義月粧子さんのレビュー一覧

愛しているなら離れるな 小説

義月粧子  森平夏生 

高校生時代から、社会人になって

年月が経って愛情が推移していくのがリアルでした。高校生時代から始まって、社会人まで2人を追う事が出来ます。
BLで高校時代に恋人になった2人が大人になって、どんな風に変わるのかって、読者の想像の中だけで終わる事が多いので珍しいです。
義月粧子さんは、結ばれて終わりじゃなくて、その後もリアルに追求していくので、夢を見たい派には厳しいかもしれません。
だからこそ、現実味がある地に足のついたカップ…

3

運命を喰らうとき 小説

義月粧子  須賀邦彦 

なんでこう、受けが悲惨なのかしら

受けが悲惨という意味では、義月さんの小説にかなうものはめったにない気がします。
なにせ、攻めがヒドイ。
誤解とか勘違いとかじゃなく、単純に攻めがヒドイんですよ。
で、攻めにムカつきつつも、受けに感情移入して、もどかしい気持ちを持て余しながら読み進むことになります。

ストーリーについては、もう少し丁寧さが欲しかったなァと思います。
主人公ふくめて不思議な能力を持つ男たちが登場する軽いSFなんですが…

1

加速する視線 小説

義月粧子  有馬かつみ 

地味受けの思いが報われる

文章が上手いだけに、ぴったり好みにはまると萌えました!
受けがあまり冷たくされず、攻めが受けに惚れこんだ上で、反省があると萌えられるみたいです。受け冷遇タイプで作品によって落差が激しいので、油断は出来ないのですが。

酒造メーカーのマーケティング・江崎圭輔 モテ系鷹揚攻め×旅行会社専務・森中匡邇 地味気丈受け
高校の時は地味なタイプだった森中は、男女共にモテていた江崎に憧れを抱いていた。

1

恋はこれから始まる 小説

義月粧子  雪舟薫 

ノンケとゲイ

高校生の同級生同士で、ノンケ攻めとゲイの受けで、リアル感があって切ない話です。

津川鉱(高校3年)モテ系俺様単純攻め×遠山智文(高校3年)気丈大人受け
こうちゃんとは幼馴染で、高3になってクラスが一緒になって。
目立つタイプの鉱といることで、智文も注目される。
智文は地味だけど、自分だけは彼の魅力がわかるっていう感じが魅力的で、つきあえばつきあう程に味が出るタイプで、話題豊富で頭もいい…

0

俺と奴の対峙する関係 小説

義月粧子  朝南かつみ 

義月粧子さん!他の作品も読みたい作家v

呉服屋の息子×旅館の次男
幼なじみでライバル同士。
ライバルといえどもなんか熱血とかじゃなくて
ふたりともクールでプライドが高い。

朝南かつみさんのイラストが、また萌えーっv
攻めの和服姿にクラクラしました。
またTシャツにジーンズのときも良かった(*´д`*)

顔良し、頭良しの、プライドの高い男同士
ずっと交じり合うことなく過ごし
再会して関係が激変するんですが
やり…

3

リーガル・アクション 小説

義月粧子  有馬かつみ 

外国ドラマみたいな雰囲気

7人の男弁護士事務所で、全員美形でゲイかバイを宣言しています。
これが外国ドラマになったら壮観だろうなと、思わされました。
お仕事描写がリアルで、それに仕事が出来る男達の恋愛が絡み、ちょっとお涙頂戴も有で、読み応えがありました。

ついに、所長の恋愛と過去が明かされるという事なんですが、全くリンク作品だなんて知りませんでした。
3部作の完結作品になるようですが、1話完結なのでここからでも…

1

恋に落ちる記憶 小説

義月粧子  須賀邦彦 

見た目に似合わず、甘えん坊

ガタイが大きいので、可愛い系の受けを探しているように見えるけれども、本当は大人の攻めに甘やかされたい!っていうゲイの子が受けです。
今回の受けは冷たい扱いをされていないのですが、精神的に子供すぎて受け付けなかったです。

広告クリエイター・坂根 S攻め×アパレルメーカー事務・成末久人(25)M受け
ゲイのパーティーに、前から憧れの人だった坂根が来ていて、ドキドキする久人。
どうせ友達の可…

0

タイミング 小説

義月粧子  杜山まこ 

誤解に次ぐ誤解で、切ない

2本立てで、どちらも攻めにイラっと出来る事は多分間違いないです。
地味だけど実は優秀な受けが自分もゲイなのに、ゲイ嫌いの差別主義と誤解される話と、合格請負人の凄腕な家庭教師の受けが好きな子とする時の為の実験に使われる話です。
さらっと書いただけでも受けの立場がとても切ない事は、わかると思います。

チームのリーダー・西垣剛 傲慢俺様攻め×プログラマー・杉山直哉 地味健気受け
杉山はチーム…

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ホーム・スウィート・ホーム 小説

義月粧子  桜城やや 

攻めが優位なタイプ

仕事描写も上手くて文章も読み応えがあるのですが、義月粧子さんの作品が苦手な理由が判明しました。
周囲や攻めから、受けが冷たい扱いを最初にされる。特に攻めからの意地悪や言葉が、萌えや愛を感じるレベルじゃなく冷たい。
自分から思いを告げる受けの立場が、圧倒的に弱い。
それに反して、いつも攻めはたいした労力もなく、健気な受けをちょっと謝るだけで簡単に手に入れる。受けの苦節に対して、あまりにもお手軽…

4

こんな男でよかったら 小説

義月粧子  紺野けい子 

酷い攻めと甘え上手な従兄弟に囲まれた受けの悲哀

酷い攻めという評判を聞き、怒りを味わおうと思って読んでみました。覚悟していたとはいえ、聞きしに勝るものでした。
受けが攻め以外ともするので、苦手な方はご注意。

金持ちの坊ちゃま・今中鷹哉(高3~大1)俺様攻め×大月嘉輝(大学1~2)真面目一途受け
従兄弟の譲から代理デートを頼まれて行ったら、体育委員をしていた時に好きになった鷹哉がいた。
その後も本命を整理するまでに振られたら困るので、…

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