義月粧子さんのレビュー一覧

指先で辿る恋 小説

義月粧子  藤井咲耶 

本当にいてほしい時に、側にいてくれる人がいるのは幸せだよね。

絵が余り好みでないので、つい避けておりましたが、むつこさんのレビューで読むことを決心。
本当によかったですよー!!

何がよかったかって、仕事をする者同士、色々苦労はあるもののキッチリと仕事はしていて、ミラクルなストーリー展開もなくて、着実に主人公達が歩んでいく姿ですよね。
要は堅実な話の作りなのですが、主人公達の気持ちが痛いほどにストレートに自分の中に入って、訴えかける、現実感を伴った恋…

4

運命を喰らうとき 小説

義月粧子  須賀邦彦 

あえて厳しく評価

攻・神矢武刀 30代後半?
受・狩野笙一 20代後半?

この作品、BLですがSFファンタージーの設定もあります。

子供の頃に両親を事故で失った笙一。
損傷の酷い遺体を見てしまった時から、不思議な夢を見るようになった。
夢の中では何かの力に襲われるのだが、両親の声や誰かの声が守ってくれた。
15歳になると同時にその夢を見ることはなくなり、忘れてしまった笙一。

20代半ばにな…

1

まちがいねえな 小説

義月粧子  高井戸あけみ 

義月さんの描く受けに、私メロメロです

受けの健気さとオトコマエっぷりに、メロメロになってしまいました。
義月さんの作るキャラクターの魅力は、たいてい受け>>>>>>攻めなんですよね。
たまに、「腐女子は受けの側に自分を置きかえながら読む」という意見を目にします。これ、一理あるとは思う。少女漫画における恋愛ものと同じような感じ。やたらかっこいい攻めにひたすら溺愛されてる乙女受けな作品も多いし。
けど、私の場合、受けが「攻めと対等に張り合…

2

こんな男でよかったら 小説

義月粧子  紺野けい子 

自分勝手な恋愛模様が、あまりにもリアルで夢がない。

かわいこちゃんの従弟の代打デートしたら
自分の片思いの相手♂だった・・・

自分は、代打。

片思いの相手は、従弟にぞっこん。

わかっているのに、誘われたら抱かれちゃって

って話なんですけど。

家庭環境が複雑で親の愛情を受けられなかった従弟は
そんなに特別なのだろうか・・・
かわいくて人を虜にする術に長けてるだけで
中身は本当に最低な従弟。
ちっともかわいそうじ…

3

タイミング 小説

義月粧子  杜山まこ 

すれ違いの描き方が神でした

少しのタイミングのズレがいくつも重なることによってすれ違っていく二人。
すれ違いものはよくありますが、ここまで説得力のあるすれ違いを描いた作品はめったにないと思いました。

受けの思いが、攻めにだけじゃなく、周囲にまったく伝わっていないことが、誤解が膨らんでどうしようもない状態に追い込まれていく様子が、めちゃくちゃ切なかった。受けのその不器用さが愛おしくてたまらなかった。
『俺と奴の対峙する関係』…

1

指先で辿る恋 小説

義月粧子  藤井咲耶 

オススメ超オススメ

キュンキュンしまくったよー!!
私的殿堂入り作家さんです、義月粧子さん。
まだそんなにたくさん読んでないけど、振り返ってみるとやたらと神率の高い作家さんになってます。
私好みなのだ。

この作品は、義月さん初心者にオススメです。
なぜなら攻めが浮気者じゃない、俺様でもない。
これは珍しいことですよ~w
リーマンものなんですが、なにより重要な点として、「仕事と恋の両方のバランスが良い」って点を挙げて…

8

かくも強引な彼に俺は 小説

義月粧子  朝南かつみ 

キャラは濃いのになかなかアッサリ

これって義月さんの本ですよね?って確認したくらいエロがあっさりでびっくりしました。
ですがキャラはなかなかひと癖もふた癖もあってこゆ~い人々でした。
何と言っても朝南さんの絵が、カッコよすぎなんですよ。

表紙は表題作のカプでなくて「冷淡な彼」のほうで、中表紙のカラーイラストが「強引な彼」のほう。
これからも見てわかるように、「冷淡な彼」のほうのヒゲのキャラが全てを喰っちまってるんですわ…

1

情牙の爪痕 小説

義月粧子  須賀邦彦 

Vシネマのようで・・・

「破壊の爪痕」の続編。
着流しの日本画家・遠山と、元やくざ・梁瀬のその後のお話。
前作で一難去ってやれやれだったわけですが、今作では遠山の元カレ、華原組組長・一乗寺と、公私にわたり世話になっている遠山のいとこ、二階堂修司社長にかき回されて、(まぁ、もっぱらかき回しているのは二階堂だけなのですが。)梁瀬が身を引こうとして・・・

アマアマラブラブなシーンからはじまって、不穏な空気をまとってき…

1

失恋のあと、恋は始まる 小説

義月粧子  雪舟薫 

葉山の恋人が明らかに!

義月粧子さんの作品にしては非常に珍しいパターンで、攻めに誠意がある話です!
リンク作があって『恋はこれから始まる』鉱ちゃん×遠山智文に出ていた親友の葉山が、この話でメインです。ちゃんと2人も出てきて、腐れ縁が続いているのが嬉しかったです。
あとがきによると『ミスリーディング』もリンク作らしいのですが、あらすじを見る限りでは繋がりがつかめなかったです。
受け攻め交替の匂いがあるのと、葉山が受け…

3

ラヴソング 小説

義月粧子  あじみね朔生 

切なさがつまったラブソング

受けが毎回酷い立場なので身構えて読んだ所為なのか、後半に攻めが少し身をわきまえる?からか、今回は途中からは意外に軽めで読めました。
攻めが節操無しだったり、受けに酷いのが苦手な方は、ご注意。

大学生・大津 マイペース抱擁攻め×高校生・祐介 繊細受け
大津は兄の親友で、双子の自分達を見分けられる人。
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