もちの米さんのレビュー一覧

思春期エトセトラ コミック

もちの米 

コミカル

気になっていて積ん読してたんですが、ようやく読みました。
コミカルな作品でなかなか面白かったです。

寡黙であまり表情を変えない主人公、龍吉ですが、幼なじみの乙哉のことが好き。脳内であれやこれやHなことを妄想ばかりしています。
実は乙哉も龍吉のことが好きで両思いなのですが、それに全く気づかず。ある日乙哉に告白され、現実なわけがないと暴走した龍吉は、妄想の延長で乙哉をめちゃくちゃに抱いてしま…

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けものあそび コミック

もちの米 

獣から人へ

「俺のおにくちゃん」を読んで、こちらも。
千明の元カレのヤバい奴、将輝が主人公となるスピンオフです。
千明と煌も出てきて、千明が将輝にも受けの翼とも話す場面がありますし、やっぱり前作を読んでからの方が楽しめるかなと思います。

とは言え、将輝が何故暴力的なヤツになってしまったかや、翼との出会いから関係を深めて行くまではこちらにしっかりと描写されていますので、単体でも大丈夫です。

坊ち…

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俺のおにくちゃん コミック

もちの米 

おにくちゃんがツンデレ可愛い

「はるがきた」に次いで読んだもちの米先生の作品でした。
タイトルがよく分かんなくて、しばらく寝かせてあったのを後悔。とても面白かったです。

高校時代に太っていた煌は自分を振った(?)1つ年上の千明を見返すためにダイエットし、千明が入った大学に入学するが…という攻め目線から始まるお話でした。
出会い系で再会した千明との関係が始まるのですが、千明がポチャ専だったり怪しげな元カレの存在が2人の…

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けものあそび コミック

もちの米 

(私の)心臓にブッ刺さって抜けねえ……

まずこの作品はわたしが読んできた全ての商業BLの中でぶっちぎりのドタイプ性癖漫画である。
私一度読んだものを二度読み返すことはまじでそうないんですよね。
にも関わらず「けものあそび」は多分20回以上は通しで読んでる。最早怖い。
神経伝達物質の何かが作用して脳がレビューを書けと命令してくるので、少ない語彙をフル活用して書いてみます。

まず攻ですが、もちの米先生の別作品「俺のおにくちゃん」…

2

はるがきた コミック

もちの米 

あたたかい

表向きあまり影は感じないけれど、読み進めるうちに何やら重ためな予感…
訳ありでヘルスボーイをしているのはわかったけど、さくらがあまりにもほんわかしていて危機感を感じさせない性格だったからこそ、過去やストーカーの存在にちょっとびっくりしてしまいました。
父親や教師のせいで歪んでしまったさくらの心を考えると本当に切なくて…
楓との出会いが変わるきっかけになったことは良かったなと思います。
で…

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俺のおにくちゃん コミック

もちの米 

おにくちゃんは本当に優しくて可愛い……。

 シリアスとコミカルのバランスが絶妙。
 物語自体は重めなのに、随所に登場するプルンプルンのホルモンみたいなモブおにくちゃんと、それに目をキラキラさせてときめいている千明に、緩みかけた涙腺をきつく締め戻されます(笑)

 高校時代、勉強も運動も出来ないくせに、お金持ちで上から目線の物言いしかしない煌(攻め)。なのでクラスメイトから嫌われており、よく一人美術室で絵を描いていました。そんな煌に、…

1

けものあそび コミック

もちの米 

不器用

将輝の暴力は不器用さの表れで
本当は殴りたいと思っていない。
っていうのが結構刺さりました。

翼は急に家を出てきたりストーカーをするような衝動的な部分はありますが
いつも冷静に自分も周りも分析していますよね。
だからこそ、自分の「殴られたい」とは
根本から違うということに気付いたんだろうと思いました。

前作を読んでいなかったので
わからないところもありましたが
この作品だ…

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けものあそび コミック

もちの米 

暴力も非暴力も愛なんて

「自分は人間なのか 獣なのか」
自分の性癖について戸惑い絶望が滲む翼
感情を表に出さない威圧的な将輝
人に暴力を振るう将輝
父の言いなりになってきた翼
二人は二人でいたからこそ救われ、人(彼ら其々が人と認める人)になれたのだと思いました。

もちの米さんの作品全て読みました。
孤独の描き方や瞳の複雑な表情、可愛い手書き文字が大好きです。
泣き顔や台詞の訴える力が凄くて、苦しくなる…

1

はるがきた コミック

もちの米 

心が温まった

あまり幸せとは言えない二人が出会うお話でした。
信じて必死でやってきたことが、意味が無かったと気づくことは言葉では表せない辛さだと思うんです。
気付いたら自分には何も無かったと絶望感を味わっている攻めと、壮絶な過去を乗り越えてきた受けのお話なので途中少し辛い描写もあります。
そういう辛い過去を乗り越えて幸せになる話が好きなので、とても良かったです。

受けの仕事がらお決まりのすれ違いはあ…

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はるがきた コミック

もちの米 

いくつかの孤独の話。特にお薦めです

「自分が必死にやってきた唯一のものは
生きていく上で何の役にも立たないと」

Kindle Unlimitedにてあまり期待せず読んでみたものの、心を持っていかれて読みながら泣き、思い出しては枕を濡らしました。BLだと思って読む作品ではない気がします。
青年漫画の雰囲気もあり、夜読むと滲みるように静かだけど笑えます。
地雷のある方は必ずいくつかレビューを読んで確認してから。

表紙や…

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