久我有加さんのレビュー一覧

君と狸と幸せごはん 小説

久我有加  カワイチハル 

ほのぼのホッコリごはんモノBL

こちら、スランプ中のピアニストと料理好きな大学生+狸の神獣による、ほのぼのホッコリごはんモノBLになります。
一応、喋る狸なんかが出てきてとファンタジーではあるんですけど、内容としてはひたすら日常系。
表紙やタイトル通り、可愛くて幸せなお話なんですよね。

若干、オチが強引な気がしますし、意味深に出てきたキャラがアッサリ退場で肩透かしだったりと、気になる部分はあるのです。
まぁただ、個人…

5

君と狸と幸せごはん 小説

久我有加  カワイチハル 

ごはんと恋と、ときどき狸

まさか狸に泣かされるとは……
タイトルに「狸」が入っているだけあって、その存在感はなかなかのものでした!

元彼の裏切りからピアノを弾けなくなってしまったピアニストの和泉が、恩人の孫・結希のご飯と存在によって心身ともに救われていくというハートフルラブストーリー。

和泉がカッコいいツンデレで、卵好きの魅力的な青年!
このイケメン和泉と狸の神様・鉄太郎が一緒にご飯を食べたり、
寄り添っ…

6

汽車よゆけ、恋の路 ~明治鉄道浪漫抄~ 小説

久我有加  夏珂 

異色作

第一印象は、久我先生ってこういうタイプの作品書かれるんだ〜。
私が久我先生作品で多く読んでいるのは関西弁も賑やかな芸人シリーズなので、ファンタジー系は初めて。

舞台は明治。文明開化がいよいよ進み、都市部だけでなく地域にまで鉄道の建設が進んできた。
そんな開発の折、ある山深い村の一つが鉄道反対を貫いていて…
…という設定。
ここに鉄道局の官吏である主人公の若友俊次が説得に赴くが…と展開…

0

寮生諸君! 小説

久我有加  麻々原絵里依 

個性豊かな仲間たちも良い

電子書籍で挿絵あり。
前半は受視点、後半は攻視点、電子限定版SSは当て馬?視点です。

久我先生といえば関西弁ということで、今作は受の庄野を筆頭にほとんどのキャラクターが関西弁です。攻は東京弁です。

結論から言うとお互い一目惚れみたいなもので、どっちがアクション起こすんじゃ〜〜!!いつラブに発展するんじゃ〜〜!!とわくわくしながら読めました。いいですね、青春って。同室になった朝妻と庄野…

0

あの日の君と、今日の僕 小説

久我有加  左京亜也 

ドヘタレ残念イケメン攻め×さっぱりとした男前受け=最高!!

攻めは普段はクールで端正な美形なのに、受けを前にすると途端に挙動不審なドヘタレになってしまうところがたまらなく良かったです。

本人は必死で隠しているつもりなんだけど、好きがダダ漏れしてるせいで受けには気持ちが丸わかりというところも良し。
受けに褒められただけで真っ赤を通り越してドス黒くなるほど顔が沸騰しちゃうというというメーターの振り切り方もいい。
おまけにブワッと泣いちゃったりするんで…

5

愛だ恋だと騒ぐなよ 小説

久我有加  七瀬 

光属性なお話

東京のピン芸人×関西のピン芸人。
受けの祐の方は最初、俳優も小説家もこなしてしかもイケメン、という町をよく思っていない。ところが町は、最初からフレンドリー。読者としては好意ダダ漏れなその態度にニヤリとし、あいつなんやねん、とイライラしてる祐にもニヤリ。
それでもだんだんと町の良さに気づく祐。ちょっと嫉妬なんかもあり、とうとう町の方から告白された時に、「そうか、このイライラや嫉妬は恋か!」と、自…

2

愛だ恋だと騒ぐなよ 小説

久我有加  七瀬 

大好き芸人シリーズ

私も漫才編の方が馴染みが深いので嬉しいです。大御所レベル→バンデージ、安定の中堅→パイロットランプ、若手人気ナンバーワン→オレンジグミ、この成功者達のゲイカップルコンビの話は読んだ方が芸人シリーズをより楽しめます。「何でやねん」と「月も星もない」と「君が笑えば世界も笑う」は全て2冊組でこのグループ達について詳しく書いた主流のシリーズと言えます。

でもお笑いを諦めて別の道に進んだ人の話や裏方に…

3

愛だ恋だと騒ぐなよ 小説

久我有加  七瀬 

『芸人シリーズ』久々の漫才系です……ああ懐かしい

おなじみの『芸人シリーズ』ですが、久々の漫才系です。
古の久我さんファンのみなさま!
パイロットランプが出て来るよ!オレンジグミも!
大御所のバンテージや表面張力も町(攻め。東京で活動するマルチタレント的ピン芸人)と祐(受け。大阪でMCとして名を上げ東京進出したピン芸人)の話題に上ります。
もう懐かしくて懐かしくて。
いやー、みんな、漫才冬の時代を生き抜いて頑張っていたのねぇ……久しぶり…

4

愛だ恋だと騒ぐなよ 小説

久我有加  七瀬 

ストレスなく読めて、東京と大阪の対比が楽しい!

シリーズ未読ですが全くもって問題ありません!

ピン芸人同士の恋なのですが、
芸人というよりマルチタレントみたいな感じかな。
東京×大阪なので標準語と関西弁の掛け合いも楽しかったです。

本編は大阪から上京してきた・祐(受け)目線で進みます。
そして、書き下ろしは攻めの町(まち)視点です。

本編では、なぜ町が祐に興味を抱いたのか伝わり難かったのですが、書き下ろしを読んで理解でき…

4

愛だ恋だと騒ぐなよ 小説

久我有加  七瀬 

受けにメロメロな溺愛攻めが、存在だけでツボなのです

芸人シリーズの新作で、東京の売れっ子芸人×大阪出身のピン芸人になります。
シリーズと言いつつ、単品で問題無く読めます。

ちなみに、芸人シリーズ既読の方は、バンデージとか表面張力とかお馴染みの面々がちょくちょく登場する為、そちらでも楽しめるのではないでしょうか。
これ、オレンジグミの滝本も良き先輩として登場しますが、忙しい主人公を心配して「無理するなよ」と言いつつ、その後に「都留が心配する…

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