義月粧子さんのレビュー一覧

すべては彼の手の中に 小説

義月粧子  桜城やや 

展開が早すぎる

高校3年の杉原宰は代打で出席した球技大会のテニスで、生意気な新入生の青木和貴を打ち負かします。それ以来宰に付きまとうようになった青木は、宰の読みたい貴重な蔵書と交換に「ひと夏の付合い」を持ちかけます。奔放で傲慢な青木に好奇心のまま流されるように抱かれてしまい、宰は青木との行為に溺れるのですが・・・。
相手が複数いるのが当たり前の自由奔放な遊び人×クールな受けということで面白くなりそうではあったの…

1

甘い絶望の夜を捧げて 小説

義月粧子  梨とりこ 

一葉、できすぎ!でもそこがいい

あとがきにもありますが、幼馴染みで主従関係である、ヤクザの組長の息子とヤクザのお話です。

長い長い片想いのお話でもあります。

ヤクザを継ぎたくない息子・隆俊と、組長に恩義のある一葉。
子供の頃は兄弟のように育った二人が離れ離れになり、再会し、結ばれるまでが描かれていますが、ヤクザの世界だからこその上下関係に雁字搦めにされていたり、謀略や襲撃、拉致などのサスペンス含みであったりと、なか…

1

俺と奴の対峙する関係 小説

義月粧子  朝南かつみ 

結局、初恋同士なのね~

評価が高かったので読んだのですが…皆様に同じくの評価でした。
面白いです~。

攻・黒田剛士
受・志岐顕之

幼馴染で同級生。
子供の頃からのライバル関係。

人当たりがよくオープンな性格の黒田と、神経質で他人を寄せ付けない志岐と。
正反対の2人です。

高校時代、黒田がゲイであることを知ります。
志岐はそれに対して特に何かを思うことは無かった。
「ふうん」てな程度。

6

甘い絶望の夜を捧げて 小説

義月粧子  梨とりこ 

幼馴染の主従もの

普段あまりヤクザものは読まないのですが、これは久々によかった・・・!
主人公二人は幼馴染で両想いにもかかわらず、家のことに縛られてお互い言い出せないまま十何年も表面的には主従関係を貫いているわけです。隆俊への熱い想いを抱えたまま、強姦されても襲撃されても大怪我したって隆俊を守ろうとする一葉の健気過ぎる姿が泣けます。また、淳也が登場してからの二人がくっつくまでのジリジリとしたせめぎあいもよかったで…

6

薔薇色の罠 小説

義月粧子  奈良千春 

ドSなバーのマスターと、女王様受けのお話。だがしかしあまりドSではなかったw

「琥珀色の誘惑」のスピンオフ作品。
8割の客がゲイというバー『S』のマスター磯谷のお話。
『S』は、オーナーの道楽ではじめたようなバーなのに
客は上客ばかりで、ちょっとした上流階級のゲイのたまり場w

前作では、ドSだという触れ込みがあった磯谷の
お相手は一流老舗ホテルの時期社長候補の秋吉。
ちょっとお目にかかれないような美人!
磯谷もかなりの美形なので、大人の美形対決といったとこ…

3

琥珀色の誘惑 小説

義月粧子  奈良千春 

王道v調教シンデレラストーリーも奈良絵なら甘すぎず楽しめるのでは?

火事でアパートを追い出されリストラで仕事もなくし
暗い生い立ちで、頼れる人もいない圭司(受け)が
酔った勢いで紛れ込んでしまった高級バー『S』
美しい遊びなれた大人のオーナー櫻崎(攻め)に見初められ
なんでも与えてもらえるvという王道ストーリーなんだけどね。

圭司(受け)は、ドウテイv
髪型から服装まで
なにもかも櫻崎(攻め)に仕込まれていく
調教シンデレラストーリー。

0

甘い絶望の夜を捧げて 小説

義月粧子  梨とりこ 

命に代えても

色に例えると月の銀色と夜の黒を思わせる内容でした。
ずばり主従関係とまさに「命に代えても!」あ、ホストじゃないですよ(苦笑)
義月さん、ヤクザもの初めてなんですね。
うまくこなれていました。

一葉は母の犯した罪を償うためにヤクザ組長の息子隆俊を守る役目を幼いころから担わされます。
一葉が、引き取られるいきさつのお話がまた泣かせます。
もう、かわいそうだけど健気なんです。貰い涙してし…

3

愛しているなら離れるな 小説

義月粧子  森平夏生 

高校生時代から、社会人になって

年月が経って愛情が推移していくのがリアルでした。高校生時代から始まって、社会人まで2人を追う事が出来ます。
BLで高校時代に恋人になった2人が大人になって、どんな風に変わるのかって、読者の想像の中だけで終わる事が多いので珍しいです。
義月粧子さんは、結ばれて終わりじゃなくて、その後もリアルに追求していくので、夢を見たい派には厳しいかもしれません。
だからこそ、現実味がある地に足のついたカップ…

3

運命を喰らうとき 小説

義月粧子  須賀邦彦 

なんでこう、受けが悲惨なのかしら

受けが悲惨という意味では、義月さんの小説にかなうものはめったにない気がします。
なにせ、攻めがヒドイ。
誤解とか勘違いとかじゃなく、単純に攻めがヒドイんですよ。
で、攻めにムカつきつつも、受けに感情移入して、もどかしい気持ちを持て余しながら読み進むことになります。

ストーリーについては、もう少し丁寧さが欲しかったなァと思います。
主人公ふくめて不思議な能力を持つ男たちが登場する軽いSFなんですが…

1

加速する視線 小説

義月粧子  有馬かつみ 

地味受けの思いが報われる

文章が上手いだけに、ぴったり好みにはまると萌えました!
受けがあまり冷たくされず、攻めが受けに惚れこんだ上で、反省があると萌えられるみたいです。受け冷遇タイプで作品によって落差が激しいので、油断は出来ないのですが。

酒造メーカーのマーケティング・江崎圭輔 モテ系鷹揚攻め×旅行会社専務・森中匡邇 地味気丈受け
高校の時は地味なタイプだった森中は、男女共にモテていた江崎に憧れを抱いていた。

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