のきようこさんのレビュー一覧

こぼれた余白 コミック

のきようこ 

「よかった」を噛みしめる

『食って、飲んで、セックスしよう』
帯の何気ない一文が読後に沁みてくるお話でした…!
明日も生きようと思える何かがあるって素晴らしい。

いやホントね、タイトルも帯も秀逸としか言えない。

生きる目的を失い、何もかも捨てて、死のうと決めた日。
死に際に引き留めてくれた通りすがりの男と暮らす時間。
予定通り死のうか生きようかと選択までの余白時間。

そんな中で些細なことが生への執…

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ミーのキラー コミック

のきようこ 

なるほどお茶の間ファンタジー

あとがきによると日常に溶け込むお茶の間ファンタジーらしいです。とても納得の穏やかさ。天使と天使に見守られて育った子供が大人になって再会?し、とある目的に向かううちに恋に落ちてしまうお話。
天使ギークの葛藤や戸惑いが丁寧に描かれていて良かったです。基本甘利視点なのでギーク側の心理描写は少な目なんですが、小さなやりとりからいろんな感情が伝わってきます。だんだん人間らしくなっていくギークに萌えました。…

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あれよ、あれよ コミック

のきようこ 

鉄板の可愛さ!

おバカヤンキーと秀才優等生!鉄板の組み合わせ!!
柘植のあっけらかん我が道つらぬくタイプだけど、大滝にやり込められちゃうとこ可愛い!大滝も皆に優しい優等生タイプと思ったら、勉強頼みに来た柘植をバッサリ切ったり言うことも皮肉が効いてて、からかい方もなかなかのくせ者。柘植のピュアぷり頑張りに少しずつ毒気が抜けてモダモダし始めるの可愛い!
真逆と思ってた2人が受験勉強を通して距離が縮まって、何食わぬ…

0

あれよ、あれよ コミック

のきようこ 

思ったのと逆カプでした

ヤンキー君がかわいくて絵もお話もめっちゃ好きーってヤンキー受けだとばかり思っていました。
どう考えても金髪ヤンキーはど受けでは?
で優等生モテ男は攻めじゃない?
えーなんで?ちゃんとちるちるでチェックしておけばよかった、、
はじめは優等生が攻めてたよね??
ちょっと嫌な予感しましたがまさかの逆カプでした。
それでものきようこ先生は読むの
「10年目の初恋」の後ニ作目ですが
よい!好…

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しましまのシネマ コミック

のきようこ 

G PARTY

映画館円シネマにまつわるオムニバス作品

◾️1 先輩の嘘つき
高校時代に振るときの「俺も自信ないし」ってセリフが素直で好感を持ったら、実のところ全然素直ではありませんでした。長年の両片思い、クールなふりした里広が物凄く純平に振り回されてるところがかわいい。

◾️2 二回目は僕から
山下のマークのダサさ笑

◾️3 今日から義孝さんて呼びます

◾️4 海辺のリンゴめっちゃ泣…

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10年目の初恋 コミック

のきようこ 

方言が良い

どうしようもない奴の男前発言の威力!

サクッと振られた初恋相手が離婚、再会から軽いノリで付き合うことに。
嬉しいけど不安、繋ぎ止めたいけど…って受けが思い悩むとこから、言葉にしないとと実行する攻めの甘潔さ!ちょっと方言の入った言葉での2人の掛け合いが楽しく、2人の可愛さに悶えました。

0

しましまのシネマ コミック

のきようこ 

世界は愛で満ちている(1人を除いて)

作家買いで、『10年目の初恋』と一緒に購入してまいりました。

古い映画ばかり上映している映画館。
そこを訪れる人々のオムニバスです。
6話+描き下ろしという構成で、5話目と最終話以外は1CP/1話の読み切りでした。
先輩後輩の再会あり、教師と生徒の再会もあり、とばっちりからの出会いあり、クラスメイトに、長い初恋ありと盛りだくさんです。

個人的に順位をつけるなら、
1位 クラスメ…

1

10年目の初恋 コミック

のきようこ 

ノンケとゲイの壁

『あれよ、あれよ』と『ミーのキラー』が良かったので、作家買い。
「男性」というものを描くのがすごく巧い作家さんだなあと思います。

手抜きしているわけじゃないけど、基本的に気が利かない。
行動で伝わっている「つもり」だから、あえて言葉にしない。
自分が空気を読むのは苦手だけど、「流れ」で理解してもらおうとする。

そんな「よくいる男性」像を具現化したようなまこちゃん(29)。
彼女…

4

あれよ、あれよ コミック

のきようこ 

このヤンキー推せる

お初の作者さんの作品でした。
試し読みで面白そうだったので購入。

クズな父親の代わりに家を継ぐことになったヤンキー高校生の拓殖が国立大学に入るため、クラスメイトの大滝に勉強を教えてもらうところから始まるストーリーです。

お互いに印象は最悪で「いけすかない」「ヤンキーとか話すのもイヤ」と思っているのですが、勉強中に手コキされて…というあるある展開でした。
それから「あれよ、あれよ」に…

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ミーのキラー コミック

のきようこ 

じんわり心に沁みる優しい作品

すごく良かった…。

この一言に尽きます。

世界にささやかな幸せを贈る天使のギート。
彼がうっかり落としてしまった光輪を拾って、体に取り込んでしまった5才の甘利。
光輪を返してもらうために、甘利が大人になるまで見守り続けたギートが、20才になった甘利の前に姿を現すというファンタジーです。

表紙にのきさんの作画の持ち味が出し切れていないのが、残念で仕方ない!
本編はストーリーに…

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