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木原音瀬 あじみね朔生
せやかて工藤
搾取とかDVとか、安易な不憫要素は一切なし。実直な恋愛小説。BLに求める胸のヒリヒリが詰まっている
水原とほる あじみね朔生
渋茶
ネタバレ
2008年7月に刊行された3冊のうちの一冊。 う~ん… BLを読んだという満足感とは程遠い。 異母兄弟の攻め受けって格好のシチュエーションだというのに、肝心の愼一郎と志乃に対してタブー萌えって気持ちが湧かなかった。 何だか『愛人の子を受け入れざるを得ない心の闇』って切り口で感じ入るところが大きかったかな。 作中では政治家の妻として表向き賢くとも、愛人の子(受け・志乃)には正直に葛藤や…
やびはる
ちるちるの質問箱で、美しいことの松岡さんと似た受けが出てくる作品を質問したところこちらを教えてもらいました。 まず、リストラされた×リストラしたの組み合わせ本当に最高です。私は受けがステータス高い作品が性癖で普段から強気受け、高飛車受けを好むのでクリーンヒットでした。 でも、それだけじゃないです。やっぱりなんていうんですかね、、。木原先生の描く受けってなんかもう本当にいじらしくて可愛いんで…
高塔望生 あじみね朔生
ふばば
ザ・BLって感じで面白かったです。 決して悪い意味じゃないんだけど、一昔前の雰囲気。 主人公はアパレル老舗企業エトワールの新社長・秋津。 初代の父と後継者の兄を相次いで喪い、全く畑違いの宗教史研究者で大学の准教授だった秋津が急遽跡を継いだのだが、エトワールは経営の危機。 買収ファンドのサティール・ホールディングスのやり手社長羽澤に投資を依頼するが… …という冒頭。 羽澤は秋津にカラ…
仕立て屋さんBLはコミックスでも小説でもいくつか読んでいて、そのどれもが結構好み。 そして本作も… とっても心揺さぶられてしまいました。 母子家庭で育ち、一人で自分の進む道を紳士服の創り手として思い定め、フランスでの辛酸を舐めた苦労を経て今では東京で独立を果たしている河原清見が主人公。 ある日、病に倒れた社長の跡継ぎとして急遽ビジネスの世界に放り込まれた「御曹司」・三木恭介がスーツ…
松田美優 あじみね朔生
しろたん9610
電子版、挿絵あとがきなし。Kindle版はunlimited対象です(2020年12月現在)。 心がヒリヒリするような、どうしようもない恋に溺れていく感覚を味わえる良作で、非常に楽しめた。松田美優先生は著作数は少ないながらも、独自の世界観があり、唯一無二の作家さんだと思う。 舞台設定がまた、BLとしては非常に独特。オシャレな都会のオフィスだったり、きらびやかなお屋敷とかじゃない。地方のうらぶれ…
ましゅ
リストラされた職場の元上司が自分のバイト先に通い詰めているところから物語は始まります。 いい大人同士なのに、くすぐったくなるような初々しさ。 そこに猫がプラスされ素敵な時間を共有できます。 受けの榛野は情に流されず効率重視で動ける有能な男。 それは日常生活でも同じなはずが、谷地が絡むことにより歯車がズレていく。 相手を意識するほど、胸を張れるいつもの自分らしさがおかしなものに変わ…
ひみた
「たくさんあげたから、お腹がいっぱいになったはずだ。あの鳩は今晩、寝床できっといい夢が見られるよ」 そこまでネタバレはありませんが一応付けました。 木原さんのお話では地獄や性悪な人間を読むのが楽しく、「ほっとする」「癒し」は求めていなかったので後回しにしてしまっていたのです。それが読んでみたら本当に素敵で。無駄を省き合理的な現代人の榛野と同じように、ほっと谷地さんに癒され、家に居つきたくな…
東雲月虹
何度も読み返したくなるお話ですが 間を空けると序盤の谷地さんが気の毒なのと 坂口に「あいつは(榛野が)リバだから楽しいでしょ」って言われて リバを若者の流行言葉だと思ってしまうどノンケ谷地さんに わぁああああってなってしまうんですよね。 そして「坂口てめぇ何言ってくれてんだ!」になるまでセットですww 途中まで、リストラされた43歳の悲しさが書かれているので 妙な話ですがBL作品と意…
かわい有美子 あじみね朔生
青い空白い雲はるか彼方
大人の恋愛が仕事をしながらじっくりゆっくり進んでいく。 過去の出来事から慎重になり身を引こうとするイギリス男性に、奥手で淡白そうな日本男児が積極的に動いて恋愛関係になだれ込んでいく様が新鮮だった。 二人がとにかく穏やかな性格なので、揉めることなく、お互いに思いやっている雰囲気が素敵だった。 伯爵夫人の靴をめぐるストーリー、「なぜデパート側は無償で夫人に靴を渡したのか」は納得出来るいい話で、今…