。

慶太も桔梗丸に可愛いと言われたり、好きなものは好きでいいじゃないかと言ってもらえたり、素の自分を認めて好き…

0

幸せならいいじゃない 小説

久我有加  おおや和美 

自分史上最高の年上受けかも!

このお話を読んで幸せです!ありがとうございます!

なかなか途中までは休憩を挟みながらしか読めなかったのですが後は一気に読みました。

はぁ、なんて甘くて可愛くて幸せなカップルでしょう。お互い初めてこんなに好きな人ができて、こんなに気持ちいいセックスも初めてで。

お互いが好きで好きで仕方ない二人ですね。

前半は受け視点でバリタチの受けがネコをする覚悟を決めて無事に結ばれるまで。…

1

七日七夜の恋心 小説

久我有加  北沢きょう 

関西ネイティブじゃないけど、この微妙な使い分けがたまらなく好き

久我先生の芸人シリーズ、落語家さん編です。
今回は、地味でちょっと伸び悩んでいる若手落語家さんと、京都の花街の置屋に籍を置く関西でただ一人の幇間のお話。
色っぽい年上の受けと、ヘタレわんこな攻めが、体の関係先行であれこれするお話なのですが、、、。
時間軸では「酸いも甘いも恋のうち」の真遊と小藤がくっついたちょっと後、スマホも登場する、ほぼ現在、「酸いも~」の二人もちょっと登場しますが、そちら…

2

七日七夜の恋心 小説

久我有加  北沢きょう 

切ない片想いもの、と思ったけど…

芸人シリーズの一つだけど、他が未読でも読める作品。
タイトルの「七日七夜」とは、祇園祭の無言詣の七日間のことだそう。花街の女性がこの期間、四条御旅所に欠かさず参拝するという風習で、お参りをしているその間、誰とも口を聞かなければ願いが叶うとか。
守博は年に一度しかないその無言詣で、叶うはずのない恋を叶えようとしていた弥助の邪魔をしてしまい、怒らせてしまう。
そこから弥助のセフレや片想いの相手の…

1

恋を半分、もう半分 小説

久我有加  小椋ムク 

純だからこそのエロさが読める

久我有加先生おなじみの「芸人」シリーズ作品。
と言っても続き物でもスピンオフでもなく、大学の落研が舞台の青春ものと言えます。
主人公は大学の新入生・十亀卓人。
特に趣味もなく人見知りな卓人だけど、着物姿の男前・元宮に声をかけられ、流れで落語研究会に入部することになる…
この元宮が、もうはじめっから卓人に優しくて優しくて。
卓人の方もいつも優しくしてくれる元宮に惹かれていくんだけど、誰とも…

1

寮生諸君! 小説

久我有加  麻々原絵里依 

若いって素晴らしい

なんて爽やかな!
そんでもって初々しい。そして男らしい。
明治の全寮制高等学校、それも新設ベースボール部を舞台にしたお話ですが、ベースボールだけに「ストレート、直球ど真ん中!」で、素直に楽しめました。

『寮生諸君!』の主人公は庄野、
『チームメイト諸君!』の主人公は朝妻、という構成が面白かったです。
武芸に優れていて正義感の強い庄野は、弱い者いじめをしていた元上士の息子5人を殴り飛ば…

0

頬にしたたる恋の雨 小説

久我有加  志水ゆき 

芽吹いた新芽が花開くまで

なかなか笑いをとれず伸び悩んでいた落語家が、席亭に万歳(昔はこういう字だったんですね…)への転向を命じられ、紆余曲折を経て、漫才師として才能を開花させるまでのサクセスストーリー。
私は久我先生の関西弁キャラがすごく好きで、これはもう、自分が萌え転がるだろうことがわかっていて読んだのだけど、期待通り。堪能した。

関西弁での情事のシーンって、なぜこんなに色っぽくて艶っぽいのか。自分が関西圏の人…

5

七日七夜の恋心 小説

久我有加  北沢きょう 

京都舞台どすえ

久しぶりに久我先生の芸人シリーズ!めっちゃ良かった・・・京都花街を舞台に落語家と太鼓持ちのしっとり恋話で、「雑誌掲載分150pほど(攻め視点)+その1年後の受け視点のお話80pほど+あとがき」です。関西弁読むのが大丈夫な方でしたら是非!久我先生の芸人もので「頬にしたたる・・」が神なので、それと比較すると萌2になりました。

落語家として独り立ちして3年目の守博(もりひろ)。地味な語りで今一つパ…

4

寮生諸君! 小説

久我有加  麻々原絵里依 

腐って8年、吾一生の悔いなし

個人的に明治時代のあの雰囲気が好きなので思わず買ってしまいました。(うまく言い表せませんが、あの時代の男子学生達の国を支えなければいけないという使命感(進学できるのはほんの一部のエリートのみですからね)、西洋文明化によって入ってきた新たな思想である合理性に振り回され悩み惑う感じが大好きなのです、、、)表紙も明治期の小説の表紙のようで惚れ惚れしてしまいます。背景の印刷のかすれ具合が上手く再現されてい…

9

七日七夜の恋心 小説

久我有加  北沢きょう 

しっとり切なく読ませてくれます

叶わぬ想いを抱き続けている美人受けと、そんな彼を真っ直ぐ慕う年下攻めによる、切なくもしっとり優しいお話になります。

で、こちら、芸人シリーズで現代ものになります。
今作だけで問題無く読めます。
ちなみに、先輩落語家として真遊がちょこっと登場しますが、彼も色々悩みつつ、頑張ってるんだなぁって印象。
このシリーズを読むと毎回思いますが、悩んだり迷ったりしながら芸の道に邁進する若者達が、とっ…

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