義月粧子さんのレビュー一覧

仕事とエロと、ときどき感傷 小説

義月粧子  御景椿 

好みすぎました

不憫受けが大好物なのですが、大抵女々しく弱々しいという私の苦手な
タイプの受けが多く、自分をしっかり持ってる男らしい受け好きな自分としては、不憫と男らしい受けが一緒に存在しているこの作品は本当に神でした。
しかも、攻めに不遇な扱いを受けて、受けが諦めて去った後に、自分の気持ちに気づいて逆に受けを追いかける攻めのパターンもものすごく好きなので、まさに好みの宝庫みたいなお話でした。

この主人…

1

やばいキスほどいい 小説

義月粧子  秋山 

作者買いしてはいますが

この作品はざっと書かれた感じで、なんとなく詰めが甘い気がしました。

ツンツンした美人キャラの八重樫。世界的企業プレアデスの監査部で、仕事熱心ながらも憎まれ役の部署で、他の社員には煙たがられている。
一方、護衛班にいる瀬尾はたくましいイケメンということになっている。

二人は、憎まれ口をたたきながらも、事件に巻き込まれたりしつつ、たまにエロいこともしつつ、仲良くなっていく、というストーリ…

0

泣かせて、おしえて 小説

義月粧子  梨とりこ 

泣かせて何を教えるのでしょう

甘くて怪しいレッスンのひと時と報われないだろう想いに身を焦がす青砥くんが主役の物語です。
パタンナーを目指す苦学生のゲイ。
友人には恵まれ目標のために一生懸命ないい子です。

お相手は服飾関係の会社を経営する一族の御曹司の久住さん。
セレブで美丈夫、将来有望なバイ。

そんな久住は青砥君の好みのタイプで一目で気にいってしまったのですが久住は遠恋中の彼氏持ち。
なのに浮気公認だからセ…

3

駆け引きはバーにて 小説

義月粧子  サマミヤアカザ 

ここにもいた!人魚姫

同じ作者様の人魚姫救済劇第2弾、だそうです。
第一弾『傷痕に囚われて』とは全く関係ないお話ですが、人魚姫萌えのある作者好みの展開は私も大変好みで同好の士であることを再確認した作品でした。

高校の頃の片思いの相手には、可愛い恋人がいて他所には目がいかないくらいラブラブ。
その上あろうことか図書室でのエッチ現場まで目撃してしまうんですから最低です。
数年後に思いがけず再会します。

攻…

3

傷痕に囚われて 小説

義月粧子  周防佑未 

健気な人魚姫の恋が成就するまで

誤解から攻めに憎まれ別れたのち再会し誤解が解け後悔して溺愛される受けと言う展開は好きなパターンです。

この作品では、攻めの将来を考えて別れる決意をした受けが気持ちを残さないために徹底的に嫌われて別れることを画策し別れてもなお思い続けるのです。
自分が汚れ役を引き受けることによって、蔑まされようとも好きな人の幸せを願って傷だらけになって守り通す健気で深い愛です。

攻めが窮地に追い込まれ…

2

オメガの発情警戒領域 小説

義月粧子  花緒ト綸 

発情シーンはたっぷり

義月さんの作品は好きなんですが
個人的には今作はあまりハマらなかったです。

小説でオメガバースを読み慣れていないせいかな…?
ストーリーが王道だっただけに
文字上だけだと時折NLを読んでる気分になりました。

ストーリーが悪いというわけではないのですが
個人的には受けのキャラクターが好意的に読めなかったので中立であげます。
(辛口のみのレビューですが"しゅみじゃない&…

4

オメガの発情警戒領域 小説

義月粧子  花緒ト綸 

(義月先生で)こんなに受けに甘くて意地悪が手ぬるい攻めって珍しいです

オメガバース+シンデレラストーリーになります。
に、いかにも義月先生らしい捻りをプラスって感じでしょうか。

義月先生ですが、いじわるで経験豊富な攻めにですね、恋愛下手な受けが翻弄されると言うパターンがお得意でして。
で、実は・・・と、攻めの真意が最後に分かり、散々ヤキモキした読者を歓喜させてくれると言うか。
ただこのパターンだと、ここまでの攻めの酷さをですね、覆すだけの強力な+αが必要…

8

やばいキスほどいい 小説

義月粧子  秋山 

たまに無性に読みたくなる

義月さんの作品の攻めは受けに対してだけとても意地悪。体の関係もあるのにわざと傷つけるようなことを言って泣かせる。その後「可愛いから虐めたくなるんだ」みたいな展開になって最後には身も心もハッピーエンド。でもその過程での受けはかなり可哀想。ツンデレで仕事もできる人のことが多いので途中で泣き言も言わず限界まで我慢しちゃう。

BLの受けを愛する者としては酷い攻めに対してイライラしてしまうんですが、ス…

2

琥珀色の誘惑 小説

義月粧子  奈良千春 

ストレート

特にひねりはないです。
職を失い、家も火事になって住むところもなくなった主人公。どこかで読んだような気がする設定。宮崎葵さんだったか?あれは読むのがしんどい作品でしたが。

こちらはいわゆるBLという感じで、拾ってくれたバーのオーナーに気に入られる、というそれだけといえばそれだけのお話でした。
冷たいけどしっかり者のバーのマスターが、もうちょっと活躍するとかしてくれると、展開があって面白か…

0

オメガバースの双子素数予想 小説

義月粧子  星名あんじ 

この攻め二人、エロ時とラストにしか存在価値が無いよヽ(`Д´#)ノ

こちら「オメガバースの不完全性定理」のスピンオフになります
共通して出てくるキャラはいますが、今作だけで問題無く読めます。

で、今回の主人公ですが、前作で「過去に痛い経験をしていて」みたいな事がチラッと書かれていて、気になっていたんですよね。
とは言え、あらすじからエロ特化のライトな3Pものを想像してたので、こう、想像以上に不憫で切なくて・・・。
ただ、心に傷を持つ主人公が、悩んだり迷…

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