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6/10(合計:91件)
安堂ろめだ
chikakumaco
ネタバレ
時代物 × オメガバース。 トピで健気不憫受け、というので紹介されていたので、買いました。 時は欧化政策の一環で、鹿鳴館が建設された頃。明治時代半ば。財閥の御曹司、征爾は、見世物小屋の下働き、マヤと出逢う。マヤはおそらく混血の子で、Ω。不思議な髪の色をしている。見世物小屋の興行主に折檻されている様子を不憫に思った征爾は、マヤの元に通い、マヤにも自分が仮住まいしている宿へ来る様に誘う。え⁈ さっ…
ひみた
BLを読み出した頃からずっと気になっていた美しい表紙。セールを機に購入しました。 絵とストーリーはクオリティが高いとは言えませんが、文明開花期のオメガバースという掛け合わせのアイデアと、作品の雰囲気が素晴らしいです。 オメガバース作品の中でもこの作品のオメガ(ヒートの様子から“サカリ”と呼ばれる)差別描写はショッキングです。世に知れ渡っていない身体のしくみはきっとこういう風に、ただ淫らなも…
おぶもいもい
いろんな格差が多い時代のオメガバース。 容姿が一般的でないという理由でひどい差別を受けるマヤ。 町でも見世物小屋でも、それはそれはひどい扱い。 しかもこの時代Ωは忌み嫌われる存在であるが、マヤもまたΩだったのです。 とにかく仕打ちが酷すぎて、マヤが不憫で胸が痛むし平田が憎いしで感情が乱れました。 征爾との出会いで生きることに希望を持てたこと、笑顔になれたことが本当に良かった。 虐げ…
地味リーマン×バー店員のお話。 衝動的に始まった関係だったけど、どんどん心がミチルを求めていく吾妻。 きっと同じ気持ちでいてくれるだろうと思っていた吾妻だったが、ミチルは他の男とも関係を持っていると知る。 誰にも埋められない風穴があいている、という意味深発言からミチルの過去が明かされていく…。 いつも明るく振る舞う子の闇は本当に切なくなりますね…。 吾妻に明かした過去は壮絶で、簡…
目標もない、やりたいこともなりたいものも見つけられないすばる。 だからただ楽な方に流されて、のらりくらり生きているけれど、このままではダメだという焦りもあり‥。 すばるはきっと、焦りと諦めがごちゃ混ぜになると無気力になるタイプなんでしょうね。 プラス強がりで負けず嫌いっていう‥ でもそれは根っこの脆さを隠すためなのかな。 これまではたしかに甘ちゃんだったところもあるかもしれない。努力も足…
碧雲
「明治時代のオメガバース」って、珍しいと感じて選びました。 作者は、主人公をとても過酷な生き様に設定しています。 身寄りのない混血風の外観のマヤはとても綺麗な子だけど、異端扱いされて、見世物小屋で奴隷以下の暮らしを強いられていた。 理不尽な暴力、強要される性的奉仕。・・こういうのを 不憫受け というのですね。気の毒なことに、マヤはどれだけ苛められても、傷を負っても、瀕死の際迄いっても命を…
ぷれぱーる
あらすじにあるようにDVや乱交、そして薬物を使った輪姦……と、辛いシーン満載で胸が苦しくなりました。 けっこう痛い作品なのですが、受けの救済のストーリーでもあるので読後感は悪くないです。 今まで読んだ先生の作品の中では一番好きでした。 真面目なサラリーマン×ビッチなバー店員 不動産屋に勤務する吾妻は、偶然入ったバーの店員・ミチルと一夜の関係をもちますが、後日ミチルが客として会社…
Hyaku
わたしは主人公のすばるくんと似たようなところがあり、読んだ今現在もそのような状況下にあります。 あすかに対し『どうしてそこまで出来るんだ』と思うシーンがあるのですが…まさにわたしが日頃、"何かの、誰かの、自分の未来、そのようなことの為"一生懸命になり、頑張っている方々に抱いている感情でした。すばるくんの灯台は"お母さん"でしたね。元々、灯台があったから…
アンジー
初めて読んだ安堂ろめだ先生の作品です。 安堂先生は絵が丁寧で、スッキリしているので読みやすいです。 オメガバース設定です。 渚財閥の御曹司 渚 征爾(α)と見世物小屋の奴隷 マヤ(Ω)のお話。 舞台は、明治時代。 母親に捨てられ飢餓だった幼いマヤは見世物小屋 平田座の主に拾われました。 そして、平田座で奴隷同然の扱いを受け、暴力と性的奉仕を強制される日々。 そんなある日、道に…
ルナ2
受けの子が見世物やのおじさんにいじめられているのを見るのは辛かったけど、攻めの子が絵に描いたようにいい人で、もう、よかったねとしか感想が出てきません。 こういう健気系&ハッピーエンドは大好きなので、私のツボを突いた話だなと読み終わったあとの満足感がすごいです。 (個人的に攻め子のお父さんが良い人で嬉しかった) 絵もすごく綺麗だし、作者さんの他の作品も読みたいなと思いました。